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脊損への幹細胞治療、実現目前か【米国整形外科学会】

[2016年06月10日(Fri)]
医療情報サイトm3からの情報を転載します。


 脊髄損傷に限らず、さまざまな病気の治療に再生医療が使える日が早く来てほしいですね。
脊損への幹細胞治療、実現目前か【米国整形外科学会】
文献レビューで各種幹細胞の評価示す      米国学会短信
 2016年5月18日 (水)配信

 米国整形外科学会(AAOS)は脊髄損傷に対する幹細胞治療についての文献レビューを紹介した。Journal of the American Academy of Orthopedic Surgeons誌4月号に掲載。同学会関係者は「脊髄損傷患者への幹細胞治療に関する質の高い基礎研究やヒトでの臨床試験が進行中で、同治療は実現可能な望みとなっている」と述べている。
 米国では毎年約23万人が、生活が一変するような急性の脊髄損傷を負っている。幹細胞は、自己複製能と多分化脳を持つことから脊髄損傷の有望な治療法と考えられており、神経細胞死の抑制や残存細胞の増殖、損傷を受けた細胞を置換しうるといった効果が期待されている。
 トーマス・ジェファソン大学のGregory D. Schroeder氏による各種幹細胞についての研究結果に基づく評価は次の通り。
 ・間葉系幹細胞(MSC)は骨髄から採取できる主要な幹細胞で、細胞死につながる炎症反応の亢進を抑制する。脊髄損傷患者へのMSC治療による機能回復の成績は一定していない。
 ・末梢神経系幹細胞は神経成長因子を分泌し、細胞増殖を促進するとともに一時的な細胞作用を持つ。有望な試験成績は限られているが、感覚機能を著しく改善した一方で運動機能の改善は認められなかったとの結果もある。
 ・ES細胞については議論が続いているが、この幹細胞は復元力が強く、多くの動物実験によって炎症反応の抑制や細胞増殖の促進などの効果を持つことが示されている。脊髄損傷患者を対象とした臨床試験はほとんど発表されていない。
 ・成人の皮膚細胞から得られる人工多能性幹細胞(iPSC)は、脊髄損傷治療への応用が研究され始めた新しい幹細胞だが、現在のところ臨床試験の結果は発表されていない。動物を使った初期研究では、倫理上の問題を伴わずにES細胞と同様の効果をもたらすことが示されている。
関連リンク
• New Literature Review Assesses Benefits of Stem Cells for Treating Spinal Cord Injuries


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