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社協パンフへの掲載中止 [2021年11月14日(Sun)]
例年、地区の社会福祉協議会から、年一回発行しているパンフレットに、筆者が行っている「互助移動支援活動」の原稿チェック依頼が来ます。今年も2週間ぐらい前に事務局長の手紙が届きました。

少し悩んだ末に、次のような返事をしたため、担当者の方にお会いして手紙の趣旨についてご説明し了解をして頂きました。宛先など個人情報はマスクしてあります。

=以下、手紙の内容です。=

もろっこクラブ代表世話人 花岡 進

ZZZZ町社会福祉協議会
事務局長 WWWW 様

   「FFFFマップ」への当クラブの記載について

日頃から、当クラブの活動に対して様々なご支援を頂き誠にありがとうございます。

来年度の「FFFFマップ」への当クラブの記載につきましては、下記の諸事情により、活動そのものを「削除」して頂ますようお願い申し上げます。

1. 2017年9月に、XX町長を始め、もろバス所管のYY課長等に対して、2度に亘ってZZZZ町の移動困難者の救済案についてご説明した結果、町長からは、町の長期計画への反映が行われるまで待ってほしい。ついては、花岡自身が先んじて互助送迎を開始して欲しいとの話がありました。

2. 2019年7月にはBB福祉課長にも説明をし、BB課長は「社会福祉協議会の所管になるので、社協と今後調整してほしい。その旨、社協には伝えておく。」との話を頂いておりました。(実は、最初にこの話を持っていったのは社会福祉協議会でしたが、BB課長はそのことはご存知ないようでした。)

3. 活動開始からほぼ3年が経過し実績を積み上げる中で、様々な課題も明確になってきましたので、2020年10月1日に、当時のYY課長に対して、もろっこクラブの活動実績と今後の町からの支援体制(案)についてのプレゼンテーションを行いました。その場では確たるご返事はいただけなかったものの、「移動手段の確保について福祉部局と調整をしているので、ここ2-3ヶ月以内に、非公式な会議への出席を花岡に求めるようにしたい。」とのご返事を頂きました。

以後、今日に至るまで町からの連絡は一切ありません。

しかしながら、2017年11月にもろっこクラブとしての送迎活動を開始して以来、社会福祉協議会や町の高齢者福祉課、地域包括支援センター、民生委員などから、実際に異動に困難をきたしている方々に対して、当クラブが紹介されてきました。これも、FFFFマップに掲載されたことが機縁になってのことと存じます。

私としても、本当に移動に困っている身体や精神に支障を持つ方々に、今後ともお役に立てればとの思いはありましたが、以下のような理由で、それも断念せざるを得ません。

1. 現在、町からの支援が全くない状態のもと、ドライバーは私一人のみですが、月に50-60人の往復送迎をコンスタントにこなしております。年間にすると、ほぼ600人から700人ペースです。クルマは朝から夕方までほぼ100%送迎活動に使っております。私の稼働時間も昼間の7-8割に相当します。土曜日も医大が診療をしているため稼働しております。

2. 従って、これ以上、新たな利用希望者に対しては対応が不可能です。現利用者を介しての紹介のケースは随時対応したいと思います。

3. これがもっとも大きな理由ですが、これまでの利用者のうち、私が行っている互助送迎の主旨とかかる労力をご理解頂けず、ご自分中心の振る舞いをされるため、送迎を続けることは精神的にも困難と判断しお断りした方々がいます。(はっきり告げたり、それとなく依頼された日の都合がつかない等、断り方は様々ですが。)
改めてカウントしてみると、私が送迎を忌避した方の人数は32名にもなります。

しかし、今回調べてみて驚いたのですが、この32名のうち、25名が社協や高齢者福祉課、民生委員などの公的な機関からの紹介でした。約8割です。これは、役場関係部署が介在することで、「公的な福祉政策」の一環として、もろっこクラブの送迎活動が、一部誤解されて捉えられているためではないかと思います。

4. 最後の理由は、何と言っても最初に書いたような役場上層部との約束の経緯がありながら、その約束を全く無視し続けながら、その役場関係の部署から送迎希望者を「振られてくる」ことへの違和感です。これは物事の道理がおかしいと思わざるを得ません。

以上、長文で恐縮ですが、これまでの経緯と今回のふれあいマップへの掲載辞退の理由についてまとめてみました。できれば、町の他の部署にもお伝えいただければ幸いですが、もし、私自身から話をする必要がある場合はご連絡ください。こちらから町の関係部署に直接連絡し同様のことをお願いすることと致します。

以上、手紙の全文です。

これでは、地域で助け合う活動が続く訳がありません。残念ですが。

ご参考までに、気になるデータを添付します。

<<日本人は見知らぬ人を助けない>>

英国のチャリティーズ・エイド・ファンデーションという団体が毎年、行っているもので、国ごとに「見知らぬ人を助けたか」「寄付をしたか」「ボランティアの時間を持ったか」という3項目でアンケートを実施し、その結果をまとめたものである。

 この調査は2009年から行われており、19年に発表された10年間の総合ランキングでは日本は126カ国中107位、最新の21年のランキングでは何と114カ国中最下位となっている。

日本人が他人を信用しない傾向が顕著であることは、すでに多くの調査結果が示している。例えば、総務省が18年に行った調査によると、「ほとんどの人は信用できる」と回答した日本人はわずか33.7%しかおらず、その割合は各国の半分しかなかった。基本的に日本人は他人を信用しないので、他人と関わろうとしない人が多く、それが今回のランキング結果にも反映されている。

<<平野啓一郎のツイッターで知った事実>>

「 最も貧しい人たちを国は援助すべき」と問う米シンクタンクの国際調査結果。これに「完全に同意」と答えた人間が10%台(15%)を超えなかったのは、日本人だけだった。しかも「ほとんど同意」も59%で世界最低。
凄いぞ現代日本人。
https://t.co/in7x70Dtw4

日本は世界でもまれにみる利己主義が行き渡った国のようです。

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