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【お知らせ】
テレビ東京世界ナゼそこに?日本人〜知られざる波瀾万丈伝〜」に 代表名知の現地の活動紹介されました
放送局:テレビ東京
番組名:「世界ナゼそこに?日本人〜知られざる波瀾万丈伝〜」
日時: 2015年6月15日(月)
詳しくは こちらです
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リレー投稿「ミャンマーに来てはじめて知ったこと」編★vol.3「人力観覧車」 [2023年06月03日(Sat)]

こんにちは!ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会(MFCG)ボランティア・パートナーの伊藤です。

今日は、私がミャンマーで見て一番驚いたものの一つ、「人力観覧車」 について紹介します。

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それを初めて見たのは、夜のダウンタウンの一角でした。ビルマ歴第8月(日本のカレンダーで11月頃)の「ダザウモン満月」という仏教のお祭り前の時期でした。寺院の周りに移動式の遊園地や射的などの屋台が並び、地元の人で賑わっていました。

「観覧車がある!」
娘が指差したそれは、人々の笑顔を乗せて、キラキラと光りながら回っていました。

(写真1)夜のダウンタウンで見た観覧車
3-1.jpg

子供のころ、父の郷里のお城のそばにあった児童用の小型観覧車を思い出した私は、乗ってみたかったのですが、長蛇の列を見て諦めました。

念願の叶う機会は、娘の学校の感謝祭で突然訪れました。明るい光の中で見る観覧車は、なんと木造。そして驚くべきことに、100%「人力」で回しているではありませんか!

1つの籠にお客さんを乗せると、若い男の子が次の籠の上側の車輪にぶら下がって、観覧車を少し回し、下りてきた次の籠にお客さんを乗せます。それを繰り返して全部の籠が一杯になると、バランスを取りながら車輪にぶら下がっていた男の子達が、腕力で観覧車を一斉に回しながら、次々と飛び降ります。大勢の若者が飛び降りる勢いで、観覧車はどんどんと勢いを増していきます。

(写真2)回る観覧車
3-2.jpg

その回る速さといったら!何人もの屈強な若者(でもみんなムエタイボクサーみたいにスリム)が全力+全体重をかけて回すので、スピードは相当なものです。気づいたら、恐怖のあまり、手すりを握りしめて絶叫していました!ジェットコースターより、ずっと怖い。景色を眺める余裕など全くなく、観覧車というよりも寧ろ360度回るパイレーツに近いイメージです。

少しずつ勢いが弱まり、動きが止まってくると、また男の子達がぶら下がってバランスをとり、順番に籠から下ろしてくれます。再び地上に降り立ったときは、「はぁー、助かった。」と本気で思いました。ミャンマーの人力観覧車、甘く見ていました。

回す側も乗る側も、それなりの危険を伴う遊びですが、日本のような娯楽の多くないこの国で、きっとみんなが楽しみにしているイベントなのでしょう。

もしまた気軽にミャンマーに行ける日が来て、どこかの街角で見つけたら、絶叫系マシーンの好きな方は、勇気を出して(自己責任で)乗ってみてください。私のように普通の観覧車の好きな方は、「人力観覧車」というノスタルジックな響きに、ゆめゆめ騙されませんよう・・・。
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Posted by 鈴木 at 22:48
リレー投稿「ミャンマーに来てはじめて知ったこと」編★vol.2「テイクアウトの気軽さ」 [2023年06月03日(Sat)]

こんにちは!ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会(MFCG)ボランティア・パートナーの仲野です。

テーマに合わせて記憶を辿る中で、あんな事やこんな事あったなと思い出しましたが、今の私の行動にも影響を与えている、「テイクアウトの気軽さ」について紹介しようと思います。

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ミャンマーで外を歩いていると、何かしらテイクアウトした食べ物、飲み物を持っている人をよく見かけました。

屋台が多いから?
もちろん、日本より屋台は多いですが、それだけではなく、食堂や、もう少しきちんとしたレストランでも、テイクアウトができることが多いことも影響していたと思います。

ミャンマーで、ミャンマー人の友人や大学の先生と食事に行くと、食べきれなかったから、または、初めから寮の友達や家族に持って帰るために、「テイクアウトでお願いします」「テイクアウト、大丈夫ですか?」と聞いている場面によく遭遇しました。

日本で「テイクアウト」というと、食糧廃棄を減らすためとして、少し聞くようになり、やっと、コロナ禍で売上を確保するために、対応が盛んになってきたという印象です。
そのため、日本の普通の料理店でメニューを見ていてテイクアウトという文言を見つけると、「おっ!この店、テイクアウトできるんだ!」という特別感を感じています。

しかし、ミャンマーで、「テイクアウトはもっと気軽にできる」と知って、身に付いてしまったため、日本でも、東南アジアの雰囲気を感じると、全メニュー、テイクアウトできる前提で考えていて、テイクアウトを依頼しています。

因みに、テイクアウトをビルマ語で言うと、パーセー(ပါဆယ်)です。これは、英語のparcelが由来と教わりました。
最後に、ミャンマーでテイクアウトした食べ物、飲み物の写真を添付します!ご覧ください!

(写真1)テイクアウトの定番、タピオカドリンク
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(写真2)チキンライス
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(写真3)ラペイエとイーチャークェ(紅茶と揚げパン)
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Posted by 鈴木 at 22:43
リレー投稿「ミャンマーに来てはじめて知ったこと」編★vol.1「くだものの実のつきかた」 [2023年06月03日(Sat)]

皆さん、こんにちは!
ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会(MFCG)ボランティア・パートナーの一宮です。

今回の投稿テーマで私が書きたいこと、
それは「くだものの実のつきかた🥭」です。

日本ではスーパーでしか見たことがない南国のくだものも、ヤンゴンでは街中の街路樹(?)として、あちこちで遭遇します。
なかでも私が強く衝撃的を受けたもの順に、ご紹介しますね。

◆第3位 バナナ

1-1.jpg


これは、どう実るかご存知の方も多いと思います。
私も、日本の植物園の温室で見たことがありました。
が、街中の歩道で見かけた時は感動!
東南アジアにいるんだ〜と、肌で実感した瞬間でした。

◆第2位 マンゴー

1-2.jpg


私がヤンゴンで最初に見たくだものの木が、マンゴーでした。
自宅マンションの敷地に生えていたのです。
私は宮崎県の出身で、マンゴーといえばハウス栽培のイメージが強かったため、何メートルもある大きな木にマンゴーが鈴なりでぶら下がっていたのには、本当に驚かされました。
ヤンゴンではマンゴーの木が身近にあり、日本で例えるならば柿のような存在だと思います。

◆第1位 ジャックフルーツ

1-3.jpg


1-4.jpg


ジャックフルーツは、ドリアンのような突起のある硬い外皮に覆われた、大きな卵型のフルーツです。
標準サイズが大玉スイカくらいあるんですが、これがなんと!木に実るんです。
よくこんな重たいものがぶら下がってられるなあ…
もし落ちて来て当たったら、ただじゃ済まないよね…
そんなことを、木の下を通るたびに妄想していました。
でも上だけでなく、幹の下の方にも実がつくのが、ジャックフルーツの面白いところ。
現地にいたときは日常の光景でしたが、こうして改めて写真をみると、本当にユニークなくだものですね。
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Posted by 鈴木 at 22:35
リレー投稿「ミャンマーの食べ物」編★vol.4「付け合わせ」 [2023年06月03日(Sat)]

皆さん、こんにちは!
ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会(MFCG)ボランティア・パートナーの伊藤です。
今回のリレー連載テーマは「ミャンマーの食べもの」です。ヤンゴンに住んでいたのは、たった2年半と、他のパートナーよりミャンマーへの知識の浅い私ですが、印象に残ったミャンマー料理の名脇役、【付け合わせ】についてご紹介したいと思います。

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ミャンマー料理といえば、カレー、麺類、揚げ物のイメージが強いのですが、それらのメイン料理には、様々な「付け合わせ」がついています。

まずは、ミャンマー好きの方にはお馴染みの、シャンカオスエ。米粉の麺に、細かく切ったお肉やトマト、小ねぎ等の具を載せる、シャン族の麺類です。するする食べられて日本人の口にもよく合います。チキンベースのスープをかけたタイプと、混ぜそばのような汁なしタイプがあり、写真に映っているのは汁なしタイプです。

写真1:シャンカオスエとモンニンチン
4-1.jpg

白と赤の小皿に載っているのが、シャンカオスエ定番の付け合わせ、「モンニンチン」という発酵高菜。私は最初、箸休めだと思って、そのまま食べてしまい、「ちょっと微妙な味?」と思ったのですが、これは麺の中に適量入れるのが正解。味わいがぐっとアップします。

市場に行くと、漬物専門のお店があり、モンニンチンも量り売りしています。遠くからでも、独特の臭いですぐわかります。

写真2:市場の漬物屋さん(鈴木さん撮影)
4-2.jpg

写真3:モンニンチンの量り売り(鈴木さん撮影)
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ご飯類にも、色々な付け合わせがあります。アチンと呼ばれる酢の物は、脂っこいミャンマー料理を食べる際には有難い付け合わせ。写真4で白い小皿に載っているのは、キャベツのアチン。玉ねぎ類のアチンもよく見かけます(写真5)。また、生野菜がついてきて、ポリポリかじりながらカレー等を頂くのも定番です(写真6)。

写真4:白い小皿がキャベツのアチン
4-4.jpg

写真5:玉ねぎ類のアチン
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写真6:生野菜など沢山の付け合わせ(桂川さん撮影)
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それから、ミャンマー料理には意外にも「ふりかけ」があります!写真7は、一番ポピュラーな「バラチャウン」という小エビのふりかけ。干しエビ、フライドオニオン、フライドガーリック、チリフレーク、ターメリック、ピーナッツオイル等が入っていて、うまみのあるピリ辛味です。

写真7:バラチャウン(鈴木さん撮影)
4-7.jpg

ミャンマー人の友人と旅行に行ったとき、道端の小さな店のおばさんと話し込んでいた友人が、「今日はここで食べようよ!このお店のふりかけは、手作りらしいよ!」と言ったのには驚きました。ふりかけで店を決めるって・・・・。でも、エビや魚をカリカリにしたミャンマー式ふりかけは確かにおいしく、ご飯がすすみました。

日本のミャンマー料理店でも「ダンバウ(ミャンマー風ビリヤニ)」などを注文すると出てくると思います。見た目は茶色くて地味ですが、食わず嫌いせず挑戦されることをお勧めします!

麺類一杯だけ、ご飯とおかず一品だけ、なんて質素な普段の食事を盛り立ててくれる、付け合わせ。こういう脇役を活用して生活しているところは、日本もミャンマーも同じなのだな、と少しほっこりさせられます。
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Posted by 鈴木 at 22:19
リレー投稿「ミャンマーの食べ物」編★vol.3「米料理」 [2023年06月03日(Sat)]

こんにちは!
ミャンマー ファミリー・クリニックと菜園の会(MFCG)ボランティア・パートナーの仲野です。ミャンマー関係の仕事ができる会社におりましたが、先日、大学院の博士課程に受かり、4月からは在日外国人の医療格差について研究していきます。

今回のリレー連載テーマは「ミャンマーの食べもの」です。ミャンマー料理というと米粉麺が取り上げられることが多いですが、今回は【米料理】について書いていきます!

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まずは、【タミンジョー】!
日本のチャーハンをイメージしてください。タミン(=お米)をジョー(=炒めた)したものです。お店や、具材の仕入れ状況によって、味が変わるので、好きなタミンジョーを探すのも楽しいです。

写真1:タミンジョー
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次は、【ラペッタミン】!
日本語では、お茶の葉と米のアトウッ(和えもの)。留学中は、どこのラペッタミンが1番好みかを探るため、ひたすら食べ歩いていました。米とラペットウ(お茶の葉サラダ)、調味料を混ぜ合わせただけの料理で、お店により味が違うので、全然食べ飽きませんでした。
おしゃれな店のものより、町の人が多く集まるちょっと薄暗い店のラペットウの方が、私の好みの味であることか多かったです。

写真2:ラペッタミン
3-2.jpg

混ぜご飯ばかり紹介していますが、もちろん、【白米】も食べます!
ヒンと呼ばれるおかずと一緒に食べます。ミャンマー料理店だと、ミャンマー風カレーと訳されていることが多いです。鶏、豚、牛、羊、魚、様々なヒンがあります。ミャンマーの軽めの米に、ヒンの油をかけて食べるのが堪りません。(*美味しいお店に限る)

写真3:白米とヒン
3-3.jpg

次は、【ダンバウ】!
ミャンマー風のインドのビリヤニです。ミャンマーだと、イベントの時に出されることが多かったです。インド人街に行けば、あちこちにダンバウの看板がありました。
他にもたくさんの米料理があり、米料理からも、多様な暮らしを知ることができます。

写真4:ダンバウ
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Posted by 鈴木 at 22:13
リレー投稿「ミャンマーの食べ物」編★vol.2「アトウッ(和えもの、サラダ)」  [2023年06月03日(Sat)]

こんにちは!
MFCGボランティア・パートナーの一宮です。
昨年東京から熊本市に転居し、
あらたな生活を再スタートさせました。

今回は、MFCGブログチームのメンバーとして、
ミャンマー料理の定番のおかず、
「アトウッ」(和えもの、サラダ)を紹介しますね♪

「トウッ」とは、
ミャンマー語で「和える」の意味。
その名のとおり
たくさんの調味料とともに食材を和えるだけの、
お手軽かんたん料理です。

[写真1]ド定番「未熟なトマトのトウッ」
2-1.jpg

[写真2]これも大人気!「茄子のトウッ」
2-3.jpg

ではどんな調味料かというと…
・フライドオニオンやフライドガーリック
(↑揚げ油も使う)
・ヒヨコ豆の粉(きなこでもOK)
・ライム果汁
・砕いたピーナッツ
・スライス玉ねぎ
・魚醤
・干しエビの粉
などなど

「この味付けなら
どんな食材でも美味しくなる」
だれかがそんなことを言っていましたが、
ほんとうにその通り!

にんにくや玉ねぎの揚げ油、
そしてピーナツの香ばしさ、
魚醤や干しエビのコク、
そしてライムの酸味。
代表的なトウッの食材である、
青いトマトやつぼ草は、
これ単体だと食べにくいと感じる人も多いかもしれません。
それがこの「トウッ」にすることで
とっても食べやすくなるんです!
日本人がハマるミャンマー料理、
ベスト3には入ると思ってます。
:::
私の個人的な「BEST OF トウッ」は、
世界遺産の街バガンで出会った
モリンガのトウッ。

[写真3]思い出の「モリンガのトウッ」
2-2.jpg

聞けばバガンはモリンガの名産地。
毎年ほんのわずかな期間だけ獲れる
モリンガの若芽の部分を、
トウッとして生で食すのだそう。
季節限定だということ、
そして何よりパワーフードの若芽を
たっぷり食べられる贅沢さから、
よりいっそう美味しく感じたのでした。

ヤンゴンではたまに市場で
モリンガの若芽を目撃しましたが、
日本ではなかなか難しい…

[写真4]市場でみかけたモリンガの若芽。
2-4.jpg

大事な大事な、
ミャンマーの思い出の味です。

<お知らせ:執筆者大募集>
テーマに沿った飛び入り執筆も大歓迎です。
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Posted by 鈴木 at 21:58
リレー投稿「ミャンマーの食べ物」編★vol.1「トーフ」 [2023年06月03日(Sat)]

マトゥエダ チャービー(おひさしぶりですね)。ミャンマー ファミリー・クリニックと菜園の会(MFCG)ボランティア・パートナーの鈴木 一登と申します。普段はリトル・ヤンゴン高田馬場付近の訪問看護ステーションでリハビリの仕事をしています。

すっかり間があいてしまったMFCGリレー連載。約半年ぶりの再開です。MFCG代表の名知が活動するミャンマーという国。なじみのうすい人が多いかもしれないこの国の魅力をお伝えするために、さまざまな角度からミャンマーの文化や、自分が体験したミャンマーを書き綴っています。
テーマに沿った飛び入り執筆も大歓迎です。「そういうテーマだったら私も書きたい」「私はミャンマーでこんなことを体験した」というミャンマー愛あふれる原稿もお待ちしています。

今回のリレー連載テーマは「ミャンマーの食べもの」
ミャンマーの食べものといっても、かなり幅広いものですが、私は最近「トーフ」作りに凝っているので、ミャンマーのトーフについて書いてみたいと思います。

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 ミャンマーに行ったことがある方、ミャンマー料理店に行ったことがある方なら、トーフという食べものを見たり食べたりしたことがあるのではないでしょうか。名前は日本の豆腐にそっくりで、見た目もかなり似ています。しかし作り方はぜんぜん違います。

日本の豆腐は大豆を原料とし「にがり」を入れ、色が白いのが特徴ですが、ミャンマーのトーフはひよこ豆から作られているので色は黄色く、にがりも入れません。じゃあ日本と同じような豆腐はないのか? というと日本の豆腐によく似た食べものもあり、そちらは「ペービャー」(ペー:豆、ピャー/ビャー:ひらたい)と言われています(写真参照)。

トーフを食べやすい大きさに切って揚げたトーフジョー
1-1.jpg

すこしややこしいですが、要するにミャンマーの「トーフ」は日本の豆腐とは別モノということです。

トーフがユニークなのは、いろいろな食べ方があることだと思います。一口大の厚さに切って油で揚げたものは「トーフジョー」、和えもの/サラダとして食べる「トーフトウッ」、冷えて固まる前のトロトロあつあつのトーフを麺の上にかけて食べる「トーフヌエ」、薄く切って乾燥させた「トーフジャウッ」……。ほかにも私が知らないいろいろなトーフ料理があるかもしれません。

固まる前の温かいトーフを麺にかけて食べるトーフヌエ
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ミャンマーで広く食べられているトーフですが、もともとは雲南省からミャンマー東北部、タイ北部など幅広い地域で暮らしているシャン民族の伝統的な食べ物です。高原地帯で涼しく、冬場は冷え込むシャン州では、朝に湯気のたったトーフヌエを食べるのが定番。という話を聞いたことがあります。

私はおもにトーフの和えもの/サラダである「トーフトウッ」を好んで食べますが、トーフトウッにもシャン風の作り方と、ビルマ風の作り方があるとのことで、なかなか奥が深いです。

ヤンゴンの有名なシャン料理屋さんのトーフトウッ(トーフの和えもの/サラダ)
1-3.jpg

左側がトーフ、右側がペービャー。カチン州バモーの市場にて
1-4.jpg

シャン州ラーショーの市場で食べた本場のトーフヌエ
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トーフを作ってみたいという方には、Youtubeを見ると、作り方がいろいろ紹介されています。
私は「ムェ」というミャンマーの粉メーカーのYoutubeを参考にしています。作り方は難しくなく、ミャンマー語だけでなく英語が併記されているのでわかりやすいと思います。材料費も安いので、ぜひ試してみてください。うまくできると、トーフのおいしさにやみつきになると思います。

トーフの作り方 Yotube「Tofu Recipe by Hmwe」
https://youtu.be/WXwsbz_18nI

トーフを作る時、水に溶かして一晩おきます。一晩経つと3層になるので、上の2層を捨てます
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自分で作ったトーフトウッ。ミャンマー人の友人からは、もっとうすく切ったほうがいいとアドバイスをもらいました
1-7.jpg

次回のリレー連載「ミャンマーの食べもの」は、一宮さんが綴る「ミャンマーのあえもの/サラダ」。ミャンマーの食の世界はいつも発見がいっぱいです。楽しみにしています。


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Posted by 鈴木 at 21:46