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【お知らせ】
テレビ東京世界ナゼそこに?日本人〜知られざる波瀾万丈伝〜」に 代表名知の現地の活動紹介されました
放送局:テレビ東京
番組名:「世界ナゼそこに?日本人〜知られざる波瀾万丈伝〜」
日時: 2015年6月15日(月)
詳しくは こちらです
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バングラデシュへミャンマー系の先住民族を訪ねる 2回目 [2016年11月17日(Thu)]

ネーカウンラー(お元気ですか?) MFCGボランティア会員の鈴木一登と申します。ふだんは栃木県の病院で作業療法士として働いております。

今回は前回の続きとしてバングラデシュ東部に位置するチッタゴン丘陵に、ミャンマー人の親戚にあたる少数民族の暮らしを見てきた話を書こうと思いますが、その前に2016年ミャンマー祭りのお知らせをいたします。

2016年ミャンマー祭り

場所:東京都 芝 増上寺
日時:2016年11月26日(土曜日 10時〜18時)、27日(日曜日 10時〜16時)
内容:2013年から毎年芝増上寺で行われているミャンマー祭り。今年はミャンマーを「遊ぶ」「知る」「食べる」と題してミャンマーとゆかりの深い団体による物販・飲食ブースが多数出店します。MFCGも参加しています。
 また、「日本・ミャンマー交流写真展」ではミャンマーを題材にし公募した写真を展示します。写真展の審査員は当ブログに毎月寄稿しているMFCG理事・亀山仁です。
 ミャンマーに興味があるけどまだ行ったことがない人、ミャンマーが懐かしいけどなかなか行くひまがない人が楽しめる内容だと思います。お出かけの際には、ぜひMFCGのブースにも足をのばしてみてください。お待ちしております。
 MFCGブースのお手伝いができるボランティアも募集しています! やってみたい! というかたはこちらからご連絡ください!

ミャンマー祭り ホームページ:http://myanmarfestival.org/
昨年のミャンマー祭りでのMFCGブースの様子はこちら→ミャンマー祭り2015 ご来場、ご支援ありがとうござました。
 
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「バングラデシュへミャンマー系の先住民族を訪ねる」の 前回の内容

チッタゴン丘陵へ行くための許可証を得るために訪れたバングラデシュ・チッタゴンのディストリクトオフィス。そこで出会ったベンガル語ペラペラの謎の日本人男性から、マハムニ母子寮という孤児院があることを知り、興味を持った私はさっそく行ってみることにしました。

マハムニ母子寮の行き方は、チッタゴンのバスターミナルからバスでパハルトリというところまで行き、そこから歩くかリキシャで行けるとのことでした。

さっそく翌日マハムニ母子寮に行ってみることにしました。謎の男は私が行くつもりだったバンドルボンという村にひとあし先に向かっているとのことでした。

チッタゴンのバスターミナル(というよりも道ばたにバスがたくさん並んでいるだけ)では、行き先表示もないバスばかりで、書かれていてもベンガル語表記しかないため、どのバスに乗ればパハルトリに行けるのか、皆目見当がつきません。しかしどうにかなってしまうのがアジア旅行の面白いところです。
 アジアのバスには必ず運転手とは別に乗客からお金を集める車掌がいます。車掌はたいていバスの乗車口で行き先を大声で連呼しながら乗客を集めています。不思議なことに、中国でもインドでもミャンマーでも、それは同じです。バングラデシュもまた同じしくみでした。

 乗車口にいる車掌に「パハルトリ?」と聞くと、ジェスチャーで「こっちじゃない、あっちのバスだ!」といわれます。そうかあっちのほうなんだなと思い、指さされたあたりのバスの車掌にふたたび「パハルトリ?」と聞くと、「隣だ隣だ!」とやられ、となりのバスでまた「パハルトリ?」と聞くと、「乗れ乗れ!」という仕草をされるのでバスに乗り込みます。それでパハルトリへ向かうバスに乗り込むことができました。

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チッタゴンのバスターミナル

 パハルトリに行ったことがないのに、いったいどこで降りればいいか? という問題についてもアジア共通の降りかたがあります。もちろんバス亭の標識や路線図なんていうものはない世界です。
 どうしたらいいのかというと、パハルトリにまだとうてい着きそうにもないだいぶ手前のうちに、隣の席に座っている人(できればおじさんやおじいさんがベター)に、外を指さしながら「パハルトリ?」と聞いてみるのです。すると「ちがうちがうここじゃない」みたいなことを言われジェスチャーで「まだ降りるな」といわれます。
 今のやりとりで私がパハルトリに行きたいことがおじさんに伝わりました。あとはパハルトリに着いたらおじさんがまたジェスチャーで「ここで降りろ」と教えてくれます。
 そんな感じで、パハルトリという目的地の名称しか知らず、まったくベンガル語がわからなくてもバスを降りることができました。

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パハルトリに着いた

 このやりかたはミャンマーでも通じます。現地の人の親切にすがった行きかたですが、言葉がわからなければ親切心にすがるしかありません。そしてバングラデシュやミャンマーに限らずアジアの人はほんとうにみんな親切に教えてくれます。

 パハルトリに着いたら、今度は近くの商店の店主に「マハムニ?」と聞いてみると、指をさして「あっちだ」みたいなことを言ってくれます。そんなやりとりを道すがら繰り返しながら歩いていると、日本の鳥居によく似た門のようなものがありました。その横には仏教人のパゴダ(仏塔)もあります。

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 イスラム教のバングラデシュにありながら、なにやら仏教的な雰囲気が感じられます。仏教のお坊さんがやっている孤児院だからきっとここに違いないと思い門をくぐって歩いていくと、たくさんの子どもたちが遊んでいる声が聞こえてきました。どうやら無事に「マハムニ母子寮」にたどり着けたようでした……。

 次の回へ続きます。





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Posted by 鈴木 at 22:27
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