リレー投稿「交通」編★ミャンマーの船旅 [2020年11月09日(Mon)]
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ミンガラバー。MFCG(ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会)FBリレー連載をお届けします。1周目のテーマは「ミャンマーの本」でしたが2周目は「ミャンマーの交通」です。 私はボランティア・パートナーの鈴木と申します。作業療法士です。最近はミャンマー人介護技能実習生が働いているデイサービスでボランティアをしています。 トップバッターの一宮さんがヤンゴンのバス事情について書いてくれました。私は、ミャンマー中部にある古都マンダレーから、中国雲南省南部国境にほど近い、カチン州バモーという小さな町まで、エーヤワディ川を航行している貨客船について書こうと思います。 エーヤワディ川の船といえば、マンダレーから仏教遺跡群があるバガンまで就航している観光船が有名でしょうか。私が乗ったのはバガンとは逆方向に、船で4日をかけてさかのぼっていくものでした。ミャンマー民主化前、2009年のはなしです。 マンダレーのチケット事務所に行くと、案内表記はすべてミャンマー語。外国人にはチケットを売ってくれないかもしれないと心配していましたが、そんなことはなく、ちゃんと売ってくれました。 指定された朝6時に、おそるおそる船着き場に行くと、当たりまえですが、ちゃんと船が留まっていました。 バモー行きの貨客船に乗り込むと、乗組員から、「君は外国人だから船室に泊まったほうがいい」と勧められました。しかし船室は風通しが悪くて暑そうなのでお断りして、デッキに泊まることにしました。 デッキには大勢の人々と山ほどの荷物でごったがえしていました。私もなんとかデッキのひと隅を陣取ることができました。隣には軍役を終えて帰郷するお父さんとその養子がいました。お父さんは夜になると高熱が出て、つらそうにしていました。マラリアかデング熱にかかったので、カチン州の故郷に帰るところだったようです。バスで帰る選択肢もあったはずですが、船旅のほうが体が楽だから、あえて船を選んだのかもしれません。 船は途中で、カタという小さな町に停泊します。カタはイギリス人作家ジョージ・オーウェルが赴任していた町として知られていますが、オーウェルを偲ばせる物は何も残っていないようでした。乗客はカタでおかずやお土産物などを買い込んでから、また船に戻ります。 ほんとうは3日めの夕方くらいにバモーに着くはずだったのかもしれませんが、3日めの夕方くらいから船の進みが遅くなり、4日目の朝に動かなくなってしまいました。乾季の航行で、水底の深さを確認しながら進んではいましたが、どうやら浅瀬に乗り上げてしまったようです。 船がまったく動かなくなり、にっちもさっちもいかなくなってしまったので、乗客たちはバモーから来た小船に乗り換えて脱出しました。 4日間も狭い船の中で一緒に寝泊まりをしていたので、乗客たちや船員たちと仲良くなりました。見知らぬ人たちと数日間にわたり、せまい空間に閉じ込められて一緒に過ごすなんてことは、船旅でしか味わえない貴重な体験だと思います。 新型コロナウィルスの流行がおさまった後、ミャンマーを少しゆっくりと旅行してみようと考えている方がいたら、マンダレー〜バモーの船旅はオススメです。私が船に乗った3月は、昼間も夜も船上は風が強く寒かったので、乗船する際は、しっかりと防寒対策をされることをオススメします。 次回のリレー連載「ミャンマーの交通」は、仲野さんが執筆します。バス→船と来て、次はどんなのりものが出てくるのでしょうか。私も楽しみです。 ------------------------------------------------------------------------------------------------- ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会(MFCG)への寄付・支援をお願いします→ MFCGの活動に寄付をする MFCG 団体ホームページはこちら→ ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会 MFCG facebook にも「いいね!」をお願いします→ ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会(MFCG)facebook公式ページ -------------------------------------------------------------------------------------------------- |
Posted by
鈴木
at 23:35


