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1500円のご支援でマラリアにかかった子ども10人分を治療する薬が買えます。

【お知らせ】
テレビ東京世界ナゼそこに?日本人〜知られざる波瀾万丈伝〜」に 代表名知の現地の活動紹介されました
放送局:テレビ東京
番組名:「世界ナゼそこに?日本人〜知られざる波瀾万丈伝〜」
日時: 2015年6月15日(月)
詳しくは こちらです
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リレー投稿「ミャンマーから教わったこと」編★vol.7 [2022年01月10日(Mon)]

こんにちは。ミャンマー ファミリー・クリニックと菜園の会(MFCG)、ボランティア・パートナーの鈴木一登と申します。ふだんは東京都内の訪問看護ステーションで、作業療法士として働いています。最近は、介護福祉士国家試験の合格を目指すミャンマー人の友人と、介護の勉強をしています。
私は半年に一回くらい、リハビリ関係のボランティアでミャンマーを訪れていました。今回は、ミャンマーの医療現場を少しだけのぞき見して感じた「ミャンマーから教わったこと」をリレー連載として紹介します。
ミャンマーの最大都市ヤンゴンの中心部からすこしはずれたところにある、僧院が運営するクリニックに見学に行ったことがあります。
僧院がクリニックを運営するというと、日本ではちょっと不思議な感じがするでしょうか。しかもそのクリニックがすべてボランティアと寄付金によって運営されると言ったら、びっくりする人がいるかもしれません。また、そのような業態のクリニックがミャンマーのあちこちにあると聞いたらどうでしょうか。
私が訪れた僧院クリニックは、つまりそのような場所でした。診療科目は、内科と歯科。経験豊かな医師が診察を行い、歯科用の立派な診療台もきちんと備え付けられています。薬も無料でもらうことができます。
完全に無料にしてしまうと、感謝の気持ちや自らの健康を気遣う気持ちが薄れてしまうかもしれないので、500チャットだけ(日本円で数十円)もらっているそうです。
働いているスタッフは、医師・歯科医師・看護師・理学療法士・アシスタントほか、すべてがボランティアです。週に数日、午前中だけ開かれる無料のクリニックのために、現役の医療スタッフをはじめ定年退職後の医師などがボランティアをしています。薬や医療物品・医療機材は、寄付や寄贈によって賄われています。
なぜそのような無料のボランティア・クリニックがあるのでしょうか。それはミャンマーの医療事情と関係があると思います。
ミャンマーの公立病院は、安い金額で医療を受けられるところです。しかし安いこととひきかえに、必要十分な医療を受けることが難しいのが現状です。ひとつの町にある公立病院の数は限られていて、通いにくい人々も大勢います。
いっぽうで十分な医療を受けられる場所もあります。私立病院です。
お金があれば、私立病院で十分な医療を受けることができます。立派な設備がある高級な私立病院もあると聞きます。私立病院で医療を受けるには、あらかじめ、まとまったお金が必要になります。
そのような社会背景があるため、通いやすく、無料で診療を受けられ、薬までもらうことができる僧院クリニックは、ありがたい存在です。実際に私が訪問した時も、クリニックは地元の人々であふれていました。待合室は一種の社交場のようになっていて、会話が飛び交うにぎやかな場所でした。
ところで、ミャンマーで最近流行っているものに、500チャットのどんぶりめし食堂(ဇလုံးထမင်း 500 ကျပ်)があります。
最近ミャンマーのあちこちに500チャットの格安食堂が出来ているという記事をFacebookで読んで興味が湧いたので、現地の友人にくわしく教えてもらいました。今年の11月はじめ頃、どんぶりめし(ဇလုံးထမင်း)一杯500チャットの食堂がヤンゴンの路上に出来て、他の町でも次々に真似しはじめる人が出てきたそうです。
500チャットを払ってどんぶりめしを食べてもいいし、もしも2000チャット払うならば、自分以外に、いまは500チャット払うことが難しい3人も食べることができます。どんぶりにすれば洗い物もかんたんです。その食堂に10000チャットとか20000チャットとか、寄付している人たちもいます。
余裕がある人は多めにお金を出して、いまは余裕がない人は、遠慮することなく恩恵を受けられる。僧院クリニックと500チャット食堂は、同じ精神で運営されていると思いました。
あらためて思い返すと、ミャンマーではそのような相互扶助をあちらこちらで見かけます。それは2021年2月1日以降の市民社会でも同様です。助け合いが行政から発信されるのではなく、地域社会や宗教の中から、必要に応じて草の根的に立ち上がってくるところが、ミャンマーのすごさだと思います。
ミャンマー市民の助け合いの精神と機を得たアイデアから、学ぶことがたくさんあると日々感じています。

僧院クリニックの診察風景
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無料で提供される薬
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寄贈された歯科診療ベッド
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Posted by 鈴木 at 15:00