リレー投稿「ミャンマーの食べ物」編★vol.4「付け合わせ」 [2023年06月03日(Sat)]
皆さん、こんにちは! ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会(MFCG)ボランティア・パートナーの伊藤です。 今回のリレー連載テーマは「ミャンマーの食べもの」です。ヤンゴンに住んでいたのは、たった2年半と、他のパートナーよりミャンマーへの知識の浅い私ですが、印象に残ったミャンマー料理の名脇役、【付け合わせ】についてご紹介したいと思います。 ーーーーーーーーーーーーーー ミャンマー料理といえば、カレー、麺類、揚げ物のイメージが強いのですが、それらのメイン料理には、様々な「付け合わせ」がついています。 まずは、ミャンマー好きの方にはお馴染みの、シャンカオスエ。米粉の麺に、細かく切ったお肉やトマト、小ねぎ等の具を載せる、シャン族の麺類です。するする食べられて日本人の口にもよく合います。チキンベースのスープをかけたタイプと、混ぜそばのような汁なしタイプがあり、写真に映っているのは汁なしタイプです。 写真1:シャンカオスエとモンニンチン 白と赤の小皿に載っているのが、シャンカオスエ定番の付け合わせ、「モンニンチン」という発酵高菜。私は最初、箸休めだと思って、そのまま食べてしまい、「ちょっと微妙な味?」と思ったのですが、これは麺の中に適量入れるのが正解。味わいがぐっとアップします。 市場に行くと、漬物専門のお店があり、モンニンチンも量り売りしています。遠くからでも、独特の臭いですぐわかります。 写真2:市場の漬物屋さん(鈴木さん撮影) 写真3:モンニンチンの量り売り(鈴木さん撮影) ご飯類にも、色々な付け合わせがあります。アチンと呼ばれる酢の物は、脂っこいミャンマー料理を食べる際には有難い付け合わせ。写真4で白い小皿に載っているのは、キャベツのアチン。玉ねぎ類のアチンもよく見かけます(写真5)。また、生野菜がついてきて、ポリポリかじりながらカレー等を頂くのも定番です(写真6)。 写真4:白い小皿がキャベツのアチン 写真5:玉ねぎ類のアチン 写真6:生野菜など沢山の付け合わせ(桂川さん撮影) それから、ミャンマー料理には意外にも「ふりかけ」があります!写真7は、一番ポピュラーな「バラチャウン」という小エビのふりかけ。干しエビ、フライドオニオン、フライドガーリック、チリフレーク、ターメリック、ピーナッツオイル等が入っていて、うまみのあるピリ辛味です。 写真7:バラチャウン(鈴木さん撮影) ミャンマー人の友人と旅行に行ったとき、道端の小さな店のおばさんと話し込んでいた友人が、「今日はここで食べようよ!このお店のふりかけは、手作りらしいよ!」と言ったのには驚きました。ふりかけで店を決めるって・・・・。でも、エビや魚をカリカリにしたミャンマー式ふりかけは確かにおいしく、ご飯がすすみました。 日本のミャンマー料理店でも「ダンバウ(ミャンマー風ビリヤニ)」などを注文すると出てくると思います。見た目は茶色くて地味ですが、食わず嫌いせず挑戦されることをお勧めします! 麺類一杯だけ、ご飯とおかず一品だけ、なんて質素な普段の食事を盛り立ててくれる、付け合わせ。こういう脇役を活用して生活しているところは、日本もミャンマーも同じなのだな、と少しほっこりさせられます。 ーーーーーーーーーーーーーー 飛び入り執筆、大歓迎!「そういうテーマだったら私も書きたい」「私はミャンマーでこんなことを体験した」というミャンマー愛あふれる原稿、お待ちしています。ご関心のある方はコメントください! ------------------------------------------------------------------------------------------------- ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会(MFCG)への寄付・支援をお願いします→ MFCGの活動に寄付をする MFCG 団体ホームページはこちら→ ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会 MFCG facebook にも「いいね!」をお願いします→ ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会(MFCG)facebook公式ページ -------------------------------------------------------------------------------------------------- |
Posted by
鈴木
at 22:19