ビルマ語取得への道のり [2017年08月04日(Fri)]
ミンガラーバー!
いつもMFCGのご支援くださいまして、ありがとうございます。 現地で活動しています、菅野です。 ミャウンミャでの生活も3カ月以上が過ぎ、この町にも少しずつ馴染んできたように思います。いつもごはんを買うお店のおばさんやお姉さんには顔を覚えてもらえ、サイカーのおじさんには場所を言わずとも目的地に連れて行ってもらえ、ヤンゴン行のバス会社のおじさんは少し英語が話せるのでプライベートな話も少しするようになったり、そういったことがうれしく感じる日々です ![]() 生活にはなれてきましたが、今でも大変なのは言葉です。ヤンゴンでは英語が通じる人もたくさんいるのですが、ミャウンミャでは英語が通じる人があまりいないので出会えたらラッキーくらいに思っています。なので、ビルマ語を話せずに困ることは、日常茶飯事です。 困るなぁと思いつつ、ビルマ語の学習に真剣に取り組んでいないのが問題なのですが、それ以外にも私ならではの困難というものがあります。 それは、ずばり ![]() クメール語も、市場で買い物をするのに困らない程度しか話せないんですけどね… ビルマ語も単語は少し覚えているのですが、いざ話そうとすると、クメール語が先にうかんできてしまうんです。例えば「これをください」など、そんなに難しくないけど使用頻度の高い言葉です。クメール語も簡単な言葉しか知りませんが、2年間で身体にしみついたものは大きいようです ![]() また、全く違う意味で、似たように聞こえる単語もあります。例えば、「バイ サイ」ビルマ語では、バイがお腹、サイが空くという意味で「お腹がすいた」となりますが、クメール語ではバイがご飯、サイが肉という意味で「肉ごはん」になります。※カンボジアの定番朝ご飯「バイサイチュルーク(豚肉ごはん)」。甘く煮こんである豚肉とごはんの相性は抜群です! そして、私が最も混乱するのは、文の最後です。ビルマ語の肯定文の末尾には「テー」がつくことが多いように感じますが、クメール語で「テー」は否定文につきます。例えば「チャイ テー(好きです)」です。チャイがビルマ語であること、また好きという意味であることは理解しているのですが、「これは否定文だから、嫌いということ?」と思ってしまうんです。まったく逆の意味になってしまうので、大問題です ![]() しかし、だんだんと慣れてきたのか、クメール語に阻害されることも減ってきて、ビルマ語がすんなりと出てくるようになってきました。ただ、圧倒的にボキャブラリーが足りないので、努力のみです ![]() ほかの国はどうか分からないですが、ミャンマーでもカンボジアでも私が現地語を話せば「この外国人は、わたしの国の言葉はなせるのかぁ」と嬉しそうな表情を見せてくれます。間違ってるときは、現地語を話してると思われてないので、だいたい通じず、「この外国人なに言ってんだ?」くらいにしか思われてないはずです。なので、間違うことが恥ずかしいとは思わないで、どんどんと使っていくことが大切だと感じています ![]() よく言われている通り「言語は手段」でしかありません。話したい相手がいて、伝えたいことがあるので上達します。私が一番はなしたいのは現地スタッフですが、ドクターもナースも英語が堪能なので不便はしていないので、ぼちぼちがんばっていこうかなぁと思います ![]() |
Posted by
名知
at 17:48