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「隣る人」上映間近! [2012年10月24日(Wed)]
昨日アッパレ宮崎に出てきました。
原稿よどみなく喋れたな〜合格だわぁ〜とこっそり自画自賛してたら

「それシャツ裏表逆じゃない?」

逆でした。映ってないよな・・・(ドキドキ
どうも、お久しぶりです芋色眼鏡眼鏡です。


ニューメンツのお三方にブログを上げていただいたので、触発されてわたくしも…

「隣る人」(となるひと)

tonaru.jpg
事情により親と一緒にいられない子どもたちが暮らす児童養護施設「光の子どもの家」。
ここでは保育士が親代わりとなって子どもたちと向き合って暮らしている。

生意気なムツミは、同部屋のと甘えん坊マリナと
担当の保育士マリコさんを「ママ、ママ」と取り合う。
そんな3人にクローズアップしている本作。

母親が亡くなったマリナに、「一生、死なないから」と約束してくれたマリコさん。
口が悪く、孤独なムツミに「どんなむっちゃんも好き」と言うマリコさん。


就寝の時間になって、毛布を上からかけてもらうときに
「ばさ〜ってやって!」と無邪気に笑う2人に、
幼いころのふわふわした暖かい記憶が呼び起こされました。

子どもは、絶対的な無償の愛を受け取ることで、自己肯定感を得られるのだとか。
しかし無償の愛は実の親からでなくても受け取れる。

2人の女の子たちにとって、マリコさんはまぎれもなくママである。

ああ、愛情って栄養素なんだ、
子どもってこんなに愛情を欲する生き物だったんだ。

そんなことに気づかされます。



本作では、監督は何も主張しません。

感動的な、扇情的なBGMは何も入っていないし、
字幕で何かを補足説明することもありません。

スタッフたち、そしてカメラはただ寄り添います。

この映画の製作には8年もの歳月がかけられました。

8年かけたから、「カメラに映されていることを意識した」表面のよそいきの顔はいつしか外れて
そのカメラが彼らの生活に寄り添う者になって、自然な子どもたちの姿が撮れたのでしょう。


「隣る人」は10月27日から11月2日まの1週間限定上映。
上映時間はコチラをクリック→「宮崎キネマ館 時間」
あっという間に終わってしまいそうなので、是非お見逃しの無きよう。

また、現在「聴こえてる、ふりをしただけ」という作品とどちらでも使える
共通券を販売しております。
1,200円と大変お安いので、ぜひお買い求めください。

ご来館、お待ちしております。
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