ミャウンミャ現地での活動をお伝えします(その1) [2020年05月15日(Fri)]
ミンガラバー。いつもご支援いただきありがとうございます。運営パートナーの金崎と申します。 MFCGでも新型コロナウイルスの影響を受けて、3月に開催予定の活動報告会が延期となり、現地での活動をお伝えする機会が少なくなっています。また、ミャンマーでも新型コロナウイルスによる外出が規制され、代表の名知が活動地に向かうことが困難な状況です。 一方で、現地では今も事業が進んでおり、このブログで最新の状況を皆さんにお知らせできないかと考えました。 第一回目は、改めてMFCGの活動地の一つであるトーイ村をご紹介します。トーイ村があるミャウンミャはミャンマー南西部の湿地帯に位置します。海に近いため、塩害で作物が育ちにくく、雨期には川の増水で道や村が水没する!という環境で村の人は生活しています。 トーイ村では巡回診療に加えて、井戸と家庭菜園を中心としたコミュニティの作成に特化した事業を進めています。家庭菜園(コミュニティガーデン)活動では、病気の予防には栄養のある食事が必要不可欠なことから、菜園事業を始めました。しかし、活動地は作物が育ちにくい地でもあるため、希望者には有機野菜の栽培方法を支援しています。MFCGでは無農薬の有機栽培を進めているので、受講希望者が農薬を使っていないことを確認し、地球市民の会(TRA)さんと連携して農薬を使用しない栽培方法(ビール、砂糖、ニンニク、ショウガで駆虫剤を作るなど)を指導しています。そして、この3月にはダイコンやインゲンなどがたくさん育ちました。この野菜を売ることで安定収入や将来に備えた貯金を作ることができます。 ![]() ![]() しかし、順調に見えるトーイ村の活動ですが、課題もあります。それは、MFCGの目標である自分たちの手で生活環境の課題を解決し、持続可能なコミュニティを作っていくことです。この村の課題である、作物が育たない雨期をどう乗り越えていくか。更には、毎年必要な菜園の種の費用をどうするか、お金を出し合い運用する仕組みが必要です。MFCGが活動する前は、村の人たちは目の前の生活で精いっぱいだったので、貯蓄や備えなどの意識を変える(考えてもらう)ことから始めなければいけません。今は新型コロナウイルスの関係で現地に入れないですが、村の中で一つ一つの課題をみんなで話し合う大切な時期なのかもしれません。 (トーイ村の井戸事業については次回報告します。) (おまけ:名知さんもヤンゴンで自粛中です!) ![]() ------------------------------------------------------------------------------------------------- ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会(MFCG)への寄付・支援をお願いします→ MFCGの活動に寄付をする MFCG 団体ホームページはこちら→ ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会 MFCG facebook にも「いいね!」をお願いします→ ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会(MFCG)facebook公式ページ -------------------------------------------------------------------------------------------------- |
Posted by
鈴木
at 18:00