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さがみの森づくり [2021年11月28日(Sun)]
近年、カシノナガキクイムシ(カシナガ)が媒介するナラ菌により、コナラ属を中心としたブナ科樹木が集団的に枯損する「ナラ枯れ」が発生し、各地で大きな被害となっています。

今日はフォレスト21さがみの森の定例活動に参加してきました。
さがみの森は、神奈川県相模原市の仙洞寺山の国有林を整備していますが、本日は、大地の再生 関東甲信越さんとのコラボイベントのため、参加者も数多く大盛況でした。

今回はイベントには参加せず(10月の時に参加していたので)、定例活動組に入りました。
先月からコナラ林の間伐を実施しています。

20211128-001s.jpg

このコナラ林は以前植樹したが、その後の手入れに手が回らなく幼木のうちに害虫被害が出てしまい、生育があまり良くなく、また、生育している個体もすこし弱いような…
また、途中の間伐も行っていなかったため樹間が詰まりすぎて、樹冠が狭くなってしまっています。

このため、育ちの悪い個体や、密になりすぎているところを間伐し、空いたところには追加の植林を行うということです。

20211128-002s.jpg

冒頭で述べたカシノナガキクイムシは大径木を産卵対象として好み、成虫脱出数が多いことからナラ枯れ防止の意味でも大径木の個体を間伐する意味もあると思います。
もともと日本では、コナラ等の萱場木(薪炭木やホダ木、茅葺き等の生活に必要な木などを示す造語です)は、生活の中で定期的に伐採され萌芽更新(ナラ類は萌芽しやすい)で維持されてきていたため、カシノナガキクイムシが好む大径木となることがなかったため、これまでは然程大流行しなかったのだと言われています。

20211128-003s.jpg
伐ったコナラは玉切して椎茸のホダ木や薪ストーブの燃料になるそうです。


フォレスト21さがみの森
https://moridukuri.jp/about/field.html
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