冬の静かな山林での活動は心地よいものですが、今、私たちの「油断」を突くような事態が起きています。
「冬だからマダニは大丈夫」という認識を、この記事を読んでアップデートしてください!

今年2026年に入り、すでに国内で2件のマダニ感染症(SFTS)が報告されています。現場で活動する皆様に、改めて注意を呼びかけます。
2026年冬のSFTS感染事例「春から秋がシーズン」と言われるマダニ感染症ですが、今年1月・2月に相次いで感染が確認されました。
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大分県佐伯市(2月4日発表):70代男性が感染。潜伏期間を経て倦怠感や発熱などの症状が発生(1月26日)。
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愛知県豊田市(2月6日報道): 80代女性が感染。高熱や倦怠感が続き、現在も治療中。
特筆すべきは、愛知県の事例で「感染につながる目立った行動が確認されていない」という点です。これは、私たちが日常的に触れる里山や活動エリアに、冬場でもウイルスを持つマダニが潜んでいる可能性を示唆しています。
なぜ「冬」が危ないのかマダニの活動は春から秋にピークを迎えますが、冬眠せずに活動を続ける個体も存在します。
1.
誤った安心感:「冬は虫がいない」と思い込み、肌の露出対策や虫除けを怠りがち。
2.
重症化のリスク:SFTS(重症熱性血小板減少症候群)は、有効なワクチンや確立された治療薬がなく、致死率が高い恐ろしい感染症です。
3.
ペットへの感染:人間だけでなく、同行する犬や地域の猫にも感染し、そこから人へ感染するリスクもあります。
森づくり活動での「4つの鉄則」ボランティア活動を楽しむために、以下の対策を徹底してください。
【装備】肌を見せない:長袖・長ズボンはもちろん、袖口を軍手の中に入れ、ズボンの裾は靴下や長靴の中に入れましょう。
【忌避】虫除け剤の活用:ディートやイカリジン成分を含む「マダニ用」の虫除け剤を、衣類や露出部(首回りなど)に散布してください。
【帰宅後】即入浴:活動後はすみやかに入浴し、体に付着しているマダニがいないか(特に脇の下、足の付け根、頭部など)をチェックしてください。
【洗濯】着替えの徹底:脱いだ衣類はすぐに洗濯するか、マダニが潜んでいる可能性があるため、家の中に放置しないようにしましょう。
もし噛まれてしまったら…無理に引き抜こうとすると、マダニの口器が皮膚の中に残り、ウイルスを注入してしまう恐れがあります。
すぐに皮膚科等の医療機関で処置を受けてください。冬の森は空気が澄んで素晴らしいですが、マダニにとっては「冬の油断」こそが絶好のチャンスです。しっかり対策をして、安全に森づくり活動を続けていきましょう!