MFCGヤンゴン事務所へ行ってきた [2014年10月29日(Wed)]
ミンガラバー。MFCGボランティア会員の鈴木一登と申します。 私は、栃木県の病院で作業療法士というリハビリの仕事をしています。趣味はバックパッカー旅行(貧乏旅行)です。 昨年の年末に、わけあって3年ぶりにミャンマーのヤンゴンを訪れ、その時にちょうど名知さんもヤンゴンにいて、MFCGヤンゴン事務所を訪れることができたので、この場を借りて報告します。 ヤンゴンに着いた次の日、泊まっていたダウンタウンのゲストハウスで電話を借りて、名知さんの携帯に電話をかけると、 「じゃあ、事務所からセドナホテルが近いので、17時にセドナで待ち合わせましょう。むかえにいきますね!」 とのこと。セドナホテルというのは、ヤンゴンの高級ホテルなのですが、ロンジー(ミャンマーの男性がはく腰巻き)にサンダルで入れてもらえるだろうか? ストランドホテルはロンジー禁止と聞いたことがあったので、セドナホテルもロンジー禁止で門前払いを喰ったりしないだろうかと心配しながら、待ち合わせの30分くらい前にダウンタウンのバス停に向かいました。 ヤンゴンのバス。運賃先払い。ではなく車掌が車内で運賃を回収しにくる 始発となるスーレーパゴダ前からバスに乗ったので車内は空いていましたが、次から次へと通勤帰りの人達が乗り込んできて、ヤンゴン中央駅あたりではやくも超満員になり、車内で立ったまま身動きが取れなくなりました。 バスはセドナホテルに近づきつつありましたが、通勤帰りに高級ホテルに用事がある人などいるはずもなく、さらに「ここで降りまーす!」とか「降ろしてー!」というミャンマー語がわからなかったので何も言うことができず、無言のまま過ぎゆく高級ホテルを見送りました。 結局2キロくらい先で乗り降りする人達がいたので、その人達の流れに便乗して降りることができ、歩いてセドナホテルまで戻りました。 セドナ・ホテルでは、どこかのえらい人のパーティーがあるようで、ミャンマーでは見たことがないヨーロッパ製のピカピカの高級車からセレブっぽい感じの人達が出てきており、そんななかで肩身の狭い思いをしながら名知さんを待っていると、 「ごめんなさいねー。待ちましたかー!?」と高らかな日本語とともに現れたのは、Tシャツ! サンダル! さらに乗ってきたのはママチャリ! という超庶民的ないでたちの名知さんであり、高級車のセレブと好対照でした。 それまでも何度も感じていましたが、あらためてこの飾らないところが、名知さんの魅力なんだなあ、と思いました。 ママチャリの名知さん。MFCGヤンゴン事務所の前で 思えば、名知さんに出会った当時、「名知先生」と呼んだら「先生って呼ばないでね。ぜんぜん先生じゃないから」と言われたのを覚えています。 そんな名知さんがやっているMFCGだから、一見堅苦しい「国際医療」という四文字熟語の活動でありながらも、気軽に気負いなくボランティアとして参加できているんだなあと思います。 ヤンゴン事務所にて MFCGでは、東京高田馬場の早稲田奉仕園という教会で、在日ミャンマー人のための無料健康診断を行っています。私も今まで2回ボランティアとして参加しました。 準備や段取りはそれなりにたいへんですが、始終なごやかに参加しています。終わったあとはだいたい高田馬場のミャンマー料理屋でミャンマー料理を食べて解散! 楽しくて刺激的な一日です。 2014年の健康診断 |
Posted by
鈴木
at 21:20