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特定非営利活動法人しあわせなみだ 
代表 Happy Tear 中野宏美のブログです。 
しあわせなみだの活動から、女性や福祉に対する
想いまで、色々発信しています。

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どうして人の善意を悪用する人がいるんだろう[2011年02月09日(Wed)]
とっても残念なことがありました。

私がご縁をいただいている方が、あるDV被害者支援団体に寄付をしました。
その団体は、集めた寄付で基金をつくり、DVに遭った方にお金を貸付又は支給することで、自立を支援している、ということでした。

ところが寄付金入金後、領収証の発行を依頼したところ、発行を断られました。
また、寄付先として書かれている住所と、電話のつながった場所がまったく異なっていました。

「これはおかしい」と感じていろいろ調べてみたところ、会の実態はなくなっていることが分かりました。
以前はある程度活動していた時期もあり、公的なセンターにチラシも置いていました。
ただ、その時から、トラブルもあったとのこと。

この経緯を複数の公的機関に相談してみましたが、相手が企業ではなく、お金を出すことを強制されたわけではない、そして詐欺という証拠がない(記録が残るメールなどは一切ない)ため、対応できないということでした。

どうして人の善意を悪用する人がいるんだろう。
DVや性暴力に遭った方を応援している民間団体は、たとえ法人格がなかったとしても、資金が不足していても、その中で何ができるかを必死に考え、日々取り組んでいるところがほとんどだ。
そんな団体や人を、私はたくさん知っている。
それが私が活動を続ける支えにもなっている。

でも、こうして、人の善意を悪用する人がいる。
今回寄付金を入金した方だけでなく、DVや性暴力に遭った方を応援しているすべての団体や人、そしてなによりDVや性暴力に遭ったすべての方を裏切っている。
本当に悲しい。むなしい。くやしい。

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*「しあわせなみだ」ウェブサイトはこちら
http://shiawasenamida.org/
*twitter nakano_hiromi
https://twitter.com/nakano_hiromi

Posted by 中野宏美 at 06:02 | ブログ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

見せるところと隠すところのバランス[2011年02月01日(Tue)]
性暴力について、これまでメディアで取り上げられる機会はなかなかありませんでした。
これは性暴力の分野は、メディアにおける「見せるところと隠すところのバランス」が、とても難しいからだと感じています。

まず「性」を取り上げるということ。
性は本来プライベートなものです。
その体験を他人にさらすことに抵抗のない人はほとんどいないのではないでしょうか。
そして性暴力の情報は、出し方によっては性欲を満たすものにもなりえます(性暴力関連の裁判だけを興味本位で傍聴する「傍聴マニア」は、そのことをとてもよく示していると思います)。

また特にDVに遭い加害者から身を隠している方は、公に顔も名前も所在も明らかにすることができません。
「しあわせなみだ」でも、女性施設の女性をヘアサロンのカットモデルとして紹介する「Beautiful Tears」を手掛けていますが、ご協力いただいているヘアサロンを公にすることができません。
それは加害者がヘアサロンにやってくる可能性があるからです。
「本当に素晴らしい取り組みをしてくださっているのに・・・」と本当に残念な想いです。

そして性暴力に遭っているのは女性が大半であり、この背景には「ジェンダー」と呼ばれる「社会的につくられた性」があります。
例えば「女性は男性に従うもの」「強い男はカッコイイ」「おしとやかな女性がカワイイ」と行った価値観や、「男性は外でバリバリ働き、女性は家で家事をする」といった、性別役割等があります。
これが「男性は性を使った暴力によって女性を従わせてよい」という誤った解釈となり、性暴力を許す社会を生み出しています。
このため、性暴力が起こる理由を説明するためには、ジェンダーに触れることが不可欠ですが、ジェンダーの考え方が浸透している中で「なるほど」と思えるように伝えていくことは、とても難しいです。

こうしたことが、性暴力がメディアで取り上げられる機会を少なくしてきたと感じています(これに加えて「性暴力を取り上げても視聴率が取れない」ということも、もちろんあるでしょう)。

でも、隠すべきところはもちろんありますが、社会に知ってもらうべきところもたくさんあります。
性はすべての人に関わる問題。
だからこそ、性暴力という人権侵害、社会問題の存在を1人でも多くの方に知ってもらうことが、性暴力をゼロにする第一歩、そして「愛ある性行為」を増やし、「愛のない性暴力」をなくす「力」になると感じています。

見せるところと隠すところのバランスを考えながら、もっともっと伝えていく必要があります。

「しあわせなみだ」はこれまでと異なる形で性暴力ゼロを伝えていきたい!と思います。

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*「しあわせなみだ」ウェブサイトはこちら
http://shiawasenamida.org/
*twitter nakano_hiromi
https://twitter.com/nakano_hiromi

Posted by 中野宏美 at 06:19 | ブログ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

身内への暴力なら許されるのか[2010年02月15日(Mon)]
性暴力被害ゼロネットワーク「しあわせなみだ」が取り組む性暴力被害の背景には、暴力を許容する風土があります。

最近も、とても気になることがありました。

大相撲元横綱・朝青龍が、初場所中に泥酔して知人男性に暴行したことが発覚、引退しました。
当初朝青龍が暴力を振るったのは、個人マネジャーとされていました。
このため、横綱審議委員会では、「殴ったのは身内」ということで、朝青龍の所属する高砂部屋に、処分を任せていました。
しかし、実際に暴行したのは別の男性で、鼻骨骨折などの重傷を負わせていたことが分かりました。
殴っていたのが他人であった、ということで、横綱審議委員会では対応を再度検討。
引退勧告を出す前に本人が辞表を提出したため、受理する、という結果になりました。

気になったのは、「暴力を振るったのは身内ではなく別の男性だったので、対応を再度検討することになった」という点です。
もし身内であれば、暴力は許されるのでしょうか。

性暴力被害は、夫婦、親子、親族、恋人といった、身内間でも起こります。
夫婦間の暴力を「夫婦喧嘩」、子どもへの暴力を「しつけ」、恋人への暴力を「愛情表現」などということは、身内への暴力を許しているからです。

「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律」(通称「DV法」)
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H13/H13HO031.html
は、配偶者からの暴力の防止と被害者の保護を目的として、定められました。
「児童虐待の防止等に関する法律」
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H12/H12HO082.html
は、保護者からの虐待の禁止と子どもの権利擁護を目的として、定められました。

他人同様、身内に対しても、暴力はあってはならない。
このことを私たち一人ひとりが認識することが、暴力を許さない風土を醸成します。

Posted by 中野宏美 at 08:05 | ブログ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

Merry Christmas![2009年12月25日(Fri)]
メリークリスマス!


あなたにとって素敵な1日になりますように。

「しあわせなみだ」ブログ、2009年は今日が最後です。
2010年は1月12日から再開しますので、引き続きお立ち寄りいただければ光栄です。

今年1年お世話になりました。
良いお年をお迎え下さい。
そして来年もよろしくお願いいたします。

Posted by 中野宏美 at 08:20 | ブログ | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

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