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【お知らせ】
テレビ東京世界ナゼそこに?日本人〜知られざる波瀾万丈伝〜」に 代表名知の現地の活動紹介されました
放送局:テレビ東京
番組名:「世界ナゼそこに?日本人〜知られざる波瀾万丈伝〜」
日時: 2015年6月15日(月)
詳しくは こちらです
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私が体験したミャンマーのダジャン(水かけ祭り) [2016年05月04日(Wed)]


ミンガラバー。MFCGボランティア会員の鈴木一登と申します。ふだんは栃木県の病院で作業療法士として働いています。

4月15日のブログで、日本で開催されたダジャン(水かけ祭り)のことを書きました。
今回は、私が体験したミャンマーのダジャンについて書こうと思います。

2005年の冬から2006年の春にかけて、私は働いていた会社を辞め、東南アジアをめぐる長期旅行をしていました。日本から香港へ飛行機で飛び、香港から中国をまわってベトナム・カンボジア・タイ・ラオスをめぐり、そして最後にミャンマーを訪れました。

ミャンマーに着いたのは2006年3月のなかば頃、日本を出発してから5ヶ月ほど経っていました。ミャンマーのことは旅行の先輩から「人間がすごくいい国だから、ぜったい行ったほうがいいよ」と言われていました。

ヤンゴンから長距離バスや鉄道を乗り継ぎ、バガン・マンダレー・インレー湖・チャイティーヨー(ゴールデンロック)をめぐりまたヤンゴンへ戻る、定番の「ゴールデンルート」を約1ヶ月かけてまわりました。ふたたびヤンゴンへ戻ってきた時には、すっかりミャンマーのとりこになっており、先輩が言っていたとおり「人間がすごくいい」と感じていました。

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それは4月のはじめ頃、たしかバゴーからチャイティーヨーへ向かうローカルバスに乗っていた時のことでした。とつぜん、私の前の座席に座っていた男性に、大量の水がひっかけられて水びたしになりました。

バスの中で水をひっかけるような行動を起こした人はおらず、なにごとかと窓の外を見たら、数人の子どもが空になったバケツをかかえて笑っています。水をかけられた男性はとくに怒るわけでもなく、やれやれという顔つきで髪からしたたる水を手で払っていました。

いったいなにが起きたのかわからずあたりを見回すと、私のとなりに座っていた初老の男性と目が合いました。男性は真顔でひとこと「ティンジャン」と言いました。
その頃はミャンマーのことはなにも知らなかったので、子どもたちの度を越したイタズラなのかと思っていました。

しかし、また同じようなできごとに遭遇しました。今度はヤンゴンへ戻ってきて、ヤンゴン環状線と呼ばれる鉄道に乗っていた時です。ヤンゴン環状線はものすごくゆっくりと走る列車で、走っている客車に飛び乗ったり、飛び降りたりする人がいるくらいです。客車といっても見た目は貨物車に毛が生えた感じで、座席は50センチくらいの高さに長い角材が渡してあるだけのかんたんなものです。車両の両側にある出入り口に扉はなく開けっ放しなので、あぶないのですが風もよく入ってくるので気持ちがよいものでした。

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ヤンゴンの郊外は緑も多く、風も気持ちがよく、私は窓から外を眺めていました。列車が駅に近づいてくると、プラットホームに数人の子どもたちがいて、なみなみと水が入ったバケツや手桶を持っていました。今度は何が起きるのか私にもわかりました。列車がプラットホームにすべりこんでくると、子どもたちはバスの時と同じように、おかしくてたまらないという表情で、バケツの水を開けっ放しの扉や窓をめがけて、つぎつぎに放りこんでいきました。

水がかかった乗客は、バスの時と同じように「まいったなあ」という表情をしてから、服や顔についた水をはらい、またなにごともなかったかのように座り直しています。やはり怒りだす人はおらず、みんなどことなく楽しそうです。

そのような光景が、駅に着くたびに繰り返されるのを見ていて、ようやく私もこれはイタズラではなく、なにかのイベントなのだなと思い始めていました。

そしてダジャンはある日とつぜんに始まりました。ヤンゴン環状線に乗った数日後の朝、宿泊していたダウンタウンのゲストハウスを出て大通りに出ると、車道ではピックアップ・トラックの荷台にずぶ濡れの若者たちが水鉄砲を持って立っており、そんなトラックがすずなりに何台も並んでいました。(ちょうどヤクザ映画の「出入り」のシーンのような感じです)

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歩道では子どもたちが手桶やバケツやおもちゃの水鉄砲をつかって、手当たり次第に通行人に水をかけています。通行人はみな覚悟を決めており、逃げることもせず水をかけられながら平然と歩いています。

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私ももちろん、出かける先々でずぶ濡れになるほど水をかけられました。当時はミャンマー人の誰も携帯電話は持っていなかったので、水をかけたりかけられたりしても、なにも心配はありませんでした。旅行者の私だけがカメラを持っているので、水をかけられることにビクビクしていたと思います。

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街のいたるところではステージが設けられ、ステージ上からホースを持った若者が、路上の人やトラックに乗った人たちに、水をかけまくっていました。
生まれてはじめて、なんの予備知識もなく見たダジャンでした。

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バンコクに戻ってくると、ミャンマーと似たお祭りをしていました。安宿街のカオサンの近くにある大通りは人々であふれかえり、タイ人や旅行者が手桶に入った泥水(?)をおたがいの顔に塗りあっていました。

水をかけあって新年の訪れを祝う「水かけ祭り」をミャンマーでは「ダジャン」とか「ティンジャン」といい、タイでは「ソンクラン」ということを知ったのは日本に帰ってきてからです。


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Posted by 鈴木 at 22:14
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