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碩学の本 [2020年03月31日(Tue)]
このところのコロナ騒動で、ちょいと困っているのが公共施設が閉鎖されていることです。筆者にとっての馴染みの公共施設は、町のトレーニングジムと図書館です。ちょうど閉鎖される直前に借りた本を読み終えても、閉鎖前にリクエストした他館所蔵の本も一向に届きません。

頭も使わず体も使わず、ひたすら家に閉じこもって免疫力をつけるための食事と睡眠を心がけよと、世間から強く言われておりますので致し方ありません。しかし、このいびつな生活は、何やら「出荷前の豚」に対して人間様が勝手に強要している生活と酷似しておりますね。

「太った豚になるよりも痩せたソクラテスになれ!」とは、その昔、某大学の卒業生に対するはなむけの言葉として有名になりましたが、今は、世間から「痩せたソクラテスになるよりも太った豚になれ!」と言われているようです。

一体全体、いつから、豚とソクラテスが逆転してしまったんだ??

そうは言うものの、この環境からの成り行きで太った豚になるのは仕方ないにしても、せめて痩せていないソクラテスを目指したいと思い、最後に図書館から借りた本の1つ、「社会学史」(大澤真幸著、2019年3月)の気になる箇所を再度読み始めました。

世の中には、こういう本を書く人がいるんですね。まさに碩学。以前から大澤真幸の本は数々読んできましたが、この本は実にスケールが大きく、体系的に思想・哲学の流れを社会学史という視点からまとめられております。

二度読んでも、論旨の流れを負うのが精一杯。この本に出てくる、まさに碩学の中の碩学のような人物に比べ、いかに自分が平凡で思慮がなく底の浅い人間であることか、改めて思い知らされております。

社会つまりこの世の中の成り立ちに対し、何らかの疑問を抱いている方に是非おすすめします。
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