リレー投稿「ミャンマーから教わったこと」編★vol.10 [2022年03月26日(Sat)]
こんにちは!MFCG代表の名知です。 日本は寒いそうですね・・ミャンマーは本来は乾季で一番過ごしやすい季節のはずですが・・・ ここ現地は朝寒く!フリースです。日中は半そでのいでたちです。 今回、私が個人的に感じているミャンマーから学んだこと、を書きたいと思います。 それは "人間の気持ちの変化" です。 気持ちの移り変わりを自分の感じたままに書いてみました。個人的な印象ですので 全員にあてはまるわけではありません。一般的にミャンマー人は穏やかで、大人しいと言われています。 ミャンマーは 135の多民族国家で、昔、イギリスや日本の統治下にあった時代もあります。 2004 年に初めて、私は、ミャンマーのラカイン州で医療サポートに携わりました。ここはバングラデシュとの国境沿いで、ラカイン族が多く住み、また大勢のロヒンギャの方も住んでいます。 歴史的な背景もあり、民族間の対立や想いは、根深く、私が想像する以上に複雑で理解できない部分も多く含まれていました。 今も、その想いはあります。ヤンゴンに住むとても親しいミャンマー人の友人でさえ、さらに、日本に住む近しいミャンマー人の友人に質問しても、民族間の溝が埋まるような返事はなかったです。それどころか強く否定の言葉を聞かされたのを鮮明に覚えています。 2011 年、民政移管になり、ミャンマーへの門戸が開かれました!その後の経済の成長ぶりは目を見張るほどです。 特に、商業都市と言われるヤンゴンやマンダレーなどの発展は早く、ベトナムやタイなどの様々な外国資本が参入しました。ヨーロッパなどからも観光客が来られ、そのお客のために煌びやかなホテルが立ち並びました。また、働く外国人のためのコンドミニアムもたくさん建設されました。 そんな中 私は "違和感" を感じるようになってきました。ミャンマー人の言葉や対応が変化していっている感じを覚えたのです。それは "モノやお金に対する価値観の変化" ではないかと。 中々、正確に表現するのは難しいのですが・・・。ミャンマー人の素直さや純粋さのようなものが徐々に少なくなっていくのを体感しました。 ものさしがよくも悪くもお金。いくらに換算できるのか? ビジネスに直結するか?になっていった感覚をうけました。今まで抑圧されてきたので その反動でもあるのだろう、と私は、解釈していました。どちらかというと、物欲。。。 "人は環境によって変わる!" そして、2021 年 2 月 1 日、この日からまた、激変した、ミャンマーの現実。この惨事に対し、少数民族が自分たちの意志でまとまってきています。 さらに、今までなら、ラカイン州のロヒンギャ問題にそれほど、関心を寄せなかったミャンマーの人々から、"今までのこと、すまなかった。申し訳ない!" という言葉を聞くようになりました。 もらう幸せからできる幸せ、そしてあたえる幸せに! 自分たちで自分たちの未来を考え、一歩を踏み出す! その歩みをしていると感じています。 まだまだ、道は険しいです。それでも前を向いて進んでいく! 誰のためでもなく、自分たちのために、次代のために! "人は変われる!" 私は、ここミャンマーで毎日 様々なことを学んでいます。 その中で、この "人は変わることが出来る!!" と確信しています。今 私はミャンマーの人びとと供に最善の道を切り開いていきます。 応援頂きありがとうございます 〜〜現地から活動できることへの感謝を込めて 〜〜 ------------------------------------------------------------------------------------------------- ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会(MFCG)への寄付・支援をお願いします→ MFCGの活動に寄付をする MFCG 団体ホームページはこちら→ ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会 MFCG facebook にも「いいね!」をお願いします→ ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会(MFCG)facebook公式ページ -------------------------------------------------------------------------------------------------- |
Posted by
鈴木
at 22:55