岡崎市災害時通訳ボランティア養成講座 [2012年08月16日(Thu)]
7月29日と8月5日の2日に分けて、岡崎市で災害時に外国人住民をサポートする通訳・翻訳ボランティアさんの養成をお手伝いさせていただきました。同様の研修は、愛知県内では名古屋市や豊田市でも行われていますが、岡崎市においては初めての講座ということもあり、40名を超える参加者がありました。
1日目は「知識編」として、まず岡崎市の外国人住民の状況や、市の防災計画、社会福祉協議会が設置する災害ボランティアセンターについて担当者のお話を伺いました。次に、災害時に外国人住民がどのような状況に置かれるか、なぜそのような不安や問題を抱えるか、その解消のためにはどうすればよいか、などを参加者とともに考えました。最後に、(公財)滋賀県国際協会さんが作成された「多言語非常持ち出しカード」を使って、非常持ち出し袋に備えておくべきものを考えました。 2日目は「実践編」として、新潟県中越沖地震(2007年)と東日本大震災(2011年)に実際に被災地で通訳・翻訳活動を行った、NPO法人多文化共生マネージャー全国協議会事務局長の時光(とき・ひかる)氏を講師にお招きし、会場を避難所に見立ててのシミュレーションを行いました。地域在住外国人の方も被災者役としてご協力くださり、双方にとって学びの多い研修となりました。 今回の研修は「ステップ1」。来年度以降の展開に向けて準備を進めていきます。 |