ミャウンミャ現地での活動をおつたえします(2) [2020年07月26日(Sun)]
皆様こんにちは。 理事をしております、倉持と申します。 日頃はMFCGの活動に、ご支援賜り誠にありがとうございます ![]() 現地での活動をお伝えするコーナー第2回目になります。 今回は、名知とコロナ禍のなかで嬉しかった出来事は?という会話をしていた時の内容をお伝えさせて頂きます! MFCGでは、菜園事業も行っているのですが、昨年2019年10月からの取り組みとして、モデル村である「トーイ村」において、コミュニティガーデンを構築しています。 メンバーは現在4人! 連携している地球市民の会(TPA)の有機栽培の作物栽培のレクチャーを受け、彼ら自身で野菜栽培を始めました。 2019年10月、コミュニティガーデンのメンバーは、村長に土地を借りて開墾し、ゼロから畑を作りました。 その時、MFCGとして彼らに開拓資金を貸し、返済のスタートを野菜が採れるであろう今年2020年5月から一人毎月2,500チャットと約束しました。 その後、ご存知の通り世界中で新型コロナウイルスが猛威を振るい始め、ミャンマーも例外ではありませんでした。 そのような中でしたが、彼らは着実に学んだことを実行し、毎月開催されるミーティングにも熱心に参加をしていました。 このミーティングは、「アグリカルチャーカレンダー」というどんな野菜の種をいつ購入し、植え付けるのかなどプランニングをする内容と、「アグリカルチャーレポート」という実際に行った事の振り返りを中心に話し合っています。 これは、今年の経験を来年の活動に繋げることが目的です。 この頃、名知は行政によるコロナ感染予防対策の一環でヤンゴンにて自粛生活中だった為、オンラインでの参加でした。いつものように劣悪な回線状況の中、どうにか現地の活動を把握することに努めていたそうです。 ※オンラインミーティングの画像です(ヤンゴンとミャウンミャのMFCGのナース サンサンモ―と現場トーイ村を繋いでいます) そのような中、着々と栽培は進み、いよいよ収穫の時を迎え、メンバーとその家族はまず 採れたての野菜を食べ、栄養を摂取することができました! ![]() そして、余剰分を販売することで収入を得ることができました。さらに、予定通り5月からの返済をスタートし、約束の期限より3か月も早くこの7月で返済が完了しました。 ![]() 日本の感覚では当然のことかもしれませんが、ミャウンミャの地で、彼らにとっては大きな一歩を踏み出したと名知とスタッフは感じています。 今までは、考える習慣がない日常を送っていた彼らが、志をたて、「学び」「計画」「実行」し、そして「成果」を作れたこと、そしてこれから彼らは、自分たちの力で進めていく事でしょう。 一年の節目になるこの10月に向けてあらたに次の栽培が始まっています。 更にその先には、このような成功事例を村の人たちと共有して、仲間を増やし、自分たちの村を豊かにしたい、そのような想いを持って菜園事業に励んでいるそうです。 名知とMFCGのスタッフたちはミャウンミャの地で、「彼ら自身が生活環境の課題を解決し、命を育む未来を描ける社会の実現のサポートする」という私どもの目指す姿にまた一歩近づけた手ごたえを強く感じたと話しておりました。 今後もMFCGは trial and error を繰り返しながら、現地の皆さんと共に進んでいきたいと考えています。 コロナ禍の大変な時ですが、地球上の皆さんの健康が守られ、安心して明るく健やかな毎日を送れる日が、一日も早く来ることをお祈りいたしております。 ------------------------------------------------------------------------------------------------- ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会(MFCG)への寄付・支援をお願いします→ MFCGの活動に寄付をする MFCG 団体ホームページはこちら→ ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会 MFCG facebook にも「いいね!」をお願いします→ ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会(MFCG)facebook公式ページ -------------------------------------------------------------------------------------------------- |
Posted by
鈴木
at 21:36