2020年、静岡県内に社団、財団はいくつある? [2020年03月23日(Mon)]
事務局長の小林です。
中間支援事業では、データを集める、解析するのも仕事の一つ。 ちょうど4年前の2016にこんな記事を書いてました。 「静岡県内に社団、財団はいくつある?」 今はどうなってるんだろう?と、法人番号サイトの検索機能を使って、静岡県内に現存するいろいろな非営利法人を調べてみました。ちなみに、静岡県は人口360万人です。 2016 2020(増加率) NPO法人 1301 1390 (7%) 一般社団法人 723 1127(56%) 公益社団法人 87 88 (1%) 一般財団法人 115 130(13%) 公益財団法人 101 106 (5%) 社会福祉法人 452 467 (3%) 人口約80万人の浜松市では? 2016 2020(増加率) NPO法人 270 275 (2%) 一般社団法人 113 218(93%) 公益社団法人 9 9 (0%) 一般財団法人 14 17(21%) 公益財団法人 25 27 (8%) 社会福祉法人 89 95 (6%) ※NPO法人は「特定非営利活動法人」と「NPO法人」を合わせた数です。 一般社団の伸びが大きく、浜松市ではほぼ倍増。 公益社団や公益財団はハードルが高いようで、なかなか増えません。 NPO法人は横ばい。内閣府のNPOポータルサイトでも、全国のNPO法人数は、2016年の51,521から、2020年の51,572とほぼ同じ。 一般社団は設立に11万円〜かかりますが、手続きが簡易で短期間でできることから、法人格に一般社団を選ぶ団体が増えています。NPO法人は、情報公開が義務付けられているし、報告書提出や変更申請が面倒 ![]() でも、そこにはNPO法を作った時に「情報を公開することで、市民の信頼を得る ![]() だから、公開されている情報を見ることで、「あ、この法人はきちんと活動している団体だな」と信頼度も上がり ![]() ![]() ![]() そもそも、市民が主体となる「市民社会」を目指して1998年に議員立法でつくられたNPO法人の法律と、2008年に改正された一般社団・一般財団の法律は、コンセプトが全く異なるもの。 2015年に「どう選ぶ?NPO法人、一般社団法人、一般財団法人」という記事を書きましたが、そういう背景やメリット・デメリットも踏まえて、法人格を選択していただければと思います。 関連記事:市民活動をするのに「NPO法人」は必要か? |