不登校。『夏休み明けが怖い』前半[2019年12月28日(Sat)]
4年生の1学期までは何とか学校に毎日通っていましたが
夏休みの後半になると子どもは、熱が出るようになりました。
近隣の病院に行き
『夏の疲れからなぁ。』と言われて軽い風邪薬を処方されましたが治らず
元々食の細い子でしたが
ますます食事とれなくなりました。
私と家で二人で居るときは静かに休んでいたり、体調がましなときは果物を少し食べたりしてくれましたが
上の子が居るときは、部屋から全く出ることはありませんでした。
夏休みも終わり、涼しくなった頃
ある時、上の子が下の子の部屋に入りました。
『お小遣い足らないから貸して。』と言っている声が聞こえます。
『まだ、今までのも返してもらってないし。』と消え入りそうな声が聞こえます。
部屋に入り、上の子を叱りましたが、平気な顔で自室に入っていきました。
子どもに
『ずっとこんなことされてたの』と聞くと
『家でも、学校でもずっと。』
これで、初めて子どもがしんどい理由がわかりました。
上の子がはっきりとものを言うタイプなのにたいして、下の子は優しく
貸してと言われたら断れなかったり
欲しいと言われたら、必要なものでも渡してしまうような子どもでした。
明らかに、学校に行くのが辛そうだったので
『ちょっと休憩したら』と言うこともありました。
この時初めて私は、この子にとって
学校も上の子がいる家も疲弊する場所であると気づきました。