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住民流福祉とは? [2018年01月04日(Thu)]
この正月に、民生委員の活用ができないかと思いグーグル検索していたら、私が住む町に「住民流福祉総合研究所」というのがありました。

メディアなどで取り上げられているようなので、ご存じの方は多いかと思いますが、何しろ私の場合は、昨年8月から「無償運送」のボランティアを広められないかと活動を始めたばかりであり、この研究所については、グーグル検索には一切ひっかかっていませんでした。

中身をつらつらと見ていると、ようやく分かりました。何故、地域で始めた無償運送が広まらないのか。こちらのサイト記事の4ページをご覧下さい。

http://juminryu.web.fc2.com/yumetsuushin1.pdf

ご近所の50世帯ほどで、いわゆる世話焼きさんがまとめ役となり、様々な助け合いを現にやっているようです。(もちろん、こうしたマップを作成しても、つながりがほとんどないところも多いと思いますが。)

その中には、送迎サービスもあります。対価は畑で取れた野菜など。お互いに持ちつ持たれつで適当に御礼をし合っているようです。
もし、このようなご近所の持ちつ持たれつの関係が既にあれば、私のようなボランティア活動への参加を募っても、ドライバーはもとより利用者も集まらない訳です。公民館や社協、スーパーや医院にドライバー募集のポスターを好意で貼付して貰っておりますが、およそ1ヶ月たった今でも、反応はゼロです。

いわば、魚のいない「大海」に細い釣り糸を垂れていた訳です。反応がある方がおかしいですね。

まさに、こうしたご近所の助け合いマップを書くことによって明らかにされた、地域での草の根型の互助活動は、決して福祉を提供する側からは見えてこないということを思い知らされました。何とまあ、これまで地に足が付かないことを延々とやってきたのだろうかと。

しかし、こうした優れた活動には、私の町の行政(社会福祉協議会も含む)は一切関わっていないようです。たびたびの当局の方々との話し合いでも、このようなご近所レベルの活動の紹介はありませんでした。

私が住む地区の自治会の役員に無償運送のチラシの回覧をお願いするため集まって頂いた際、「こういっちゃ悪いけど、どこの馬の骨か分からない人間がやることに自治会として関わるわけにはいかない」との会長の一言が強く印象に残っておりましたが、確かに、引っ越してきてたったの3年半の人間はまさしく「馬の骨」であり「鹿の骨」でしたね。両方あわせて「馬鹿」。

勝手に、頭で考えてボランティアをやっていた自分の非力さ、阿保さ加減がよく分かりました。
この草の根的な活動の中に、どうやって今までやってきた移動困難者のためのボランティア活動を取り込む、或いは協働するのか、それが新年度からの新しい課題です。
この記事のURL
https://blog.canpan.info/morocco/archive/9
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