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難病ソリューションズ

単に医療・福祉の受け手ではなく、難病・希少疾患患者の持つ価値を社会に発信し、人材活用・就労支援をプロデュースします。働きたい難病患者と、人材を求める企業や団体、教育・研究機関などをマッチングするネットワークづくりの拠点となります。

難病講演会 周南 参加報告

[2015年03月15日(Sun)]
平成27年3月14
日、山口県 周南総合庁舎にて、山口県健康増進課が主催する、「難病講演会」が開催されました。今回のテーマは、かつて希望の多かった就労支援の現状と課題
 就労支援に携わる各方面:山口労働局職業安定部職業対策課、山口障碍者職業センター、ハローワーク徳山、障害者就業・生活支援センター ワークス周南、難病相談支援センター(山口県では各保健所・健康福祉センターに配置)、当事者団体の「難病ソリューションズ」がそれぞれ、制度の説明や支援の実際について、また、難病患者就労実態調査の結果につき発表しました。
 制度で、どこまで何が使えるのかといった関心の高さを反映して、会場には約90名の参加者で一階フロアはいっぱいになりました。主催者の話によれば、就労できている人は参加者のうち約20名で、あとは働きたくても就職できない人ばかりであるとのことでした。IMG_2994.JPG

 いくつか問題点が明らかになりました。
 難病患者の就労に関しては、障害者と同様の制度(ハローワークの「障害者求人」)が一応は利用できるが、法定雇用率にカウントされない手帳を持たない難病患者は、現実問題としては雇用してもらえないことが多い
 外出=通勤が大きな壁であるが、在宅の仕事を支援する制度は、まだ整備されていない
 各機関が似たようなことをやっているが、ワンストップにもなり切れず、情報が共有されていない。
 企業の難病患者雇用に当たっての要望なり条件なりが、難病患者を雇用することに関しては全くハローワークや障害者集合・生活支援センターでつかめていない。(難病ソリューションズが、県内の企業を対象に、難病患者を雇用することに関してアンケート調査を実施したが、回答率が非常に悪くて、企業の難病患者雇用に対する関心の低さを反映していると思われる。)IMG_3003.JPGIMG_3007.JPGIMG_2993.JPG

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