お母さんごめんなさい。 前編[2018年07月20日(Fri)]
ある、不登校経験者の女性のお話しを伺うことができました。
以下は、了承を得て記載させていただきます。
いつも、『頑張らなきゃ!』と思っていました。
他のみんなも、毎日のようにお稽古や塾に行っています。
家にいても、一緒に遊ぶ人はいなかった。
皆が忙しいから。
私も、忙しくしなくちゃ。
皆のように頑張らなくちゃ、気を使って話さなくちゃ!
一人ぼっちになってしまう。
そんなある日、身体がだるくて動けなくなりました。
1日、休みました。
救われた…気がしました。
次の日、学校に行って今までと同じような生活をしました。
もう、嫌だな・・・
次の日、部屋から出ませんでした。
『病院に行こう!』お母さんは心配して色々言ってくれます。
後ろめたい気落ちになり
『うるさい。黙れ!』と言いました。
どうしよう・・・なんてことを言ったしまったんだろう。
直ぐに後悔しました。
しかし、一度そんな言葉を使うと当たり前になってしまいました。
お母さんは、びっくりしたような顔をした後
悲しそうな顔になりました。
そして、お母さんは
もう、何も言わなくなりました。
2か月以上休み、家で寝たりゲームしたり
不安になり、こっそり教科書を開けてみた日もありました。
階下で両親の言い争う声が聞こえました。
でも、お母さんは私には何も言わず
普通に、ご飯が用意されていました。
後編に続く。