外国籍児童生徒のための進学・進路ガイダンス事業 (2009年度実施予定)
外国籍児童生徒の支援において、子どもたちの未来を切り開くために、
進学・進路指導を充実させることは喫緊の課題となっています。
全国の
外国籍児童生徒の約4割が暮らす東海地域でさえ、彼らとその保護者を
対象とした「進学/進路ガイダンス」を実施している地域はごく限られて
おり、その質(内容)も様々です。
また、多くのガイダンスでは、外国人学校に通う子どもや不就学の子
どもは「
対象外」となっていたり、対象であっても手 元に情報が届けら
れていなかったりするのが現状です。
そこで、わたしたちはすべての外国籍の子どもたちとその関係者を対
象とした「進学・進路ガイダンス」を開催します。子どもたちの
夢の選択肢
を広げ、彼らを支える保護者や学校の先生、地域のボランティアの方々に
正しい情報をお届けします。
外国籍児童生徒のための日本語/教科学習支援サポーター養成事業 (2009年度実施予定)
外国籍児童生徒を日常的にサポートする人の中には、学校現場に入り
込んで支援する「
語学相談員」や「
日本語指導員」、「
国際学級担当」など
と呼ばれる人たちがいます。また、学外では、地域の日本語教室などで
活動する
ボランティアもそのひとりです。
こうした人たちは、各現場で子どもたちに関わる多様な問題(日本語指
導、母語教育、教科学習補助、通訳・翻訳、メンタル・ケア、保護者との
連携等)への対応が求められます。一方で、そうした問題に適切に対処
しうるだけの知識やスキル、支援者ネットワークの形成などの能力を十分
に身につける機会はなく、
個人の努力に任せられているのが現状です。
そこで、わたしたちはこうした外国籍児童生徒のサポーターを対象とし
た「日本語/強化学習支援サポーター養成講座」を開催します。ここでは、
長期間(6ヶ月〜1年)のプログラムを通じて、支援現場で
即戦力として活
躍できる人材の育成を行ないます。
学校やボランティア団体の関係者にご協力いただき、プログラムの企画・
立案から講座での情報提供、実習の場の提供、修了後の受入れ、その後
のフォローアップまで充実した内容を考えています。