2017年3月25日土曜日、10時より、文京シビックホールにて、「MFCG 活動報告会〜2016年の活動を振り返って〜」を開催いたしました。ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました!
当日飛び込みでご参加いただいた方を含め、ご予約いただいた人数を上回る60人近い支援者の方々をお迎えし、会場は熱気ムンムン。年度末の貴重な土曜日の午前中に、お運びくださりスタッフ一同、感謝に堪えません。
報告会はフリーアナウンサーの藤井裕子さんの司会でスタートしました!

年代もバックグラウンドも違う方がいらっしゃる会場で、ご来場の皆さんに夢を尋ねました。
「自分の中にある新しい自分を見つける」
「東南アジアの福祉の向上を目指しています」といったステキな答えをうかがいました。
続いて名知も答えました。
「自分は、医者として命を見つめ、命の架け橋を作るのが夢であり、ビジョンです。
MFCGを通じてやりたいことは、夢を育むこと。
ミャンマーの無医村で、菜園を通じて栄養状態を改善して、
彼等自身が生活環境を改善し命を育む活動をしっかり続けていきます!」
2016年の活動としては、有機栽培を軌道に載せて、日給200円だった一家の女性が、月々3000円程度の貯金ができるようなった、というお話をさせていただきました。
同じ村の仲間の成功を見て、やる気をかき立てられた村の方も現れ、また別の村でも有機栽培や、手洗い等の衛生講習会をスタートいたしました。
ヤンゴンなど大きな都市から離れている農村地域、約5200万人の国民の60%程度の方は、電気や水道などが整わない、貧しい村に暮らしています。
汚れた水を飲まざるを得なかったり、公衆衛生の知識がないために体調を崩し、亡くなる人も少なくありません。そのような状況が少しずつ今、改善しつつあることを、名知からお伝えしました。

進行中の歯ブラシプロジェクトも、ただ歯ブラシをあげるだけではなく、歯ブラシを渡してから、もう1度会って、きちんと歯ブラシを使ってくれているのが確認されてから、次の歯ブラシや、歯みがき用のコップを差し上げている、といったこともお伝えしました。歯ブラシは村人のほぼ1日分の平均日給に匹敵するので、売ってしまう人も出てくることも考えられます。そうしたことを防ぐために、しっかり1人1人と面と向かって様子を確認しながら、次のステップに続けています。
モデル村になったカンコースには、村人自身が作った清潔なトイレや、ゴミ箱ができたこともお伝えしました。
「ミャンマーの村人の寿命の平均は64歳。私(名知)は54歳です。あと10年たたない間に、MFCGが必要なくなることが私たちの願いです。そのときは彼らの暮らしが安定し、私たちの支援がなくても生活できているからです」。
名知からのメッセージです!
「MFCGは夢を育み、命をつなげます。その活動にぜひ参加していただきたいと思います。
小さい団体です。ボランティアのみんな、手弁当です。マーケティングやイベントが得意な方、ぜひ参加してください。
もう1つ。
石鹸1個買うには40円必要です。1日50円のサポートで1月1,500円、つまり石鹸30個彼らに渡すことができます。石けんを買って、実践のなかで手洗いの大切さを伝えたいのです。歯ブラシも1本170円(日給200円の彼等には高いのです)。この歯ブラシを購入する費用を皆さんと一緒に作って行きたいです。ぜひともマンスリーサポーターにご加入お願いします!」
ぜひ、このブログを読んでくださっている方にも、ご協力をお願いできれば幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
名知の講演のあと、運営パートナー(MFCGでは活動に参加しているボランティアメンバーを”運営パートナー”と呼んでいます)で、イベントリーダーの渡辺、ブログリーダーの伊藤より10分の講演を行い、参加者のもうひとつのお楽しみ、ミャンマー舞踊を楽しむ時間となりました。
踊りを見せてくれたのは、日本でエンジニアと活躍したり、東大で法学を学んだりしている皆さん。タイムリーに、4月の水掛祭りに合わせた踊りや歌を見せていただきました!
リーダーの女性のごあいさつでは、「ミャンマー人にとっては名知さんは、同じミャンマー人を助けてもらっている大切な人です。感謝を込めて、今日の踊りを踊ります」とおっしゃってくださいました。温かく、ありがたいお心遣いだと思いつつ、踊りを楽しませていただきました。

ダンサーのプロの方も、きらびやかな優美な踊りも! この方、男性なのですが、女性の衣装を来てしなやかな手、足さばきをみせてくださいました。

7歳の子どもを演じてくださった、21歳のかわいい女性! 激しい動きで踊りきって大拍手!

最後にスタッフ一同、ご来場された支援者の皆様に感謝の言葉を述べて閉会とさせていただきました。

ありがとうございました!
報告会のあとに行われた親睦会には、来場された方大半の方に参加していただき、貸切にしておいたはずのインド料理レストランに座りきれないというハプニングに!
私たちMFCGの代表および運営パートナーには、多くの皆さんが親睦会に参加しようと思っていただけたことがこのうえなく嬉しくて、感激です。
この日、会の終了後に、「ボランティアをしてみたい!」「マンスリーサポーターになりましょう!」といったお声もいただきました。本当に感謝しております。
MFCGはこれからも、ミャンマーの農村の方の健康と生活のために、皆様のご支援を有効に生かさせていただきます。今後とも変わらぬご支援をよろしくお願いいたします。
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