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第1章の締めくくりにこの安全読本の今後の展望について書いています。 この本は発展途上 私たちはこの本を「発展途上」と考えています。 この本は、2004(平成16)年度をもって東京都府中青年の家が閉所となるため、僅か一年間での作成となりました。この限られた期間の中で最大限の注意と努々によって作成してきましたが、情報の収集や内容の精査の面で至らない部分があることは否めません。 しかしながら、もとよりこの本は「この本の3つのポイント」の1.でも触れたとおり、「森林ボランティア団体が自主的に危険をコントロールできるようになること」を目的に作成しています。皆さんは、この本に書いてあることを単純に実行すれば良いのではなく、各国体の活動の中でより多くの情報を収集・蓄積し、問題解決のためのより良い方法を考え、更に発展・最適化させていく必要があるでしょう。 この本自体も、刻々と変化する時代・世相に応じた改訂を続けていかなければ十分な役割を果たせなくなってしまうと言えます。 このような意味で、この本は常に「発展途上」であり、この本を作った私たちを含めた森林ボランティアの皆さんの手による永続的な修正が求められているのです。 この本をモデルケースに この本は、西多摩地域で作業グループリーダーとして活動する人を対象として書いています。よって、他の地域で活動する人にとっては必ずしも内容が一致しないことがあるかと思います。 私たちは、この本の内容や作成手法をモデルケースとして、それぞれの地域における森林ボランティアの活動形態や運営方法、現地での作業手法、白然環境などに適合させた本を、実際に森林ボランティア活動に携わっている人たちの手で作成していただくことを願っています。 私たちは、この本を作成する過程で様々な問題に直面し、その度に問題の解決方法を考えました。そこで学んだ最も重要なことは「実際に自分たちの問題として向き合う」ことの必要性です。他人から提供されたものではなく、自分自身が気づき考えたものでなくては、真の理解や解決にはたどり着けないと言えるのではないでしょうか。 より多くの人が森林ボランティアにかかわり、より安全に活動し、素晴らしい時聞を共有できる未来が実現することを心から願っています。 この安全読本を契機に今後の森林ボランティアの考える"安全"がより高いところに進んで行くことを、私たちは切に望みました。 森の安全を考える会は、そんな思いの受け皿として立ち上げた組織です。本会は、この安全読本を中心に各地のフィールドで活躍される森林ボランティアのみなさんへどうやって「安全」を確保していくのかを考える一助となればと思っています。 |




