【報告】市民の伊勢志摩サミット 1周年記念フォーラム(その3) [2017年06月03日(Sat)]
前後半を通して、愛知に比べて岐阜と三重では多文化共生分野のNPOが少なかったり、自治体の多文化共生による取り組みには濃淡が大きいことから、各県内に限らず、東海3県での広域ネットワークがあると、お互いに共有できるノウハウも充実してよいのではという意見に多くの方が賛同されました。
これを受けて当団体では、自主事業や東海市民社会ネットワークでの今後の展開につなげていきたいと思います。 さいごに、全体会で土井から上記のことをご報告したところ、他の分科会参加者からも共感をいただきました。貧困や防災など、他のテーマで活動する方々とも課題の共有と解決に向けた協働に取り組んでいきたいと思います。 また、今回のテーマであるSDGsについて、昨年10月に日本政府が出した「実施指針骨子(案)」からは、国連が人権尊重の対象として明記していた【難民、国内避難民、移民】のうち、【移民】の二文字が削られていました。 ![]() しかしその後のパブリックコメントで移民や在日外国人を含めるよう多数の意見が出されたことを受けて、最終的な指針には【移民】が含まれることとなりました!市民の厳しい目が日本政府の方針を改めさせた、大変大きな成果だと思います。 ![]() パブコメ後の文章 こうして、移民の人権尊重等に取り組むことは世界中が目指すゴールの1つとして共有されたわけですから、私たちも今まで以上に自信と責任をもって活動していきたいと思います。 東海市民社会フォーラムは来年度、愛知県内での開催を予定しています。 みなさん、ぜひご参加くださいませ。 ![]() |