リレー投稿「ミャンマーに来てはじめて知ったこと」編★vol.3「人力観覧車」 [2023年06月03日(Sat)]
こんにちは!ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会(MFCG)ボランティア・パートナーの伊藤です。 今日は、私がミャンマーで見て一番驚いたものの一つ、「人力観覧車」 について紹介します。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー それを初めて見たのは、夜のダウンタウンの一角でした。ビルマ歴第8月(日本のカレンダーで11月頃)の「ダザウモン満月」という仏教のお祭り前の時期でした。寺院の周りに移動式の遊園地や射的などの屋台が並び、地元の人で賑わっていました。 「観覧車がある!」 娘が指差したそれは、人々の笑顔を乗せて、キラキラと光りながら回っていました。 (写真1)夜のダウンタウンで見た観覧車 子供のころ、父の郷里のお城のそばにあった児童用の小型観覧車を思い出した私は、乗ってみたかったのですが、長蛇の列を見て諦めました。 念願の叶う機会は、娘の学校の感謝祭で突然訪れました。明るい光の中で見る観覧車は、なんと木造。そして驚くべきことに、100%「人力」で回しているではありませんか! 1つの籠にお客さんを乗せると、若い男の子が次の籠の上側の車輪にぶら下がって、観覧車を少し回し、下りてきた次の籠にお客さんを乗せます。それを繰り返して全部の籠が一杯になると、バランスを取りながら車輪にぶら下がっていた男の子達が、腕力で観覧車を一斉に回しながら、次々と飛び降ります。大勢の若者が飛び降りる勢いで、観覧車はどんどんと勢いを増していきます。 (写真2)回る観覧車 その回る速さといったら!何人もの屈強な若者(でもみんなムエタイボクサーみたいにスリム)が全力+全体重をかけて回すので、スピードは相当なものです。気づいたら、恐怖のあまり、手すりを握りしめて絶叫していました!ジェットコースターより、ずっと怖い。景色を眺める余裕など全くなく、観覧車というよりも寧ろ360度回るパイレーツに近いイメージです。 少しずつ勢いが弱まり、動きが止まってくると、また男の子達がぶら下がってバランスをとり、順番に籠から下ろしてくれます。再び地上に降り立ったときは、「はぁー、助かった。」と本気で思いました。ミャンマーの人力観覧車、甘く見ていました。 回す側も乗る側も、それなりの危険を伴う遊びですが、日本のような娯楽の多くないこの国で、きっとみんなが楽しみにしているイベントなのでしょう。 もしまた気軽にミャンマーに行ける日が来て、どこかの街角で見つけたら、絶叫系マシーンの好きな方は、勇気を出して(自己責任で)乗ってみてください。私のように普通の観覧車の好きな方は、「人力観覧車」というノスタルジックな響きに、ゆめゆめ騙されませんよう・・・。 ーーーーーーーーーーーーーー ◎飛び入り執筆、大歓迎です! 「このテーマだったら私も書きたい」 「私はミャンマーでこんなことを体験した」 といった投稿をしてみませんか? 関心のある方は、ぜひコメントください。 ーーーーーーーーーー ●MFCG 公式インスタグラム アカウント名 @mfcgmyaugmya2015 ------------------------------------------------------------------------------------------------- ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会(MFCG)への寄付・支援をお願いします→ MFCGの活動に寄付をする MFCG 団体ホームページはこちら→ ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会 MFCG facebook にも「いいね!」をお願いします→ ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会(MFCG)facebook公式ページ -------------------------------------------------------------------------------------------------- |
Posted by
鈴木
at 22:48