• もっと見る
« 2026年01月 | Main | 2026年03月»
プロフィール

森の安全を考える会さんの画像
<< 2026年02月 >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
記事カテゴリ
検索
検索語句
リンク集
最新記事

https://blog.canpan.info/morinoanzen/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/morinoanzen/index2_0.xml
タグクラウド
【活動報告】御岳倶楽部 2月定例活動 [2026年02月28日(Sat)]
今月の活動は昨年の間伐後の生育調査と作業道の補修を行いました。

20260228_009s.jpg

昨年は大きな台風や大雪といった道を荒らすような天候はなかったものの、やはり野生動物が行き来するフィールドだったりもするので、なんだかんだで痛みます。
20260228_004s.jpg
特に活動初期に作った道は材料の入手も難しく、除伐した広葉樹を使ったりもしたので、さすがに痛みが激しいところも数カ所ありました。

作業をしていると、上流の方から白いガスが微風にのってゆっくりと流れてきました。
あれよあれよとガスが立ちこめると、次の微風で一気にスギの花粉が・・・
あたり一面黄色い世界に。そして口の中がジャリジャリします。
20260228_003s.jpg

この澤乃井御岳フィールドで活動を始めて20年になりますが、こんな経験は初めてでした。
20260228_010s.jpg

大量のスギ花粉を浴びつつも作業を無事に終え。
現役庭師メンバーにサンショウ(♀ 俗称ミザンショウ)の剪定について教わるメンバー
20260228_007s.jpg

次回の活動は4月25日(土)です。
【追悼】西多摩の里山と生きものを愛した久保田繁男さんを偲んで [2026年02月15日(Sun)]
先日、西多摩自然フォーラムの元代表であり、私たちの活動に多大な影響を与えてくださった久保田繁男さんの訃報に接しました。突然の知らせに、言葉を失っております。

私たち「森の安全を考える会」は、団体として直接の組織的な関わりがあるわけではありません。しかし、会の主要メンバー全員が、何らかの形で久保田さんの情熱や知識、そして温かいお人柄に触れ、背中を追いかけてきました。

私たちの「原点」を築いてくれた方
私たちにとって、久保田さんは活動の原点そのものです。彼が代表を務めていた頃の西多摩自然フォーラムを通じて西多摩の里山と出会い、その魅力に引き込まれたことが、今の森づくりボランティア活動を今日まで継続する大きなきっかけとなりました。

また、当会の前代表である今泉とも、その活動の場を通じて出会いました。久保田さんが繋いでくれた縁がなければ、今の私たちの活動は始まっていなかったと言っても過言ではありません。

里山、生きもの、そしてお酒を愛して
久保田さんは、里山に関する深い知識の宝庫でした。特に「虫屋さん」としての顔も持ち、鱗翅目(チョウ目)については専門家として精通されており、その博識ぶりにはいつも驚かされるばかりでした。

それ以上に印象深いのは、その人生を謳歌する姿です。
里山を愛し、そこに息づく生きものを慈しみ、そして何より、仲間と共にかみしめるお酒をこよなく愛する方でした。未だにいろいろなことを教えていただきたいと思っていた矢先の別れが、本当に残念でなりません。

安全への想いを引き継ぐ
久保田さんの活動は地域に留まらず、(特活)森づくりフォーラムの理事としても尽力されていました。私自身、久保田さんとの繋がりから、同フォーラムの「保険・安全に関する理事」という役割を担うことになりました。

「森を楽しむためには、まず安全であること」

その想いを形にするための道筋を立ててくださったのも、久保田さんでした。彼が愛した豊かな里山と、そこで活動する人々の安全を守り続けることが、私たちにできる最大の恩返しだと考えています。

故人のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

【葬儀について】
葬儀は、来る2月20日に家族葬にて執り行われる予定とのことです。
静かにお見送りしたいというご遺族の意向を尊重し、私たちはそれぞれの場所から感謝と哀悼の意を捧げたいと思います。

久保田さん、これまで本当にありがとうございました。
どうぞ安らかにお休みください。

2026年2月15日
森の安全を考える会 代表 森中 大晴
冬場もマダニ対策を [2026年02月07日(Sat)]
冬の静かな山林での活動は心地よいものですが、今、私たちの「油断」を突くような事態が起きています。
「冬だからマダニは大丈夫」という認識を、この記事を読んでアップデートしてください!

タカサゴキララマダニ.JPG

今年2026年に入り、すでに国内で2件のマダニ感染症(SFTS)が報告されています。現場で活動する皆様に、改めて注意を呼びかけます。

2026年冬のSFTS感染事例

「春から秋がシーズン」と言われるマダニ感染症ですが、今年1月・2月に相次いで感染が確認されました。

大分県佐伯市(2月4日発表)70代男性が感染。潜伏期間を経て倦怠感や発熱などの症状が発生(1月26日)。

愛知県豊田市(2月6日報道) 80代女性が感染。高熱や倦怠感が続き、現在も治療中。

特筆すべきは、愛知県の事例で「感染につながる目立った行動が確認されていない」という点です。これは、私たちが日常的に触れる里山や活動エリアに、冬場でもウイルスを持つマダニが潜んでいる可能性を示唆しています。


なぜ「冬」が危ないのか

マダニの活動は春から秋にピークを迎えますが、冬眠せずに活動を続ける個体も存在します。

1.誤った安心感:「冬は虫がいない」と思い込み、肌の露出対策や虫除けを怠りがち。

2. 重症化のリスク:SFTS(重症熱性血小板減少症候群)は、有効なワクチンや確立された治療薬がなく、致死率が高い恐ろしい感染症です。

3. ペットへの感染:人間だけでなく、同行する犬や地域の猫にも感染し、そこから人へ感染するリスクもあります。


森づくり活動での「4つの鉄則」

ボランティア活動を楽しむために、以下の対策を徹底してください。

【装備】肌を見せない:
長袖・長ズボンはもちろん、袖口を軍手の中に入れ、ズボンの裾は靴下や長靴の中に入れましょう。

【忌避】虫除け剤の活用:
ディートやイカリジン成分を含む「マダニ用」の虫除け剤を、衣類や露出部(首回りなど)に散布してください。

【帰宅後】即入浴:
活動後はすみやかに入浴し、体に付着しているマダニがいないか(特に脇の下、足の付け根、頭部など)をチェックしてください。

【洗濯】着替えの徹底:
脱いだ衣類はすぐに洗濯するか、マダニが潜んでいる可能性があるため、家の中に放置しないようにしましょう。


もし噛まれてしまったら…

無理に引き抜こうとすると、マダニの口器が皮膚の中に残り、ウイルスを注入してしまう恐れがあります。すぐに皮膚科等の医療機関で処置を受けてください。



冬の森は空気が澄んで素晴らしいですが、マダニにとっては「冬の油断」こそが絶好のチャンスです。しっかり対策をして、安全に森づくり活動を続けていきましょう!