日本の海上輸送規模[2006年06月20日(Tue)]
昨年、世界の海運の現状について調べました。
船舶には「船籍」と呼ばれる国籍があります。
国別で船舶保有量の多い順に並べると以下のようになりました。
国名 隻数 千総トン
パナマ 6,302 125,722
リベリア 1,553 52,435
バハマ 1,297 34,752
ギリシャ 1,558 32,203
マルタ 1,301 25,134
シンガポール 1,761 23,241
キプロス 1,198 22,054
ノルウエー 2,253 20,509
香港 901 20,507
中国 3,376 18,428
日本 7,151 13,562
英国 1,594 10,844
ロシア 4,950 10,431
米国 6,185 10,409
イタリア 1,504 10,246
小計 42,884 430,477
世界の合計 89,899 605,218
占有率 48% 71%
(2003年末 対象は100総トン以上 船腹量10,000千総トン以上の国 (ロイド船級協会資料より))
しかし、先進国の船主は、登録税、固定資産税などの軽減や、賃金の安い外国人船員を雇用して運航コストを下げることを目的に、保有する船舶をパナマ・リベリア・キプロスなどの諸国に便宜的に置籍しています。このような船舶を便宜置籍船と呼んでいます。
日本の企業も、多くの便宜置籍船を保有しています。
日本商船隊と呼ばれる日本関係企業が使用している船舶を日本籍船と便宜置籍船に分けて示すと以下のようになります。
隻数 千総トン
日本籍船 貨物船 54 2,898
タンカー 49 5,101
計 103 7,999
外国用船 貨物船 1,489 47,239
タンカー 281 13,735
計 1,770 60,974
合計 1,873 68,973
さらに外国用船の内訳をみると、
外国用船の船籍国(海事レポートH16より)
国名 隻数 千総トン
パナマ 1,315 45,312
リベリア 98 4,013
シンガポール 71 2,695
フィリピン 56 1,479
香港 48 2,041
キプロス 36 768
その他 146 4,666
計 1,770 60,974
先に示したパナマ籍船の船腹量の36%は、実質日本船です。
また、国連貿易開発会議 (UNCTAD)は、世界の商船における実質船主国を公表していますが、1位はギリシャで19.5%、2位は日本で13.6%です。
このように見てみると、日本が行っている海上輸送の規模がいかに大きいかがわかります。
船舶には「船籍」と呼ばれる国籍があります。
国別で船舶保有量の多い順に並べると以下のようになりました。
国名 隻数 千総トン
パナマ 6,302 125,722
リベリア 1,553 52,435
バハマ 1,297 34,752
ギリシャ 1,558 32,203
マルタ 1,301 25,134
シンガポール 1,761 23,241
キプロス 1,198 22,054
ノルウエー 2,253 20,509
香港 901 20,507
中国 3,376 18,428
日本 7,151 13,562
英国 1,594 10,844
ロシア 4,950 10,431
米国 6,185 10,409
イタリア 1,504 10,246
小計 42,884 430,477
世界の合計 89,899 605,218
占有率 48% 71%
(2003年末 対象は100総トン以上 船腹量10,000千総トン以上の国 (ロイド船級協会資料より))
しかし、先進国の船主は、登録税、固定資産税などの軽減や、賃金の安い外国人船員を雇用して運航コストを下げることを目的に、保有する船舶をパナマ・リベリア・キプロスなどの諸国に便宜的に置籍しています。このような船舶を便宜置籍船と呼んでいます。
日本の企業も、多くの便宜置籍船を保有しています。
日本商船隊と呼ばれる日本関係企業が使用している船舶を日本籍船と便宜置籍船に分けて示すと以下のようになります。
隻数 千総トン
日本籍船 貨物船 54 2,898
タンカー 49 5,101
計 103 7,999
外国用船 貨物船 1,489 47,239
タンカー 281 13,735
計 1,770 60,974
合計 1,873 68,973
さらに外国用船の内訳をみると、
外国用船の船籍国(海事レポートH16より)
国名 隻数 千総トン
パナマ 1,315 45,312
リベリア 98 4,013
シンガポール 71 2,695
フィリピン 56 1,479
香港 48 2,041
キプロス 36 768
その他 146 4,666
計 1,770 60,974
先に示したパナマ籍船の船腹量の36%は、実質日本船です。
また、国連貿易開発会議 (UNCTAD)は、世界の商船における実質船主国を公表していますが、1位はギリシャで19.5%、2位は日本で13.6%です。
このように見てみると、日本が行っている海上輸送の規模がいかに大きいかがわかります。
Posted by うっちー at 17:43 | 海上輸送 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)