ミャンマーの人との出会い(1) [2016年12月13日(Tue)]
ブログメンバー/理事の亀山です。 ミャンマー祭りが終わり2週間が過ぎ、気付けば今年もあと半月です。 今回のミャンマー祭りで私は昨年に続き「日本・ミャンマー交流写真展」で写真を40点、展示していました。 祭り期間中、ほぼ写真展会場に居たのですがその「ミャンマーのどこに惹かれますか?」と聞かれたことが何度かありました。 私は「ミャンマーに暮らす人たちとの出会いです」と答えていました。 展示していた中の1枚がこの写真で、このようなコメントを添えていました。 「彼女に初めて会ったときは確か7才、写真集「Thanaka」に写っている。今は17才で高校生、身長が私とあまり変わらない。将来は歌手になりたいと話していた。彼女の生い立ちを聞くと複雑だが、5歳から仏像彫りの一家に身を寄せて暮らしている。」 彼女と出会ったのは2006年末、シャン州のインレー湖でガイドさんと一緒にレチェ村を歩いていたときでした。インレー湖で暮らす人たちの多くは漁業か農業に従事していますが、この村は様々な職人が集まっている村だと聞いていました。ボードのエンジンを修理する工場、寺院の装飾を作る工房、そして仏像彫りの職人の家がありました。 仏像彫りの様子が面白くてしばらく見ていたら女の子がじっと此方を見ていました。なんとなく私の持っていたカメラに興味がありそうだったのでカメラを構えて何枚か撮るとニコニコしながらどこかに行ってしまいました。少し経つと両手に男の子を連れてまた現れました。 彼女の名前はPhyu Hinn Thwe、当時は7歳でした。ここの仏像屋さんに居るのでここの娘さんと思っていたのですが後にそうではない事がわかりました。彼女が4歳の頃両親が事故か何かで亡くなってしまい、親戚のところを転々としてここに連れて来られたそうです。ここには7人くらいの人が集まって暮らしています。「7人くらい」と曖昧に書いたのは訪れる度に変わっているように思えるため正確にわからないためです。 ここには大体毎回立ち寄って話をしたり写真を撮ってきて10年が経ち彼女も17歳になっていました。前回彼女に会ったのが2014年夏だったのですが背が伸びていたのが1番驚きました。多分15センチくらい伸びたように見えます。 他にも何箇所か毎寄るところはあるのですがこの仏像屋さんと彼女たちを通してミャンマーの光と陰、慎ましい幸せと厳しい現実を知ることになりました。ここも私がMFCGを支援しているきっかけの大きなひとつです。 仏像屋さんのことは主人を始めいろいろあるのでまた別の機会にまた書きたいと思います。 ミャンマーファミリークリニックと菜園の会では来年2月にMFCGが活動している村を訪れるスタディツアーを開催します。現在募集中ですので詳しくはこちらをご覧ください。 また、MFCGでは1月21日に寄付の問題を提起し話題の映画「ポバティ・インク〜あなたの寄付の不都合な真実〜」上映会を開催します。詳しくは間も無くMFCGのホームページやこちらでもご案内いたします。 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会(MFCG)への寄付・支援をお願いします→ MFCGの活動に寄付をする MFCG 団体ホームページはこちら→ ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会 MFCG facebook にも「いいね!」をお願いします→ ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会(MFCG)facebook公式ページ --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- |
Posted by
亀山
at 19:34