雨台風か。風台風か。 [2026年05月30日(Sat)]
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フィリピン沖で発生した台風6号は来週琉球諸島を暴風圏に巻き込みながら、来週中頃には関東地方へ最接近する予報です。
この台風6号は、「猛烈な暴風」と「警報級の大雨」の双方を伴う、非常に危険な【雨・風ともに強い台風】とのことです。 ここ半年の深刻な乾燥からの強い台風通過となると、山の地盤や樹木のコンディションは「非常に脆く、通常以上に危険な状態」になっている可能性が高いです。 からからに乾いた土壌は一見固そうに見えても、水分を吸収する隙間(隙間が空気で満たされているため)に一気に大量の雨が流れ込むと、土が泥水のように流動化しやすく、土砂崩れや地滑りのリスクが跳ね上がります。 また、乾燥で根や幹が弱っていた木が、台風の強風と急激な雨の重みで「一見、立っているように見えても、実は根元から浮いている(いつ倒れてもおかしくない)」状態になっていることもありえます。 これらを踏まえ、台風通過の数日後の活動におおける注意点と、運営側が事前に周知・確認すべきチェックポイントをまとめました。 活動フィールドにおける注意点(4つの注意喚起) 参加ボランティアの方は、「いつもと違う山のリスク」を直感的に理解してもらうことが重要です。 1. 頭上への注意:かかり木・折れ枝の危険 台風の強い風で、折れた枝が木の上に引っかかっていたり、今にも倒れそうな木(危険木)が残っていたりします。 作業中や移動中は、足元だけでなく、こまめに頭上を見上げて安全を確認してください。 活動フィールドに入る際は、必ずヘルメットを着用しましょう。 2. 足元への注意:滑りやすさと浮き石 長い乾燥のあとに大雨が降ったため、地面が非常にぬかるんでいたり、崩れやすくなったりしています。 また、木の根や濡れた岩、落ち葉の上は想像以上に滑ります。いつも以上に一歩一歩を踏み締め、ゆっくり歩くことを意識しましょう。 3. 斜面や崖、沢には近づかない 雨が止んで数日経っていても、山の土の中にはまだ大量の水分が含まれています。 急な斜面や崖の近く、また普段は水の少ない沢などは、突然崩れる危険があります。 活動フィールド以外には絶対に立ち入らないようにしましょう。 また、普段徒渉している箇所について、徒渉の可否も判断し周知しましょう。 4. 体調管理と「無理をしない」ことの徹底 台風一過で急激に気温が上がったり、湿度が高くなったりすることがあります。 また、ぬかるんだ道での作業は普段の倍以上の体力を消耗します。 「疲れる前に休む」「こまめに水分をとる」を、お互いに声を掛け合いましょう。 また、運営・リーダーは、当日の朝までに確認・徹底すべきこととして、以下のリスク管理と判断基準を持っておく必要があります。 「見えない危険」の事前スカウティング(踏査) 活動前日または当日の朝、運営スタッフで必ずコースと活動フィールドの下見(踏査)を行ってください。特に「かかり木」や「根返り」がないか入念にチェックし、危険な場所にはロープを張って立ち入り禁止にするなど対応する。 中止基準の再確認 台風が通過したあとでも、山の土壌水分がピークを迎えるのは「雨が止んでから数日後」というケースも珍しくなく、踏査下見の段階で、少しでも土砂流出の兆候(斜面から濁った水が湧き出ている、地面に亀裂があるなど)が見られた場合は、「せっかく集まってくれたから」と無理をせず、勇気を持って中止または活動内容を座学や安全な平地での作業等に変更する。 |




