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難病ソリューションズ

単に医療・福祉の受け手ではなく、難病・希少疾患患者の持つ価値を社会に発信し、人材活用・就労支援をプロデュースします。働きたい難病患者と、人材を求める企業や団体、教育・研究機関などをマッチングするネットワークづくりの拠点となります。

介護保険:公的保険でサービスが対応しきれないとき

[2016年05月22日(Sun)]
自助・共助・公助た政府は言います。しかし、現代の家族形態や暮らし方では家族内での介護は生活が破たんしてしまいかねない状況にあります。ご近所も限界集落と化し、隣近所に助け合える余裕もありません。

介護保険では高齢者が対象の主体ですが、特定の疾患、たとえばリウマチ、ALS,脊髄小脳変性症などの難病の人は40歳以上になると介護保険の第2号被保険者として対象に含まれてきます。そんな中で、介護度の軽い人は、公的介護保険サービスから外されて地域包括ケアへ移行するような流れになってきました。要するに地元にあるNPOなどがやっているサービスを使ってくださいという話の様です。使いたいサービスが地域に十分に存在するのか、費用の自己負担は生活を支えるのに適した持続可能なものなのか、気になるところです。

 ガイドブックの中では保険外サービスは裕福な人だけが使っているわけではないことを強調しています。ただ、紹介事例を見る限りでは特別な時で、「日常」ではないように見受けられました。
地域包括ケアシステム構築に向けた公的介護保険外サービスの参考事例集・保険外サービス活用ガイドブック