独りじゃなく、家族で。[2019年11月05日(Tue)]
不登校の子どもさんは孤独です。
独りでいることになれるのも可哀そう。
ここで、不登校体験者の方から伺った
一番ほっとしたことをご紹介します。
ある時、ご本人が何となく食事の時に
『今日は、一晩中映画をみようかなぁ。』とぼそっとつぶやいたそうです。
すると、お母さんやお父さん、兄弟姉妹が
『明日は、何の予定もないから・・・みんなでみよう!』
と、いいだしました。
正直、びっくりしたそうですが
その夜はみんなで楽しく・・・
寝落ちするまで映画を堪能したそうです!
次の日・・・皆で昼過ぎに起床。朝昼兼用の食事をとり
『たまには、こういうのもいいもんだね!』と楽しく話したそうです。
そんなこんなで、この方は
同級生に遅れて高卒認定をとり、紆余曲折ありながら
現在、家庭を持ち仕事にも奮起されています。
今回の不登校経験者の方から伺った際、一番印象に残ったお話。
『自分たちの時代は、まだ不登校に対して社会が優しくなかったので
自分のような生き方は、全否定されたいへんでした。
自分の場合、家族が支えてくれ、家族の結びつきがあったからこそ
自分がここまでこれたと思います。
現在の子どもたちは、不登校に対して理解はされているものの
ラインなどネット環境により、心の傷も大きくなり、かえって外に出にくい世の中になっているように思います。又、保護者の方も多すぎる情報に翻弄されているのかと思います。
保護者の方もですが学校の先生方も
何時までも同じ対応をするのではなくその時代時代にあった対応をしないと、不登校は長期化しがちだと思います。』
と、話されていました。又、
『昔は、学校にたまに行ったら皆が笑顔で迎えてくれましたが
今はそんなに甘くないと聞きますし、感じます。
子どもたちも自分たちの時代よりすさんでいるように思います。
確かに、生きにくい時代です。
ただ自分は今、不登校を乗り越えたという自信もあります。
自分は、不登校の時期があったからこそ
何事にも適度なバランスで広い視野で考えられるんじゃないかと、人によく言われます。』
とお話しされていました(^^)