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南国の陽気な風:地域活動支援センターかふぇらて

南国宮崎から精神障がい当事者が地域で自分の持っている特性を活かすことを、お互いサポートしたり、支え合うことを、日々実践する居場所としての地域活動支援センター「かふぇらて」から発信するブログ


【3月8日】コミュニケーションスキル講座(相手に上手く伝えるには!) [2025年03月08日(Sat)]
今日のプログラムは、コミュニケーションスキル講座(相手に上手く伝えるには!)でした。
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コミュニケーションスキルを高めることで、自分の体調や意見を的確に伝えられるようになり、相手の理解につながることで、日常生活において良好な人間関係が作れることになります。スキルを高めるためにみなさんと話し合うことをメインに実施されています。

今日のコミュニケーションスキル講座は、「自分の呼ばれ方」について話題がありました。
参加者の近況報告として… 訪問看護の場面や診察の場面で「Aさん」と呼ばれているのに、「君(きみ)」「彼」「あなた」と呼ばれる事があり、なぜかな?と疑問に思われたようです。 講師自身も看護師であるため、個々の場面はそれぞれ違うと思われますが、と断りを入れさせていただいた上で、お伝えした事があります。

医療職者、特に精神科病棟によくありがちなのですが、医療者と患者の関係が長きに渡ることもあり、次第にその距離感のあり方が「近く」なる事がしばしばあります。医療者−患者間の関係性が近くなることは必ずしも悪いことでは無いのですが、近くなりすぎてしまうことで、あだ名や「ちゃん呼び」してしまったり、名前で呼んだりしてしまう場面を臨床の場面では目の当たりにすることもあります。
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これについては、無意識に患者さんを自身の下に置いてしまう観点からの呼称ともなり、呼ばれた方は馴れ馴れしさや、見下されたように感じられる方もいらっしゃいます。そのため、私は基本的には(姓+さん)で呼ばせていただくのですが、他の医療者の方々も同様に一定の距離感を感じさせてしまう呼び方に聞こえてしまうこともあるかと思うことを説明させていただきました。

プログラム後半では、先月話し合った課外活動について、幾つか『行ってみたいところ』を挙げてもらいましたので、それらをもとにたたき台を作成しました。それをもとに話を進め、次回の活動では街中を散策していくことになりました。活動の時間で、と制限はあるのですが、デザートを食べたり、新しくできたスポットをみんなで回っていきたいと考えています。
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利用者の方が、お菓子を提供してくれました。
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