不登校。ある子の場合[2019年09月25日(Wed)]
ある子どもさんと保護者の方の体験談です
子どもさんは、学校を見るだけで、嘔吐します。
自分をいじめていた子の
家の近くを通るだけで嘔吐します。
そんな子どもさん、自分を守るために
学校に行かない選択をします。
勿論、高校受験もしません。
駅にも行けない
大通りも一人で歩けない…
受験なんて出来ないんです…。
しかし、保護者の方は
『ええやん。したいときにしたいことしたらいい』と笑顔です。
ある時、子どもさんが
『いらない教科書どうしよう…』とお母さんの答えを伺います。
『いらんかったら捨てたらいい。紐でくくっとき』
次の週末、教科書は廃品回収に出されました。
この子どもさんは、生真面目で慎重なタイプ。
しんどくても、当初は隠し
保護者の方が異変に気付いて
止めても止めても学校に行きました。
『心を殺してまで学校に行ってなんになるそのうち、生きるのが辛くなるだけや。』
そしてとうとう、保護者の方が危惧した通り
子どもさんは動けなくなりました。
子どもさんは、今
人生やり直し中です。
ドキドキ不安もありますが、家族皆がいるから大丈夫
『さあ皆で秘密基地を作ろうか
基地は、帰る場所避難場所。必需品だから』
お母さんと兄弟姉妹一致団結して片付けます。
学校は、いつでも行ける。
いかなくても生きていける。
さあ基地を作ったら大冒険へ出発
しんどくなったら
基地に戻ってきたらいいから