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特定非営利活動法人しあわせなみだ 
代表 Happy Tear 中野宏美のブログです。 
しあわせなみだの活動から、女性や福祉に対する
想いまで、色々発信しています。

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フェミニスト・リサーチが被害に遭われた方をエンパワメントする[2010年02月10日(Wed)]
フェミニスト・リサーチの公開ワークショップに参加してきました。

主催はお茶の水女子大学 厚生労働科研費「DV対策を中心とした、女性支援政策の効果的展開」研究班(代表 戒能民江氏)
講師はゆのまえ知子氏(DV防止リサーチ・コンサルタント/お茶の水女子大学非常勤講師)でした。

フェミニスト・リサーチとは、女性固有の経験や事象を明らかにし、その問題を解決するために、社会制度の改善、社会変革を促していくことを目的とした調査です。

性暴力被害ゼロネットワーク「しあわせなみだ」が関わる、性暴力被害に遭われた方への調査においては、調査に協力してくださる方の心身の安全性をはかる必要があります。
また調査者は、暴力の被害を経験した協力者に向かい合う(調査者と調査協力者の関係性)ということは、どのようなことなのか、調査に伴う倫理的諸問題等も踏まえる必要があり、一般の社会調査とは異なる面があります。
そこで調査をより良いものとするためにも、実施に際してはフェミニスト・リサーチの視点をもつことが有効であるとされています。

講師のゆのまえ氏は、1992年に日本で初のDV全国調査を実施した「夫・恋人からの暴力調査研究会」メンバーであり、WHO「DVと女性の健康:国際調査」日本調査研究プロジェクトチーム・メンバーとして、日本調査企画・調査員へのトレーニングなども手がけた、フェミニスト・リサーチの第一人者です。
ゆのまえ氏のワークショップからは、本当に多くの学び、気づきがありました。

1.何のための調査か
2.調査対象者は「協力者」「参加者」

【何のための調査か】
フェミニスト・リサーチは、「女性による、女性のための調査」です。女性の抱える困難な問題を救い上げ、社会に伝え、法制度化していくツールです。「どういう意味があるのか」を常に考え、テーマ決定から質問項目の設定、調査実施、集計、報告まで、軸がぶれることなく実施することが大切です。

【調査対象者は「協力者」「参加者」】
フェミニスト・リサーチにおいては、調査に回答してくださる方は、「対象者」ではなく「協力者」「参加者」です。調査者と協力者は対等関係にあります。協力者は、「自分の体験を聞いてもらいたい」「他の人に、自分と同じ想いを感じて欲しくない」「法制度を検討する上で、役に立ちたい」等、調査に協力したい理由があります。調査者には、その気持ちに応えようとする姿勢が問われます。「協力者はどう思うか」を意識し、信頼関係を構築できれば、調査は協力者をエンパワメントする力を持ちます。

参加されていた方は、フェミニスト・リサーチを実施していたり、女性を支援する機関等で働いている方が大半でした。
こうした方々と交流できたことも、とても有益でした。

「しあわせなみだ」の活動を始めてから、こうした「学びの場」「出会いの場」に多く参加させていただいています。
ブログを通じてあなたと知り合うことができたのも、素晴らしい出会いの一つです。
私にとって本当にかけがえのない財産です。
改めて感謝!です。

Posted by 中野宏美 at 15:00 | 性暴力被害:セミナー | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

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https://blog.canpan.info/nakanohiromi/archive/250

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