宮崎県ボランティア協会の主催で、「第25回ふれあいの旅」が1月30日、31日の2日間に亘ってありました。ハンディを持たれている方とボランティアが一緒に旅行するもので、宮崎から都城、鹿児島の霧島、そして桜島とみんなで作った旅でした。総勢52名、2日間十分楽しみながら、無事にみんな帰ってきましたので、そのご報告です。
まずは、実行委員の皆さん、ご苦労様でした。旅行されたそれぞれ本当に楽しまれたと思います。皆さん、夜遅くまで何回も会議を開き、途中で様々な難題をクリアしながら、どうやって楽しんでもらおうかと話し合われたのでしょう、旅行をした一人として、そして皆さんを代表してお礼を申し上げます。
さて、旅の行程は、都城にある霧島酒造の「霧の蔵ブルワリ」にまずは行きました。焼酎の作り方など工場見学をしながら学びました。夜の宴会の準備というか、自分が飲むものはどうやって作られているのかわかりました。結構、みんなお酒好きな方が多かったような。
ホテルは霧島ロイヤルホテルでしたが、着いてすぐにみんなお風呂に入りました。肌と肌の付き合い、本当にふれあいの旅といったところでしたね。露天風呂もあって最初は外に出て寒いと思いましたが、そのうち気持ち良くなって、仕事の疲れも吹っ飛んだ気がします。
夜は、グループごとに分けれて食事、もちろん出し物もありました。芸達者の方が多くて、エレキギター演奏や太鼓や笛、三味線もありました。カラオケも希望者が多くて、みんな歌詞の一番だけ歌うといった状況でした。ビンゴのゲームもあり、皆さん楽しい時間を過ごしました。
夜は皆さんすぐに寝たのかな? 私は先ほどの笛、太鼓の楽器を持ってこられた方々と夜中の1時くらいまで(6,7名で集まって)部屋で演奏を聴いていました。
2日目は、鹿児島のいおワールド水族館に行ってイルカショーをみて、そして桜島までフェリーに乗り、桜島レストハウスでお買物と食事をしました。食事の時には、鹿児島にいる琵琶を演奏される方が来てくださって素晴らしい演奏をして頂きました。音楽に疎い私は本当にうらやましい限りでした。
1日目は晴天でよかったのですが、2日目はあいにくの雨、桜島がきれいに見れなかったのが心残りです。でもバスから降りるて移動するときは雨は止み、車いすをバスから降ろすことも問題なくできたのでよかったです。
旅にはいろいろなものがあります。歴史や文化を知ったり、おいしい食べ物を味わったり、自然を堪能したり、でも今回は私にとっては初めての「旅行者同士のふれあいの旅」だった気がします。いろんなことが初めてで戸惑うことも、結論として大切だと思ったことは技術より「しっかり向き合ってふれあうこと」かなと思いました。この年になってやっとわかったという感じで恥ずかしいですけどね。
それと、これまでのハンディを持たれた方に接する機会は多くありましたが、表面しか知らなかったというか、自分の中で何か壁があったような気がします。自分から行動に出せないというか、躊躇してしまう自分がいつもありました。今回の「ふれあいの旅」でそれがなくなりつつある自分の変化がわかりました。
「ふれあいの旅」、みんなで楽しみながら、いろんな人とふれあったことが一番のおみやげなのかな。来年というか、次回は多くの方にボランティアに参加してもらえるように宣伝していきたいな。自分でその良さがわかったので、自信を持って宣伝もできるでしょうから。
簡単ですが、これでご報告を終わります。次回に向けてまたすぐに準備が始まるでしょう。
これを読んでいただいた皆さんからのご参加もお待ちしております。