泉ヶ岳清掃とやすらぎの森調査
[2022年04月16日(Sat)]
■2022年4月16日
今日は待ちに待った泉ヶ岳の山開きです。
本日の活動は恒例の『泉ヶ岳清掃』と『やすらぎの森調査』の2本立てです。
今週、前半は春を飛び越え夏のような気候でしたが、一転今日は風の冷たい冬に逆戻りしたような一日でした。午前中は小雨交じりの曇り空、帰り足の午後にやっと晴れ間が見えてきました。
↓こちらは帰りがけに撮影した泉ヶ岳。山頂近くは厚い雲に覆われています。
午前中はこの雲がスキー場の下まで延びていました。
そしてこの雲の中はこんな感じ
↓ ↓ ↓
もう誰が誰かもわかりません。
緑のベストだけが当会会員を探す手がかりです。
悪天候の中、たくさんのゴミを回収しました。こうして多くの人の手があって、皆が気持ちよく登山できる有難みを感じます。
ですが、一番はゴミを捨てないことですね。
ごみは必ず持ち帰るよう常日頃より心がけましょう。
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さて、清掃後は大駐車場側やすらぎの森入口に集合です。
10時を回りましたが相変わらずの霧。駐車場には雪も残っていますね。
4月とは思えない光景ですが、駐車場の脇にはフキノトウが。
土の中から可愛らしい姿をのぞかせています。植物が春の訪れを教えてくれます。
こちらは駐車場脇の桜です。
開花まではもう少し時間が必要なようです。
おやっ?
まだ蕾のかたい桜の枝になにやら葉がモッサモッサと生えています。
…ヤドリギと思いきや、これはてんぐ巣病という病気のようです。
周辺の多くの桜に見られました。風に飛ばされどんどん増えていくそうです。
過去のてんぐ巣病防除活動についてはこちらから
↓↓↓
(※てんぐ巣病について詳しく記載されています)
泉ヶ岳駐車場から芳の平にかけての桜は見事です。
この景色がずっと続くように、これらの病巣も取り除いていかないとなりませんね。
そんなことを思いながら、しばらくすると清掃を終えた会員が続々と集まってきました。
数える間もなかったですが30名ほどでしょうか。こんな天気の中ですが、多くの会員が集まってくれました。
今年入会した19期生のうち4名がさっそく今日の活動に参加です。お一人づつ自己紹介をしていただきました。みなさんしっかりしていて頼もしい!!
即戦力となりそうな勢いある4名です。今日来られた方も、そうでない方も。
これからぜひ宜しくおねがいします
さてお待ちかね、いよいよやすらぎの森調査に入ります。
伐倒班、草刈り班、自然観察班と3班に分かれての調査です。
各々得意分野であったり興味・関心のある班の長について出発です。
まさかの3班編成! てっきり全員で回るものと思っていたのでどこについて行こうか迷います
とりあえず人数の多かった草刈り班について行きま〜す^^;
大駐車場からこの小川までの間がやすらぎの森です。
狭いようでなかなかの広さ。これは大変だぞ!
スタートして間もなく、早速現れたこれは…バス停?
撤去しないとダメですね。
あちこちに見られるベンチは枝がかかっていたり、近くに倒木があったり…。
まだまだ使えそうなベンチです。みんなに活用して貰えるようにしっかり手入れをしないとなぁ。
遊歩道上に横たわる倒木これも撤去しないと。。。
どれもなかなかの大物。整備には時間と手間がかかりそうです。
遊歩道は幅員1mほどをみんなが歩きやすいよう草を刈ろう、となりました。
実際歩きながら障害物などを細かくチェック、どのように整備したらよいかを知恵を出し合いながら検討しています。
これまであまり手入れがされていなかったのか伸び放題の枝です。
下の2枚は目線でシャッターを切りました。
枝を分けて進んでも、時々勢い良く枝が跳ね返ってきて危険です。
これらも切っていかないと…ですね。
この小川に架かる橋は当会で10年も前に設置したものだそうです。
大先輩である寺沢さんから説明を受けている様子です。
木材はどこから持ってきたのか、何の木を使っているのかなど質問攻めです。
長いこと頑張ってきたこの橋も、老朽化したためそろそろ架け替えが必要だろうとなりました。次はどこから木を持ってこようか?さっそく議論が始まります。
このやすらぎの森をフィールドにするにあたっては紆余曲折あったようで、今回会員皆でこうして調査が出来るのは多くの先輩方が積み上げてきた実績のおかげでもあります。
過去に見送らざるを得なかった案件が、今こうして実現できていること。長い年月をかけ会が成熟してきた証のようにも感じ嬉しく誇らしく思います。
19期の頼もしいメンバーも参戦してくれた今日の調査、これから先輩方と力を合わせてこのフィールドを大事に見守り活用していきたいと思います。
閉会の際、及川会長から活動の協力要請がありました。
青下の森は多くの人数が必要なうえ、日程の一部が坪沼の下刈りと被っているため多くの方の参加が必要です。
会報で日程等を確認のうえ、1人でも多くの方に参加いただきますようお願いします