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いじめのある世界に生きる君たちへ[2020年03月20日(Fri)]

いじめのある世界に生きる君たちへ [著]中井久夫

精神科医が自身の体験をもとに
いじめの罠のような構造を小学校高学年の読者にもわかる言葉で解き明かす。

いじめのかなりの部分は、学校の外で行われれば立派な犯罪だ。
家や社会で弱い立場に置かれた子供は権力に飢えている。
その飢えは家の中で権力的に支配されている子ほど増大し
いじめの手口を家や学校での大人の態度から学ぶ。

「孤立化」「無力化」「透明化」の三つの段階を経て
子どもは心理的に追い込まれる。
加害者のきげん一つで運命が決まり
多額の金銭の搾取に怯えるむき出しの「出口なし」の暴力社会では
大人のように刑罰を受けることもない。
追い詰められた子どもの抱える罪悪感や劣等感
そして大人に対する不信感に寄り添いつつ
周囲の大人が子どもの安全を確保できるようになればとの願いがこもる。
評者:西條博子
(週刊朝日 掲載)

内容紹介
本書は、2011年10月に滋賀県大津市で市立中学の男子生徒が自殺をした
「大津いじめ事件」の第三者委員会報告書に引用された
中井久夫氏の『アリアドネからの糸』(みすず書房)の「いじめの政治学」を
小学校高学年から読めるよう、再編集したものです。

「大津いじめ事件」は「透明化」の段階だったとされています。

いじめのニュースが後を絶ちません。
格差社会、子どもの貧困も、いじめに拍車をかけ、限度がわからず
同級生を殺してしまうようないじめ
SNS、原発など、現代ならではのいじめも発生しています。

「いじめをなくせ」というのは簡単でも実現するのは不可能
。82歳、自身をもいじめられっ子だった日本を代表する精神科医師が
「翻訳者」を付け、名著「いじめの政治学」を小学生以上に書き下ろしたメッセージです。

中井氏は「子どもの社会が権力社会である」とし
いじめを「孤立化」「無力化」「透明化」の三段階に分けました。

「いじめられても、逃げる、死なない」ために
子どもたちに、やさしく、大切な情報を的確に伝え
サバイバルのきっかけをつかんでほしいと作った1冊です。91NUV-vl5IL._AC_UL200_SR200,200_.jpg

そして、親や教師、子どもの近くにいる大人たちが
いじめを軽く見ず、子どもたちのメッセージを見落とさず
真剣に向き合うための必読の書でもあります。

小学6年生で読めない漢字にはすべてルビを振っており
いわさきちひろさんの画を添えているので、親子で読んだり
親が子どもに贈ることもできます。
Posted by hahaちゃん at 00:00 | | この記事のURL
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