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特別天然記念物ニホンカモシカ [2023年03月19日(Sun)]
20230318_001s.jpg
先日、日の出山近くでニホンカモシカと対面したので、ちょっとニホンカモシカについて書きます。

まず、ニホンカモシカは「シカ」と名前が付いていますが、本来は偶蹄目ウシ科の動物で、ウシやヤギの仲間です。
オス、メスともに後ろ向きに伸びた2本の角を持ち(ニホンジカは成体の雄だけ)、体の大きさもほとんど違いがありません。
体色は白色〜灰色〜灰褐色なので、容易にニホンジカと区別できます。
脚はずんぐりとして太短く頑健で、蹄が二つに分かれていて走ったり斜面を歩くのに適しています。
主に単独で行動し、10月頃が繁殖期で4月〜6月に1頭(まれに2頭)子どもを生みます。
牛の仲間なので、早朝と夕方に採餌し、長時間座りこんで休憩しながら反芻していることもあります。

性格は比較的おとなしく、人に危害を加える動物ではありません。
帰巣本能があり、市街地に現れてもしばらくすると山に帰っていきます。
必要以上に近づいたり騒ぎ立てたりして興奮させないようにし、様子を見守るようにします(今回の遭遇でも5分ほどお互いお見合いしていました)。

でも、野生動物なので興奮させると危険です。
2020年5月には愛知県で、わなにかかったニホンカモシカを逃がそうとして、角で足を突かれた男性が死亡する事故が起きています。

わなから逃がそうと…カモシカの角で脚突かれた男性死亡
朝日新聞デジタル 2020年10月5日 19時01分
https://www.asahi.com/articles/ASNB564MSNB5OBJB008.html

ニホンカモシカに襲われ70代男性けが 宮城・気仙沼市の市道
東日本放送 10/20 (木) 18:10
https://www.khb-tv.co.jp/news/14747782
2022年の活動について [2022年01月02日(Sun)]
今年度の活動について、以下のように考えています。

・アフターコロナを見据えた応急救護
応急救護、特に心肺蘇生はどうしても要救護者と救護者とが密になります。
特に上級救命における、複数人の救護者による心肺蘇生となるとそのリスクが高まります。
令和2(2020)年5月22日の厚生労働省発出の「新型コロナウイルス感染症の流行を踏まえた市民による救急蘇生法について(指針)」に準拠した心肺蘇生法、応急救護トレーニングを今年から再開していきます。
実施時期については、別途、このブログなどでもお知らせいたします。

・活動時の事故事例を中心とした安全対策
各メディアでの森づくりボランティア事故報道や自団体での事故事例等を事例に取り上げ、自己対策について考える活動を開始します。
具体的な方法については、別途、このブログなどでお知らせいたします。
また、ブログ記事カテゴリ「安全活動」を「安全について考えてみる」へ変更し、より広範囲の安全に関する記事を掲載するようにいたします。

・森づくり活動
澤乃井御岳フィールドを中心に御岳の魅力を発見していく「御岳倶楽部」での活動をより広範囲に拡充していきます。
同時に活動の様子をより広く知っていただくための活動にも力を入れていきます。
新型コロナウイルス拡大に伴い活動自粛・中止となっているフィールドについても感染対策を策定し早期活動再開を検討していきます。
また、同時に「withコロナ時代の新しい森づくり活動」を検討・開発していきます。

新型コロナウイルス感染症の流行を踏まえた市民による救急蘇生法について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000123022.html
事故事例研究会報告 [2021年12月04日(Sat)]
先日ブログで書きましたが、現在、事故事例から安全を考えるというプロジェクトに参画しています。
今週、第1回目の準備会がありました(もちろん、こんな状況下なのでオンラインです)。

20211204_01.png

当会からは、現在進めています過去の事故事例の分析結果(まだ途中ですが)の一部を紹介させていただき、今後の分析の方向性についても出席者の皆さんから意見をいただきました。

来年には一般向けの会として発足したいと出席者全員が考えているので、もう少しおまちください。

森の安全にもDXが?! [2021年11月27日(Sat)]
DXって言ってもデラックスのことではありません。

少し前になりますがブロックチェーンという用語が至るところで耳にされたかと思いますが、そうデジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)のDXです。
DXとは「デジタル技術を浸透させることで人々の生活をより良いものへと変革すること。既存の価値観や枠組みを根底から覆すような革新的なイノベーションをもたらすもの」だそうです。
最近の例だと、デジタルカメラ(既存のフィルムからデジタルへ)や携帯電話(電話だけの機能からインタラクティブなUIへ)などが挙げられるそうです。

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話を戻して何故、森の安全にもDXか?なんですが、先日、ある団体と協働で森づくり活動での事故事例を元に安全を考えていくプロジェクトを開始しました。
そしてそのために、現在過去数年間の事故事例データを使ってデータ解析を行っているところです。
何万レコードという情報から、いろいろな切り口で何故その事故は起きたのか?そしてどの様にすればそれを防げるのかを考え、検証していきます。

これも、現役でこう言ったデータ処理を企業で行っているメンバーが居てくれたお陰で、このような環境を準備でき、そして実際のデータ解析も進められているのです。
人の繋がりが一番大事と感じた事務局です。

クロスボウ(ボウガン) [2021年06月20日(Sun)]
クロスボウ(ボウガン)の所持が禁止されます。

6月16日に銃砲刀剣類所持等取締法の一部を改正する法律が公布され、これによって不法にクロスボウを所持することができなくなりました。

クロスボウですが、森づくり関係者の中には架線設置の際にクロスボウをもちいる方もいらっしゃるかと思いますのでご注意ください。

https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/hoan/crossbow/index.html より
 クロスボウ(ボウガンともいいます。)が使用された凶悪事件が相次いで発生したことを受け、令和3年6月16日に銃砲刀剣類所持等取締法の一部を改正する法律が公布されました。
 これにより、改正法の施行日以降、クロスボウの所持が原則禁止され、許可制となることとなりました。
 改正法の施行後、クロスボウを不法に所持した者は、罪に問われることとなります(3年以下の懲役または50万円以下の罰金)。
 なお、改正法は、令和3年6月16日から9か月以内の政令で定める日に施行されることとなります。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

また、同Webサイトには、クロスボウ処分方法等、Q&Aも掲載されています

警視庁Webサイト「クロスボウの所持が禁止されます!」
https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/hoan/crossbow/index.html

リスクを考えるために:刈払機事故 [2020年03月28日(Sat)]
農業における事故は年間約7万件で、1日あたり200の事故が発生している換算になります。
就業人口10万人当りで比較した場合、危険率が高いといわれる建設業の2倍、全産業の平均の約10倍にもなります。

農業や林業のリスク要因を「環境」、「もの」、「人」で分類して整理することができるのは、安全白書でも述べていますが、農業の場合は、やはり多種多様な農業環境のため、普遍化することが難しいこともあります。

そこに、地域による特色的な道具の違い、使い方の違い、性別、年齢(特に高齢者の割合が高い)といった要因も加算(足し算ではなくかけ算かも)された大きなリスク氷山が存在し、その一角がこの数値として表れているためと考えられます。

このリスクに立ち向かうためには、イニシデント(ひやり・はっと)を数多く収集し、分析することです。
ただ、このイニシデント(場合によってはアクシデント)を自ら収集するのは限界があり、できるだけ他者のこう言った事例も取り込み活かしていくことも大事です(ひとはひと、うちはうちではなく)

今回紹介するのは、「JA共済公式チャンネル」の「【VR】刈払機 刃との接触編」です。
この動画はVR(バーチャルリアリティー)を利用しているため、スマートフォンでの閲覧をオススメします(VRグラスがあればさらにGood!)。



刈払機事故で多い回転刃との接触事故を疑似体験できると共に、回避方法について動画で紹介しています。


RICEの法則に関する記事 [2020年03月08日(Sun)]
日本山岳会 高尾の森づくりの会の会報誌「高尾の森通信」に「森づくりと応急処置」というタイトルで、RICEの法則についての記事が掲載されています。

以下のサイトへアクセスし
http://jactakao.net/tsushin.html
「No.77 2020.02.29」を選択し閲覧ください

森づくりボランティアの救命・応急救護研修 [2018年01月27日(Sat)]
今年の森づくりボランティア応急救護研修会−上級救命講習−は、3月11日(日)に日の出町大久野にて開催準備中です。

近日中に詳細案内できるかと思いますが、受講を希望される方、興味のある方は、日程確保の上、案内をお待ちください。

#森づくり応急救護研修会 #森林ボランティア応急救護研修会 #上級救命講習 #消防庁
踏査 [2016年01月30日(Sat)]
辞書で調べて見ると、
=======================================
踏査(とう さ field survey)
実際にその地へ出かけていって調査すること。「史跡を―する」「実地―」
広辞苑 第六版
=======================================
実際その場所に行って調べること。「実地踏査」
新明解国語辞典 第七版
=======================================

私たちは、新たなフォールドで活動を始める時だけでなく、日々活動しているフィールドで会っても、常に事前の調査を行い、フィールドにあたらな危機(リスク)が発生していないかを確認し、次の活動へフィードバックして、より安全な活動を目指すべきではないでしょうか。

1月に入って関東は急激に寒くなりました。というのも12月までが異常に暖かすぎたために、平年並みに戻っただけでも寒くなったように感じます。

更に、24日夜半から降り始めた雪は積雪量は一昨年のものよりは少なかったもののかなり重みのある雪となっていました。

2月の定例森林内作業の前に、現場にはいって踏査を行ってきました。

林道入り口からこんな状態です。
DSCN7609s.JPG
4WDのオフロードカーでもこの雪量だとスノータイヤなくしては走れません。

澤乃井御岳フィールドは一面雪世界です。
DSCN7640s.JPG

思ったより大丈夫かな?と思ったのも束の間
DSCN7628s.JPG

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と、想像以上の状態でした。
全体的に数えてみると、一昨年の時の2倍近く被害を受けていました。

フィールドでも雪圧に耐えきれずに、埋まっています。
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春先に雪起こしをしなくてはなりません。

更に、これまで経験したことのないようなことが起きていました。
DSCN7672s.JPG
ヘキサチューブから高く育った木が、雪の重みに耐えきれず折れてしまっています。
ヘキサチューブが無かったら曲がっていただけなのかはわかりませんが、今後の検討課題です。

今週の天気(気温)次第ですが、このままでは来週の活動は中止の予定です。
水曜日までに決定し、このBlogで連絡いたします。
高温・多湿下での活動(1) [2015年07月11日(Sat)]
7月に入り暑い日が続きますが、今回は森の安全を考える会が定例活動内で行っている安全活動の中から熱中症について取り上げてみます。

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熱中症とは、高温・多湿の環境下で大量に汗をかくことによって、体内の水分やナトリウムバランスが崩れたり、体調の調節ができなくなることで起きる、さまざまな症状の総称を言います。

年代がばれてしまうかもしれませんが、私が小学生の頃は、熱中症という言葉はあまり聞いたことはなく、よく「日射病にならないように帽子を被りなさい!」とよく言われましたが、今回は熱射病が主題です。

熱中症が起こりやすい環境は次の4条件のいずれかが当てはまるところです。
・気温が高い(30℃以上)
・湿度が高い(60%以上)
・日差しが強い
・風が弱い
ここで、注目したいのが、必ずしも気温が高くなくても熱中症は罹ると言うことです。
今日は昨日一昨日にくらべて蒸すけど涼しいから熱中症は大丈夫だね。なんて油断していると罹ってしまいます。
要するに、汗が蒸散しない(体温が外に逃げない)環境では、高体温が維持され、その結果、からだが体温を下げようとして、より多くの汗をかくことによって上記のような結果になってしまいます。

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予防するには
服装
衣服選びのポイントとして、外気からの熱の吸収を抑え、体内の熱を外に逃がし易いものを選びます。
素材では、綿や麻が適していますが、ポリエステル素材は綿よりも吸水性・速乾性が優れています。
色は、できるだけ熱吸収を抑えるために、黒や紺と行った熱を吸収するものは避けますが、黄色はブヨやヌカカを誘引してしまうため避けた方が良いでしょう。

上着…襟元は開け体にこもる熱を外に逃がす。丸首よりもVネックの方が通気性は高い。
全体的にゆったりとした体型にし、生地にも通気性の高い物を選択する。
また、下着を着けることにより、汗を吸収して体温調整を助ける働きがある。

ズボン…風通しのよい生地の物を選び、ベルトはやや緩めにし、下肢にこもった熱を上に逃がす。

飲食物
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食事…普段から、規則正しく、バランスのよい食事を心がけましょう。できるたけ冷たい食べ物(飲み物は別)をさけ、胃腸に負担をかけないようにする。
糖質、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維をバランス良く摂取するようにし、この季節は糖質を多く接種しがちになるので気をつける。

飲料…糖分の他にナトリウム等の電解質を含んだスポーツ飲料がよい。
10℃前後がもっとも吸収のよい温度である。
その他、カフェインは利尿作用があるため、カフェインを含まない麦茶、そば茶、ミネラルウォーターが向いているが、その逆でカフェインを含む、コーヒー、紅茶、緑茶などはあまり向かない。
甘い炭酸飲料やジュースは、少量で満足してしまうため、水分摂取量が少なくなりがちとなり、向かない。
ビールなどのアルコール類はアルコール分解時に、接種アルコール量以上の水を必要とし、利尿作用があるため向いていない。

摂取方法
森林内作業時のオーバーヒート(過剰な体温上昇)を防ぐための目安としては、脱水量を体重の2%以下にとどめたほうが良いと言われています。
これは、体重60kgの場合、60×0.02=1.2kg≒1.2Lになります。
水分は飲んでから吸収されるまで一定時間必要です。喉が渇いてから飲むのでは無く、こまめに水分を補給しましょう(喉の渇きを覚えた段階で2%近くの水分が既に失われています)。
特に、女性は活動フィールドにトイレが無い等の理由から、飲むことを抑えてしまう方がいます。これは大変危険です。
一度に大量に飲むと吸収できなかった水分が尿となって排出されてしまいます。1回に飲む量をコップ一杯程度にして、それをこまめに取るようにすることで効率良く吸収することができます。
なお、水分は食事でも吸収されるため、食事は無理の無い時間帯にキチンと取るようにしましょう。

次回はもし熱射病が疑われたらをお送りします。

参考文献
熱中症対策マニュアル 稲葉 裕 株式会社エクスナレッジ
山の救急医療ハンドブック 日本山岳会医療委員会編 山と渓谷社
レスキューハンドブック 藤原 尚雄,羽根田 治 山と渓谷社
スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック (公財)日本体育協会