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【お知らせ】
テレビ東京世界ナゼそこに?日本人〜知られざる波瀾万丈伝〜」に 代表名知の現地の活動紹介されました
放送局:テレビ東京
番組名:「世界ナゼそこに?日本人〜知られざる波瀾万丈伝〜」
日時: 2015年6月15日(月)
詳しくは こちらです
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リレー投稿「ミャンマーの食べ物」編★vol.1「トーフ」 [2023年06月03日(Sat)]

マトゥエダ チャービー(おひさしぶりですね)。ミャンマー ファミリー・クリニックと菜園の会(MFCG)ボランティア・パートナーの鈴木 一登と申します。普段はリトル・ヤンゴン高田馬場付近の訪問看護ステーションでリハビリの仕事をしています。

すっかり間があいてしまったMFCGリレー連載。約半年ぶりの再開です。MFCG代表の名知が活動するミャンマーという国。なじみのうすい人が多いかもしれないこの国の魅力をお伝えするために、さまざまな角度からミャンマーの文化や、自分が体験したミャンマーを書き綴っています。
テーマに沿った飛び入り執筆も大歓迎です。「そういうテーマだったら私も書きたい」「私はミャンマーでこんなことを体験した」というミャンマー愛あふれる原稿もお待ちしています。

今回のリレー連載テーマは「ミャンマーの食べもの」
ミャンマーの食べものといっても、かなり幅広いものですが、私は最近「トーフ」作りに凝っているので、ミャンマーのトーフについて書いてみたいと思います。

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 ミャンマーに行ったことがある方、ミャンマー料理店に行ったことがある方なら、トーフという食べものを見たり食べたりしたことがあるのではないでしょうか。名前は日本の豆腐にそっくりで、見た目もかなり似ています。しかし作り方はぜんぜん違います。

日本の豆腐は大豆を原料とし「にがり」を入れ、色が白いのが特徴ですが、ミャンマーのトーフはひよこ豆から作られているので色は黄色く、にがりも入れません。じゃあ日本と同じような豆腐はないのか? というと日本の豆腐によく似た食べものもあり、そちらは「ペービャー」(ペー:豆、ピャー/ビャー:ひらたい)と言われています(写真参照)。

トーフを食べやすい大きさに切って揚げたトーフジョー
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すこしややこしいですが、要するにミャンマーの「トーフ」は日本の豆腐とは別モノということです。

トーフがユニークなのは、いろいろな食べ方があることだと思います。一口大の厚さに切って油で揚げたものは「トーフジョー」、和えもの/サラダとして食べる「トーフトウッ」、冷えて固まる前のトロトロあつあつのトーフを麺の上にかけて食べる「トーフヌエ」、薄く切って乾燥させた「トーフジャウッ」……。ほかにも私が知らないいろいろなトーフ料理があるかもしれません。

固まる前の温かいトーフを麺にかけて食べるトーフヌエ
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ミャンマーで広く食べられているトーフですが、もともとは雲南省からミャンマー東北部、タイ北部など幅広い地域で暮らしているシャン民族の伝統的な食べ物です。高原地帯で涼しく、冬場は冷え込むシャン州では、朝に湯気のたったトーフヌエを食べるのが定番。という話を聞いたことがあります。

私はおもにトーフの和えもの/サラダである「トーフトウッ」を好んで食べますが、トーフトウッにもシャン風の作り方と、ビルマ風の作り方があるとのことで、なかなか奥が深いです。

ヤンゴンの有名なシャン料理屋さんのトーフトウッ(トーフの和えもの/サラダ)
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左側がトーフ、右側がペービャー。カチン州バモーの市場にて
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シャン州ラーショーの市場で食べた本場のトーフヌエ
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トーフを作ってみたいという方には、Youtubeを見ると、作り方がいろいろ紹介されています。
私は「ムェ」というミャンマーの粉メーカーのYoutubeを参考にしています。作り方は難しくなく、ミャンマー語だけでなく英語が併記されているのでわかりやすいと思います。材料費も安いので、ぜひ試してみてください。うまくできると、トーフのおいしさにやみつきになると思います。

トーフの作り方 Yotube「Tofu Recipe by Hmwe」
https://youtu.be/WXwsbz_18nI

トーフを作る時、水に溶かして一晩おきます。一晩経つと3層になるので、上の2層を捨てます
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自分で作ったトーフトウッ。ミャンマー人の友人からは、もっとうすく切ったほうがいいとアドバイスをもらいました
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次回のリレー連載「ミャンマーの食べもの」は、一宮さんが綴る「ミャンマーのあえもの/サラダ」。ミャンマーの食の世界はいつも発見がいっぱいです。楽しみにしています。


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Posted by 鈴木 at 21:46
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