ミャウンミャでの農業訓練コース・キノコのその後 [2015年09月21日(Mon)]
いつもMFCGミタァース便りをご覧いただきありがとうございます。 今日は、MFCGの活動の中心地であるミャウミャでの活動のひとつ、農業訓練コースについての、続きの報告させていただきます。 8月13日、農業訓練コースの一環で、初めて村の人々と共に、専門家を招いて有機栽培の指導をしていただきました。 (詳しいレポートはこちら→2015年夏 ミャウンミャ現地リポート(2)) この訓練コースはMFCGが支援する、住民の人たちが「食を自分たちで創る」という希望に近づいたことになります。これもすべて皆さんのご協力あってのことです。皆さん どうもありがとうございます。 訓練コースは、講習が3日間、実習が3日間、計6日間。 最終的な目的は、住民の皆さんが自宅で野菜を栽培し、バランスのよい食生活をすることでより健康で、安定した社会生活を営んでもらうこと。 講習では、雨期・乾期に適した作物は何か、土の状態はどうか、水をどこから引くかなどを調査して、実際に住民の皆さんと一緒に家庭菜園に取り組みます。 受講者は、庭で有機菜園を行い、今回は、トマトとカリフラワー・ナスをつくる実践を行います。ここでとれたものは家庭で食べるだけでなく、販売することで収入につながるようにしていきます。 またここで有機栽培を学んだ人が、他の住民の方々に伝え、村全体の人々の栄養状態が改善していくというのがMFCGの願いです。 前回の講習のときに仕込んだキノコのその後です。 こんな風に育つのですね(^^) ![]() ![]() かわいい! キノコ栽培の栄養にはグルコース(ブドウ糖)を使うそうです。 ![]() 実は昔20年くらい前にミャンマーに住んでいたとき、何等かの病気になり(いまだに不明)黄だんが出てしまったことがあります。 気温は35度前後あるのに、料理用の電気のコンロ(!)を抱いて寝たくらい寒くて、死ぬかと思ったことがあります。 何も食べられず、寝ているだけのとき、レモン汁と一緒に飲まされたのがグルコースだったのを覚えています。栄養、だったんですね…。 おかげで(?)無事元気になり、こうしてブログを書いています(^^;) アガーパウダーというのは、アジアでよく食べられているココナツのゼリーなどを作る材料に使われる寒天の成分。 ![]() これをどうやって使うのかな〜と調べてみたところ、菌が土壌に侵入しないために寒天を使用するということでした。 寒天を使うと、上層部のほうで、菌がコロニーを作るので浸透しないので、コロニーの部分だけを取り出せばよい、と説明されていました。 有機栽培の経験がない私にとってはいろいろ勉強になります。 病気や害虫の予防には木酢液を使用。 ![]() All about の家庭菜園/家庭菜園関連情報 に、木酢液について詳しく書かれていましたので引用させていただきます: 「炭を作る際に出る水蒸気を冷やして、液体にしたものです。成分は木タール・酢酸・メタノール・アセトン・アセトアルデヒド・フェノール等、その数は200種類以上にものぼるといわれています。ただ、初期の段階では、有害な成分を含んでいる場合が多いため、数か月放置してから、ろ過するなどの方法で、この有害成分を取り除きます。」 この農業訓練コースで、貴重な有機栽培の知識、技術が、ミャウンミャの人々の間に浸透していくといいなあ、と願います。 安全で多くの栄養を、多くの皆さんがとれるようになりますように。 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会(MFCG)への参加方法(寄付または会員)はこちらです。 http://mfcg.or.jp/donation/ ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会(MFCG)の団体ホームページはこちらです。 http://mfcg.or.jp/ また、ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会(MFCG)のfacebook公式ページ もご覧ください。 http://www.facebook.com/mfcg.or.jp/ --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- |
Posted by
伊藤
at 20:43