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【暑さ対策グッズ】タジマ 清涼ファン風雅ヘッド2 [2024年08月18日(Sun)]
2024年酷暑の夏
夜間も30℃を切らず、ずっと暑いままの今年ですが、こうなると森づくり活動もかなりの対策を行わないと大変なことになりかねません。

今年、モンベル(大阪)がファンブローベストを発売したところ、瞬く間に品切れ状態になった程、みなさんもファンブローベスト(空調服)に関心をもち、また多くの方が使用されています。

今回はファンブローベストではなく、ヘルメットに取り付け、頭部と首元に冷却風を送風する「清涼ファン風雅ヘッド2」を紹介します。

本品は各社のヘルメットへ後付けで装着できるファンです。
(ただし、ヘルメット後部のツバが19mm以上のヘルメットには取り付けられません)

商品構成はファン本体とリチュウムバッテリー
Tajima_FugaFan2_013s.jpg

本体はベルトで固定するようになっています。
Tajima_FugaFan2_002s.jpg

この吹き出し口からヘルメット内に空気を送り込みます。
Tajima_FugaFan2_004s.jpg

この吹き出し口をヘルメットの中に差し込むようにします。
Tajima_FugaFan2_005s.jpg

すこしコツがいりますが、一度付ければシーズン終わるまで外すこともないので、きちんとセットします。
Tajima_FugaFan2_006s.jpg

そしてベルトでヘルメットへ固定します。
Tajima_FugaFan2_007s.jpg

バッテリーホルダも取り付けて、リチュウムバッテリーをセットします。
Tajima_FugaFan2_008s.jpg

バッテリーは今時なので、USB Cになっています(スマホ充電器と共有できるので荷物が減りますね)。
Tajima_FugaFan2_009s.jpg

ついでにバッテリー容量は2900mAhと大容量です。
Tajima_FugaFan2_010s.jpg

ファンの風量は3段階調整可能で、それぞれの可動時間は以下の通り
・強(6.2m/s)5時間
・中(5.4m/s)8時間
・弱(4.6m/s)12時間

弱でも十分涼しいですが、ややファンのノイズが気になります(弱→強にするにつれ音も大きくなります)。
しかし、会話に支障が出るほどでは無いですが、5m以上離れたところから声かけられるとちょっと聞こえにくいかも。もう少し静かになってくれると良いですね・・・

暑さ対策にひとついかがでしょうか?


タジマ 風雅ヘッド2を確認するにはここをクリック(Amazonサイトが開きます)
Tajima_FugaFan2_000s.jpg
エマージェンシーグッズ [2021年11月23日(Tue)]
各種媒体でエマージェンシーグッズ等の記事が掲載されてます。
今日はその一部を紹介します。

ヤマケイオンラインロゴ
ヤマヤさんの雑誌として有名な「山と溪谷社」が運営するヤマケイオンラインの「いざという時に備えよう! エマージェンシーグッズの見直しと、山でのレスキューについて」(投稿 2020.12.21)
https://www.yamakei-online.com/yama-ya/detail.php?id=1284
こちらの記事では「ファーストエイドキット」の基本や「トリアージ」の基本を中心の記事になります。


ヤマップマガジンロゴ
登山アプリ・Webサービス「YAMAP」が運営するメディア、YAMAP MAGAZINE (ヤマップマガジン)の「山で命を救う! エマージェンシーグッズのチェックリスト」(投稿 2020.08.05 更新 2020.12.17)
https://yamap.com/magazine/16595
こちらの記事は「エマージェンシーグッズリスト」を実際におすすめのグッズを元に解説しているため、具体的なグッズを検討できる記事です。


「岳人」2021年12月号
発行 ネイチャーエンタープライズ社
特集 安全登山を考える
「ケガに対処する」章ではファーストエイドキット事例を紹介、また、傷の手当て、捻挫、骨折の手当、熱中症・低体温症、危険生物対処等の森づくりに関係する事案の解説が掲載




KINCHO 「家のまわりにハチ・アブよせつけない線香」 [2021年08月14日(Sat)]
ここ最近、まわりでもスズメバチ、アシナガバチの刺傷事故の話が増えてきました。

今年は少ないかなぁって思っていましたが、やはり例年通りでした。
ただ、観察できる限りのものとしては、例年に比べて少し遅いのかな?って感じがします。
あれ〜この時期(7月終わり)なのに、まだこのコロニーサイズなんだ〜って感じです。

といっても、働き蜂が出始めれば、いつでもより刺されやすくなるのは、当たり前のことなので、皆さん十分にお気をつけてください。
また、刺された場合の対処については、昨年、森づくりフォーラムさんのサイトに掲載していただきましたので、一次処置としてのリムーバーの利用も検討してください。(文末にURLをつけました)。

さて、今日はKINCHO(大日本除虫菊株式会社)が、今年新製品として出した「家のまわりにハチ・アブよせつけない線香」です(なんだか、最近は小○製薬のようなネーミングが流行っているんでしょうか…)。


https://www.kincho.co.jp/seihin/insecticide/hachi_abu/senkou/index.html

この商品は、「ハチの忌避に 家のまわりにハチを寄せ付けない!新発想のハチよけ線香」だそうです。

効果として次の2点が紹介されています。

1.怖いハチを寄せ付けない
拡散性に優れた有効成分「トランスフルトリン」を配合。
庭先や玄関などで焚くことで、水やエサを求めて飛んでくるハチを生活スペースに寄せ付けません。
ハチ以外の不快な飛ぶ虫にも効きます。

2.巣作りを予防
ハチを寄せ付けないから、巣作り予防にも!
女王バチが巣作りを開始する春頃から、活動時間である日中に毎日使用すると効果的です。

ちょっと、使い始めとしては時期遅れかもしれませんが、、巣作りはしょうがないとしても、ハチが身の回りを飛び回れる怖さは軽減できるかと思います。


効きめが広がる太巻タイプ…断面積が、通常の「金鳥の渦巻」の約2倍!
有効成分を持続的に、安定して拡散させるので、広範囲に効きめが広がります。
これでも燃焼時間は、1巻で効果は約6時間持続と作業時間を考えると十分かと思います。


大日本除虫菊株式会社「家のまわりにハチ・アブよせつけない線香」




森づくりフォーラム
安全な森づくり活動のために『ハチ刺されの対応』
https://moridukuri.jp/forumnews/200910.html

WBGT(Wet-bulb Globe Temperature,湿球黒球温度) [2021年07月24日(Sat)]
今年は例年に比べ、早い梅雨明けだそうで、一番最後の東北地方も先週末に梅雨明けとなりました。
関東も7月16日に梅雨明けとなり、翌17日の作業は久々の炎天下の作業となりました。
周りがすべて白ハレして、よく見えないくらいでした。

さてこれからの季節、一番注意したいのが熱中症です。
ひと昔前は、日射病や熱射病とか言っていましたが、ほぼ同じ定義です。
この熱中症の予防に一役買うのがWGBT(暑さ指数)です。

WGBTって?
WBGTは、熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案されました。
人体と外気との熱のやりとり(熱収支と言います)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい以下の3つを取り入れた指標です。
・気温
・湿度
・日射や輻射など周辺の熱環境

単位は気温と同じ「℃」で示されますが、気温とは値は異なるので混同しないように注意が必要です。

日本生気象学会の「日常生活における熱中症予防指針Ver.3」では、以下の4カテゴリで分類している

温度基準 WBGT      注意すべき生活活動の目安
危険   31以上      すべての生活活動でおこる危険性
厳重警戒 28以上、31未満  外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する。
警戒   25以上、28未満  中等度以上の生活活動でおこる危険性
注意   25未満      強い生活活動でおこる危険性

生活活動の強度としては、
垣根の刈り込みや庭の草むしり、芝刈りは中程度
登山やランニング(134m/分ペース)、マラソンは強い
などが挙げられる(実際はもっと設定があります)

もちろん、森づくり活動のほとんどは中等度〜強いに該当するかと思います。

また、WBGTの算出方法は以下のとおりです。
屋外で日射がある場合:WBGT(℃)= 0.7×湿球温度(℃)+0.2×黒球温度(℃)+0.1× 乾球温度(℃)
屋内で日射がない場合:WBGT(℃)= 0.7×湿球温度(℃)+0.3×黒球温度(℃)

と、まあ、そのへんの温湿度計だけで測定、算出するのはかなり難しいいようです。
そこで、森の安全を考える会では、タニタ社の黒球式熱中症指数計(TT-562)をつかって、活動時リアルタイムにWBGTを測定し、28℃を超えた場合、活動の中止や活動内容の変更等を臨機応変に対応するようにしています。

各社から、WBGT測定機器が発売されていますが、タニタ社の黒球式熱中症指数計を採用したのは、携帯性に飛んだ取り付けアタッチメントを備えているからです。
それぞれ、活動場所での利用を考えながら、WBGT測定機器の導入を検討してはいかがでしょうか。

タニタ 黒球式熱中症指数計 熱中アラーム TT-562GD


エー・アンド・デイ(A&D) 黒球付き 熱中症指数モニター みはりん坊プロ AD-5698



参考資料
日本生気象学会「日常生活における熱中症予防指針Ver.3」(2013)
http://seikishou.jp/content/files/news/shishin.pdf
フィールドに氷を持って行こう!ーサーモス アイスコンテナ− [2018年07月21日(Sat)]
先日、アイシングバックのご紹介をさせていただきました。

熱中症対策に重要な役割を持たせるポテンシャルを秘めておきながらも、肝心な氷が無いと今ひとつ冷却効果が無いことはブログの中でも紹介させてもらいました。

そこで今回紹介する「安全に関するグッズ」がこの、サーモスアイスコンテナーです。


サーモスと言えば、子供達の水筒の人気商品ですが、実は私たち森づくりボランティアでも多くの方が愛用しているようです。
主に冬場の給湯に活躍し、凍てつく冬場の昼食暖かな食事や飲料を提供してくれるのが、このサーモスの商品。
サーモスに蓄えられた熱湯は、コーヒーやスープに留まらず、カップラーメンにも使えるほどの保温性を有していることはみなさんご存じのことと思います。

「いや〜わし(が使っている)のはテルモスだよ」って声も聞こえてきますが、そうそのテルモスの英語読み(?)がサーモス(R)なんです。(高齢の方々でテルモスって呼ぶ方が多いのはなぜでしょう?)

話が脱線してしまいましたが、この「サーモス 真空断熱 アイスコンテナー 」は、氷を蓄え運ぶことに徹したストイックな?モデルなのです。

サイズ:幅15×奥行15×高さ25cm
容量:700mL×2
素材・材質:
【保存容器】本体/ステンレス鋼(アクリル樹脂塗装)、フタ・フタ止め具/ポリプロピレン
【内容器】本体・フタ/ポリプロピレン、パッキン・ベン/シリコーン

ひとつのコンテナに約30個のアイスキューブ(家庭用冷蔵庫で作られる一般的な角氷)を入れることができます。
そんなコンテナが2個収納可能。


では、早速どんなポテンシャルをもっているか、テストしてみましょう。
今回はアイスコンテナに氷を入れて野外に放置し、どのくらい氷が融けずに残っているかを調べてみました。

まず、2つのコンテナに氷を満載します(10:00)
20180721-001s.JPG
約60個の氷となると、冷蔵庫の氷置場はほぼ空の状態に。事前に多めの氷を作っておいてくださいね。
20180721-002s.JPG 20180721-003s.JPG

これをこんな感じの環境に放置します。
20180721-005s.JPG

1時間30分後(11:40)
いやいや今日は暑いこの段階で気温34.7℃ 湿度61.9%です。
20180721-006s.JPG
でも氷は少し小さくなったかな?程度です。
左が下段、右が上段
20180721-007s.JPG

3時間後(13:00)
気温36.1℃ 湿度52.4%
アイスコンテナーの表面はかなり暑くなっています。
20180721-009s.JPG
やや、とけた水が出てきました。
左が下段、右が上段
20180721-010s.JPG

そして7時間後(17:00)
左が下段、右が上段。上段は約半分くらいの体積になってしまいましたが、下段はまだまだほぼ変わらず。
20180721-013s.JPG
さすがに溶けて100cc程の水がでてました(判りにくくてスミマセン・・・)
20180721-015s.JPG

しかしながら、置き場として今回は会えて日の当たる場所に置きましたが、活動の際は日影に置いておけばもっと融けずに残っていると思いますし、実際7時間もの活動後でもあれだけ氷が残っていれば優秀ではないでしょうか。

熱中症対策としてアイスコンテナーを紹介しましたが、もちろん、熱中症もなく無事活動が終わった際には、是非ともみんなで、この氷を使って氷入り飲み物で無事活動を終えたことに乾杯をあげてください!

商品の詳しい情報はこちらから
サーモス 真空断熱 アイスコンテナー ネイビー
サーモス 真空断熱 アイスコンテナー ブラックイエロー
mont-bellのファーストエイドポーチ [2018年02月18日(Sun)]
先週届いたmont-bell社のOUTWORD no.78号(SPRING 2018)を拝読していると、
山のハウツー講座 第7回「ファーストエイドキットを準備する」なる記事がありました。

各自持ちのファーストエイドキットを作るという1ページの記事ですが、その中で紹介されていたもので興味を覚えたのが、

・ジッパー付きポリ袋

いわゆるジップロック(R)ってやつで、山屋さん御用達のグッズですが、これをファーストエイドポーチにも忍ばせておくのはあまり考えなかった。
たしかに、包帯や絆創膏といった衛生資材を浸水から守るためにジッパー付きポリ袋にいれておくことはあっても、空のものをいれておけば、氷を入れて氷嚢としたり、血液や体液をふき取ったガーゼを入れておいたり、切断した・・・を入れて運んだりと、いろいろと便利ですね。

ちなみに、mont-bellでは2018年の新商品としてファーストエイドバックMとSを発売したようなので、宣伝込みの記事だとは思いますが、こういった記事があるといろいろと勉強になります。

OUTWORDは、mont-bellで購入可能です
https://club.montbell.jp/privilege/outward/

エピペン安全性情報(4/3更新) [2017年04月04日(Tue)]
Pfizer社からエピペンの自主回収に関する情報:2017/4/3(更新)
----------------------------------------------------------------------
エピペン(R)注射液0.3r 自主回収の対象ロット追加について

報道関係各位
2017年4月3日
ファイザー株式会社


ファイザー株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:梅田一郎)は、蜂毒、食物および薬剤等に起因するアナフィラキシー反応に対して使用される、アナフィラキシー補助治療剤「エピペン(R)注射液0.3mg」の一部製品に作動不良の可能性が生じたため、厚生労働省が定めるクラスTの製品自主回収を3月13日*から開始しておりましたが、本日よりその対象ロットを追加いたします。

海外製造元において継続的に調査をした結果、患者様の安全を最大限重視した措置として追加で回収することにいたしました。日本において新たに回収対象となるロットの製造番号は、PS00025A(使用期限:2017年10月末日)です。弊社は日本において当該ロット10,103本を2016年6月6日から7月26日にかけて医薬品卸売販売業者へ出荷しておりますが、これを含め、国内外において回収対象ロットで作動不良の報告は受けておりません。

なお、他の製造番号の0.3mg製剤および0.15mg製剤は回収の対象外です。

患者様、医療関係者の皆様で以下の製造番号・使用期限が記載されている製品をお持ちの方に、速やかに同製品を受け取った医療機関/薬局に製品の交換をお申し出いただき、代替品と交換するまでは、手元に対象製品を保管していただくよう、引き続き情報提供を進めてまいります。

*海外において正常に投与できなかったとの報告が2件あり、原因を調査した結果、医薬品注入器に使用した一部の部品に不具合が認められたことから、緊急の措置として、調査を並行しつつ、エピペン注射液0.3mgの製造番号 PS00019A(使用期限:2017年4月末日、出荷本数:5,974本)を対象に3月13日より自主回収を進めております。

【回収対象製品】

4月3日追加案内
「エピペン注射液0.3r」製造番号:PS00025A、使用期限:2017年10月(末日)

3月13日案内済み
「エピペン注射液0.3r」製造番号:PS00019A、使用期限:2017年4月(末日)

【当該製造番号および使用期限の記載場所】

外箱及びペン本体に製造番号及び使用期限が記載されています

【写真】(エピペン(R)注射液0.3mgの外箱写真)箱の側面に記載されています
01_epipen_03mg_box.jpg
製造番号:PS00019A 使用期限:2017年4月
02_epipen_03mg_side01.jpg
製造番号:PS00025A 使用期限:2017年10月(4/3追加分)
03_epipen_03mg_side02.jpg

【写真】(エピペン(R)注射液0.3mgの本体写真)ペンの裏側に記載されています
製造番号:PS00019A 使用期限:2017年4月
製造番号:PS00019A
製造番号:PS00025A 使用期限:2017年10月(4/3追加分)
製造番号:PS00025A


【専用ダイヤルの開設】
本回収にあたり、患者様、医療関係者の皆様からのお問い合わせを受けるための専用ダイヤル「エピペン回収特設窓口」を開設しています。

<エピペン回収特設窓口>
電話番号:0120-665-766  受付時間:平日(月〜金) 9:00〜17:30

報道発表:http://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/press/2017/2017_04_03.html

詳しくは、http://www.epipen.jp/170403/EPN27H002C.pdf
上手く表示出来ない場合はこちらを利用ください(EPN27H002C.pdf:576kb)

エピペンWebSite:http://www.epipen.jp/
エピペン(R)注射液0.3r 自主回収情報 [2017年03月19日(Sun)]
ファイザー社のエピペン(R)注射液0.3r(製造番号:PS00019A)自主回収(クラスT)について
----------------------------------------------------------------------------------
報道関係各位
2017年3月13日
ファイザー株式会社

ファイザー株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:梅田一郎)は、蜂毒、食物および薬剤等に起因するアナフィラキシー反応に対して使用される、アナフィラキシー補助治療剤「エピペン(R)注射液0.3mg」の一部製品に作動不良の可能性が生じたため、厚生労働省が定めるクラスTの製品自主回収を本日から開始いたします。回収となるエピペン(R)注射液0.3mgの製造番号はPS00019A(使用期限:2017年4月末日)です。

この度、弊社が日本で製造販売するエピペン注射液0.3mgと同一の製造番号の製品において正常に接種できなかったとの海外報告が2件ありました。調査したところ、医薬品注入器に使用した一部の部品に、不具合が発生したことが原因と判明しました。この部品を使用した製品は世界で1ロット(81,694本)であり、本ロットのうち日本では5,974本を2016年1月28日から3月24日にかけて医薬品卸売販売業者に出荷しておりました。現時点で日本において同様の報告はありませんが、当該製造番号の製品使用時に正常に作動しないおそれがあり、接種できない可能性があるため、万全を期して自主回収することにしました。

他の製造番号の0.3mg製剤および0.15mg製剤は回収の対象外です。

患者様、医療関係者の皆様で以下の製造番号・使用期限が記載されている製品をお持ちの方は、速やかに同製品を受け取った医療機関/薬局に製品の交換をお申し出いただくように、今後情報提供を進めてまいります。

【回収対象製品】
「エピペン(R)注射液0.3r」製造番号:PS00019A、使用期限:2017年4月(末日)

【当該製造番号および使用期限の記載場所】
外箱及びペン本体に製造番号及び使用期限が記載されています

【写真】(エピペン(R)注射液0.3mgの外箱写真)箱の側面に記載されています
01_epipen_03mg_box.jpg
製造番号:PS00019A 使用期限:2017年4月
02_epipen_03mg_side01.jpg

【写真】(エピペン(R)注射液0.3mgの外箱写真)ペンの裏側に記載されています
製造番号:PS00019A 使用期限:2017年4月
03_epipen_03mg_number01.jpg

【専用ダイヤルの開設】
本回収にあたり、患者様、医療関係者の皆様からのお問い合わせを受けるための専用ダイヤル「エピペン回収特設窓口」を開設いたしました。

<エピペン回収特設窓口>
電話番号:0120-665-766  受付時間:平日(月〜金) 9:00〜17:30
ポイズンリムーバー:NEW エクストラクター [2016年04月29日(Fri)]
ここ最近、ポイズンリムーバーの新製品が立て続けに見つけることができました。
ポイズンリムーバーがヒット市場になったのか?それとも、たまたま見つけることができたのか?は良く分かりませんが、ポイズンリムーバーを見つければテストをしてみたくなるのが、ハチ対策担当者の相と言うところでしょうか。

ポイズンリムーバーについては、過去含めて以下のレビューがあります。
ヘッセル社インセクトポイズンリムーバー、エキストラクター、ベノムエクストラクター
https://blog.canpan.info/morinoanzen/archive/310
ASPIVENIN(アスピブナン)
https://blog.canpan.info/morinoanzen/archive/383
KONMED PUMP
https://blog.canpan.info/morinoanzen/archive/459

今回、レビューしますのは、Tiger社の「New エクストラクター ポイズンリムーバー」です。
DSCN8047s.JPG

携帯用のソフトケース(といっても、結構しっかりした作りです)に収納された、みため、エクストラクター(アスピブナン)そっくりの商品です。
DSCN8048s.JPG

しかし、エクストラクターをお持ちの方は気が付いているかと思いますが、ひとつ多いのです。
DSCN8051s.JPG
なにが多いって?吸い口カップが多いのです。

でも、ポンプそのものは、エクストラクターとほぼ同じ、色とプリントが違うくらい(本品にはキチンと「Made in China」と刻印されていました)と思いきや、良く比べてみると。
DSCN8054s.JPG

人差し指と中指をかける部分が、エクストラクターよりも若干大きい作りになっています。
DSCN8057z.JPG
このお陰で操作しやすく(シリンダーを押しやすく)なったのかは、あまり感じられませんでしたが、もしかすると、手の小さい方や女性の方(エクストラクターは女性の方はピストンを押し切ることができず、使い勝手が悪い点があります)にとっては、操作しやすくなっているのかもしれません。

吸引力については、エクストラクターとの違いを感じることができませんでした。

吸引カップは、リブと接地面のスリットがないタイプですが、前に書きましたとおりサイズがひとつ多い、5種類のカップが付属しています。

     Tiger EXTRACTOR The EXTRACTOR ASPIVENIN
Size S  10.6mm      10mm      10mm
ヘビ用  9.1x16.9mm    8.3x16mm    8.3x16.2mm
Size M  14.8mm      16.2mm     16.1mm
Size ML  18.8mm      ー        ー
Size M  22.2mm      22.2mm     ー
※いずれも内径(ノギス 新潟精機SK-M150で測定)

また、Sサイズの吸引カップは逆付も可能です。
DSCN8053s.JPG

なお、ソフトケース内の器具を抑えるパッドは固定されていませんでした。
DSCN8058.sJPG.JPG
このため、器具の出し入れに少しコツが必要となります。

付録の取扱説明書は、飯塚カンパニー社さんの説明書によく似たものになっていますので、使い方についても同様だと判ります。
DSCN8049s.JPG

Amazonでは以下で取扱があります。
NEW エクストラクター ポイズンリムーバー 携帯用ソフトケース付

関連サイト:

森の安全を考える会:安全に関するグッズ サイト

(ハチ対策担当)
ポイズンリムーバー(KONMED PUMP) [2016年04月10日(Sun)]
ポイズンリムーバーについては過去にも記事を書いていますが(https://blog.canpan.info/morinoanzen/archive/310https://blog.canpan.info/morinoanzen/archive/383)、先日、新製品を見つけましたのでレポートします。

SHENZHEN KONMED TECHNOLOGY社製 KONMED PUMP (KM-109)
DSCN7940s.JPG

SHENZHEN KONMED TECHNOLOGY社は中国にある医療品製造販売の会社の様です。

キットの中には、インセクトポイズンリムーバー本体の他に、先端カップ、止血帯(ゴム製)とガーゼが入っています。

本体はハンドル部分を収縮できる様になっており、収納状態で92mm(先端カップ含まず)
DSCN7944s.JPG

使用状態で125mm(先端カップ含まず)
DSCN7945s.JPG

収納状態の大きさについては、ヘッセル社製のインセクトポイズンリムーバーとほぼ同じ大きさになります。

吸引方法は、ヘッセル社と同じようにレバーを引っ張って吸引するタイプですが、本製品の大きな違いは、先端カップにあります。
DSCN7947s.JPG

なんと、ワンウエイバルブがついているため、ヘッセル社製の様にずっと引っ張っている必要がありません。
DSCN7948s.JPG

また、複数回(実験では3回が限界でした)吸引操作をすることによって、より強い吸引力を発揮します。

測定できていませんが、腕で試した感覚ではアスピブナンと同じくらいの吸引力を感じました。

インセクトポイズンリムーバーは、ご自分でひとつ所持しておくことをお勧めします。
毒吸い出し時には、血液も一緒に吸い出されて来ます。
このため、使用後の器具の消毒が不可欠で、これを怠ると最悪の場合、C型肝炎やHIVといった血液を介して感染する病気に感染しかねません。
また、各団体のリーダーの方も、団体所有のポイズンリムーバーを使用した後は、少なくとも吸い出し口の煮沸消毒といった感染防止対策を行っていただくことを強く希望いたします。


Amazonでは以下で取扱があります。
・F.G.Labo ポイズンリムーバー ※取扱が無くなりました(2018/09/09追記)
※同等と思われる商品を追加しました(2018/09/09追記)
Safety Life ポイズンリムーバー
NIUAO ポイズンリムーバー
ポイズンリムーバー エクストラクターキット
TRIVALGOGO ポイズンリムーバー
JX-ショップ ポイズンリムーバー


関連サイト:
SHENZHEN KONMED TECHNOLOGY Co.Ltd.
http://www.konmed.cn/39-venom-extractor-kit.html

森の安全を考える会:安全に関するグッズ サイト
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