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異文化コミュニケーション学会での発表 [2016年09月20日(Tue)]

去る9月17,18日に名古屋外国語大学(日進市)で「異文化コミュニケーション学会2016 年次大会」が開催されました。

2日目のパネルディスカッション「クオ・ヴァディス?多文化多言語社会としての日本」のパネリストの一人として、当団体代表理事の土井が登壇を依頼され、日頃の活動を通じて感じている、“公益通訳・翻訳サービス” に関する問題提起を行いました。

(注)クオ・ヴァディスとは、ラテン語で「(あなたは)どこに行くのか?」という意味だそうです。


当日の発表資料を下記に添付します。
なお、当日のパネルディスカッションはすべて英語で行われましたが、ここでは投映用のパワーポイントと、読み原稿(スクリプト)をそれぞれ、英語版と日本語版の両方をアップします。画像の下のタイトルをクリックしてください。




また、当日は時間の関係で質疑応答やフロアとの議論ができませんでしたので、ここに「今後の私たちの取り組み」を補足しておきます。

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本発表では、これまでの活動を通じて見聞きしたり、通訳者・翻訳者のみなさんから寄せられた声をもとに問題提起をしました。しかし、当然ですが、これで終わるわけにはいきません。
今年度は名古屋市で、来年度は愛知県で多文化共生推進プランの改訂作業が行われていますが、その一環で開かれている各種会議の場で、通訳や翻訳、そして相談業務を担う方々の「待遇面」について、改善に向けた議論は今のところなされていないように思います。
顕在化している課題自体について議論するだけでなく、それがなかなか改善されない背景の一つには、支援者の待遇が改善されないことが大きく影響しています。

(比較的)低賃金、非正規雇用、有期契約・・・

こうした雇用の問題に正面から向き合うことなくして、これからの持続発展可能な事業はありえません。ぜひこのことをしっかり会議の場で取り上げて、改善策を検討していきたいと思います。


最後に、この発表機会をいただいた名古屋外国語大学の津田守教授、英訳を担ってくださった名古屋外国語大学博士課程のヤコブ・マルシェレンコ様、パネルでご一緒させていただいた皆様、聴衆の皆様、そして学会運営にご尽力された関係者の皆様に心からお礼申し上げます。ありがとうございました。
     
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