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特定非営利活動法人しあわせなみだ 
代表 Happy Tear 中野宏美のブログです。 
しあわせなみだの活動から、女性や福祉に対する
想いまで、色々発信しています。

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性感染症は道徳では語れない[2010年11月29日(Mon)]
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アジアの女性と子どもネットワーク
http://www.awcnetwork.org/
が主催するトークセッションに参加してきました。

テーマは「大切なものはなんですか?〜子どもたちの性をめぐる状況を考える〜」
講演者は村瀬幸浩さん(一橋大学講師)でした。

長年に渡り大学で性教育を行ってきた村瀬さんの話は、大変勉強になりました。

1.道徳と性感染症は無関係
2.避妊・性感染症予防のない性行為は性暴力
3.子どもの人権は大人が守る

【道徳と性感染症は無関係】
AIDSをはじめとする性感染症に対して、「不特定多数と性行為をするからだ」等といった「道徳観」から考える人が少なくありません。しかし、愛する1人の人と性行為をするだけでも、相手が感染しており、感染予防をしなければ、自分も感染します。逆に不特定多数と性行為をしても、相手が感染していなければ自分も感染しません。道徳と性感染は無関係であり、大切なのは「性感染予防に対する正しい知識を持ち、実践しているか」なのです。

【避妊・性感染症予防のない性行為は性暴力】
望まない妊娠や性感染症。その背景には「望まない性行為」すなわち「性暴力」があります。避妊に応じてくれないことや、性感染症予防をしてくれないことで不安を感じる。自分の感じる不安が「暴力」であることに気づけば、その後どのように行動すればよいかが明確になります。

【子どもの人権は大人が守る】
子どもたちに性に対する正しい知識を伝えるのは私たち大人の責任です。現状は、学校で「性行為」という言葉が使用できないため、「自分はどうやって生まれてきたのか」「性感染症にならないためには」といったことが伝えられません。また子どもたちの間にある「カップル幻想」(恋人がいないとみじめ)や「セックス幻想」(セックスから愛が始まるのだから辛くても我慢)が、知識のない中での無防備な性行為につながり、結果として望まない妊娠や性感染症の拡大につながっています。こうした姿を見て大人たちは「自己責任」として子どもに責任を押し付けています。「子どもの人権は大人が守る」ことを自覚し、正しいことを伝えていく場が必要です。

私自身、このトークセッションで初めて知ったことも多く、まだまだ勉強不足だと感じました。
自分の性、相手の性、そして未来を担う子どもたちの性を守るために、まだまだできることがたくさんあるように思います。

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*「しあわせなみだ」ウェブサイトはこちら
http://shiawasenamida.org/
*twitter nakano_hiromi
https://twitter.com/nakano_hiromi

Posted by 中野宏美 at 05:52 | 性暴力被害:セミナー | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

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