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特定非営利活動法人しあわせなみだ 
代表 Happy Tear 中野宏美のブログです。 
しあわせなみだの活動から、女性や福祉に対する
想いまで、色々発信しています。

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性は「恥ずべきもの」ではない[2010年11月26日(Fri)]
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性教育研究会が主催する勉強会に参加してきました。
テーマは「児童福祉施設における性教育と司法面接」。
講師は以下の方々でした。

■第1部 北沢杏子さん(アーニ出版、性を語る会代表)
http://www.ahni.co.jp/
「性教育は人権教育〜児童・生徒への性教育模擬授業を通して〜」
■第2部 仲真紀子さん(北海道大学大学院文学部教授)
「事実の確認と子どものケア〜司法面接と多職種連携〜」
http://cogpsy.let.hokudai.ac.jp/labs/nakalab/

↓勉強会の詳細はこちらです↓
http://youmonken.board.coocan.jp/?m=listthread&t_id=41

性の分野の最先端で活躍されている方のお話は、大変勉強になりました。

1.なぜ性に「恥ずべきもの」という価値観を持つのか
2.性教育が行われないことで犠牲になるのは子どもたち
3.誰が何を支援するか

【なぜ性に「恥ずべきもの」という価値観を持つのか】
子どもが性に対する関心を持ち大人に尋ねた時、どのような対応を取るでしょうか。「そんなのは早すぎる」「いやらしいことを考えるんじゃありません」等、性から遠ざけようとする対応、決して少なくないのではないでしょうか。こうした対応が、性は「恥ずべきもの」という価値観につながります。性を知ることは自分の生を知ることです。人権としての自分の性、異性の性を理解することが、存在意義の確認、かけがえのない自分への気づきにつながります。

【性教育が行われないことで犠牲になるのは子どもたち】
学習指導要領では性教育に関するたくさんの制限があります。例えば学校では、「性交」や「セックス」という言葉は使えません。このため子どもたちは、自分たちが生まれてきた方法を公的に学べません。結果として「ポルノやAVが教科書になる」「AIDSの感染経路を学べない」「性は自分の意思に反する取り扱いをされてはならない『自分そのもの』であるという感覚が身に付かない」といった現状につながっています。性教育が行われないことで犠牲になるのは子どもたちです。

【誰が何を支援するか】
性暴力に遭った時、様々なかたちの支援があります。そこで難しいのは「心身の癒し」と「事件としての立証」が両立しづらいことです。「心身の回復」には、本人のペースに合わせて性暴力に向き合い、寄り添っていくことが必要です。しかし「事件としての立証」には、辛い体験をできるだけ早く、詳細に語ってもらうことが不可欠です。このため、心理ケアと事実確認を分けて、それぞれの立場から支援する体制が望まれます。

性教育研究会は、児童福祉施設(「児童養護施設」親と暮らせない子どもが生活する施設、「児童自立支援施設」生活指導が必要な子どもが生活する施設、等)における性の問題に、積極的に取り組んでいる会です。
施設で生活する子どもは、地域で暮らす子どもより、親をはじめとする大人たちから、性暴力に遭っている割合がとても高くなっています。
これまで明らかにされてこなかった、子どもたちの抱える問題。
そこに福祉の立場からの支援を考えていくことは、私が「しあわせなみだ」を立ち上げた経緯にもつながっています。
http://ameblo.jp/nakanohiromi/entry-10203035393.html

大人の責任として、福祉を実践する者の責任として、学ぶことの必要性を、改めて自覚しました。

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*「しあわせなみだ」ウェブサイトはこちら
http://shiawasenamida.org/
*twitter nakano_hiromi
https://twitter.com/nakano_hiromi

Posted by 中野宏美 at 05:42 | 性暴力被害:セミナー | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

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