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【お知らせ】
テレビ東京世界ナゼそこに?日本人〜知られざる波瀾万丈伝〜」に 代表名知の現地の活動紹介されました
放送局:テレビ東京
番組名:「世界ナゼそこに?日本人〜知られざる波瀾万丈伝〜」
日時: 2015年6月15日(月)
詳しくは こちらです
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リレー投稿「日本の中のミャンマー」編★vol.2ミャンマーのお寺 [2022年03月27日(Sun)]

ネーカウンラー?(お元気ですか?) MFCG ボランティア・パートナーの鈴木一登と申します。ふだんは東京都の訪問看護ステーションで作業療法士として働いています。
今回のリレー連載、お題は「日本の中のミャンマー」。トップバッターの一宮さんは、日本にある Made in Myanmar の服を紹介してくれました。次にわたしが紹介したいのは、「ミャンマーのお寺」です。

ミャンマーには、キリスト教、イスラム教、ヒンズー教をはじめ、さまざまな宗教を信仰する人々が暮らしていますが、仏教徒が多いこともよく知られています。2014年の国勢調査によれば、宗教別人口構成比における仏教徒の割合は87.9%とのことです。
仏教といっても、ミャンマーの場合、日本の「大乗仏教」とは様相がかなり異なる「上座部仏教」を信仰しているのが特徴です。上座部仏教とはなにか? ということを説明すると、夜が明けてしまうので割愛します。そんなミャンマーの上座部仏教のお寺が、じつは日本のあちこちにあります。

私も仏教徒なので、ミャンマーのお寺によく行きます。ミャンマーのお寺ではイベントをいろいろやっています。今年のお正月には、埼玉県和光市にある、ミャンマーのお寺(通称 和光市のお寺)で、仏塔を建立するために土を掘るボランティアを、友人たちと行ってきました。
いま、和光市のお寺では、日本に住むミャンマー人たちが、寄付をしたり、手作業をしたり、文字通り、みんなでちからを合わせて、仏塔の建立を行っています。土を掘って整地して、掘りかえした土を運んで土のうに入れる作業をみんなでやりました。
ボランティア作業が終わると、とうぜんのように食事をごちそうになりました。その日、お寺で結婚式を挙げるカップルがごちそうしてくれたのです。
その時はたまたま結婚式を挙げる人がいましたが、お寺でイベントがある時には、必ず食事がふるまわれます。檀家さんというのか、お寺を訪れる人々が、お坊さんに食べていただくために料理を作ってお布施として持ち寄ります。その食事のお布施は、お坊さんが召し上がったあとに、私たちもいただくことができます。

つい最近、埼玉県東松山市にあるミャンマー寺院「悟り寺」に行ったときも、そんなつもりはなかったのですが、「サー サー」(食べて 食べて)と言われるがままに食堂に上がり込み、気がついたらデザートまで、おなかいっぱいごちそうになっていました。
お寺に行くとおなかいっぱいになるというのは、日本のお寺にはあまり見られない、ミャンマーのお寺ならではの特徴だと思います。私はいつもそのことに感動しています。

そして、ミャンマーのお寺の特徴として、私がもうひとつ関心しているのが、お寺そのものが「くつろげる場所」であることです。境内のあちこちにはイスが置いてあり、建物の中では横になって休むこともできます。仏像に足を向けないようにだけ注意すれば、お寺のなかでは、かしこまって正座をする必要もありません。境内には、人々が持ち寄った花や果樹が植えられていて、大切に育てられています。

私はいつも、ミャンマーのお寺に行くと、うらやましさを感じます。たくさんの人々が集まって、損得なしに、みんなで協力してなにかを作り上げている。誰でもおなかいっぱい食べられて、安心してくつろいでいる。そのような場所は、いまの日本社会のなかで見つけようと思っても、なかなか見つからないものです。欲しいと思ってもなかなか得られないものです。それが、ミャンマー社会のなかには、どこにでも、あたりまえのように存在しています。

日本にあるミャンマーのお寺にぜひ訪れてみてください。きっとそこには、ミャンマーそのものがあると思います。

写真1〜8 埼玉県和光市のお寺での仏塔建立ボランティア。

写真1
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写真2
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写真3
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写真5
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写真8
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写真9〜16 埼玉県東松山市の悟り寺。パオ民族の日が近かったため、日本に住むパオ民族たちがお寺に集りました。

写真9
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写真13
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次の「日本の中のミャンマー」は仲野さんが紹介してくれます。私たちの身近に、どんなミャンマーがあるのか、楽しみにしています。


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Posted by 鈴木 at 10:17
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