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南国の陽気な風:地域活動支援センターかふぇらて

南国宮崎から精神障がい当事者が地域で自分の持っている特性を活かすことを、お互いサポートしたり、支え合うことを、日々実践する居場所としての地域活動支援センター「かふぇらて」から発信するブログ


【12月3日】クロスロードゲーム(違いを認め合う!) [2020年12月03日(Thu)]
午後のプログラムは、クロスロードゲーム(違いを認め合う)
でした。

身近な問題をクイズ形式にして、答えをイエスかノーか、とい
う2択にして、それぞれが選んだ意見を言って、違いを知ると
いうゲームです。
自分の考えを伝えるということが大事だし、他の参加者の意見
も聞いて自分の意見の修正など参考になる意見を聞くことがで
きることが、参加者には好評なプログラムになっています。

クロスロード2.jpg

今日は、京都、琴の音、鳥、電車、テニス、納豆、などに関し
て、好きか、嫌いか聞いて、今年はコロナで始まりコロナで終
わりそうなので、コロナに関してよかった、悪かった、コロナ
の時期の通院に関して、困った、困らなかった、といったこと
を質問しました。

クロスロード3.jpg

コロナに関して、よかった意見は、お金を使わなくなった。
悪かった意見は、怖い感じ、行動が制限された。
通院に関して、困った意見は、毎回チェックシートを書かされ
る、待合室の椅子が足りなくなる、検温が面倒などの意見が出
て、困らないの意見はありませんでした。

クロスロード.png

<クロスロードゲームの効果>
どんな場合にでも「正解」になるような設問は、クロスロード
には含まれていない。正解を学ぶのではなく、「こちらを立て
ればあちらが立たず」という考えや、「いろいろな考え方の人
がいる」ということ、そしてどんな状況下でも「自分なりの答
えを出して前に進まなければならない」ことがこのゲームの本
質にある。このゲームの特性を活用することで、レジリエンス
に必要な「予測」する力、「ハザード知覚」をする力、ノンテ
クニカルスキルの要素である「状況設定」、「意思決定」、
「コミュニケーション」をする力が身に付くと考えられる。
さらに、プレイヤー同士で意見を交わしていく中で、コミュニ
ケーションが促進されることが期待できる。
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