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某不動産会社から日本財団に転職して、15年がたったとき(2006年6月)にはじめたブログ。
ボランティア、福祉車両、海洋、広報など、様々な事業に携わってきた
勤続15年の区切りとして、徒然なるままに携わった事業の背景や現状、その他諸々の事柄について、気の向くままに書いてきました。
今の仕事(財務)や子育てを通じた教育、スポーツ環境など、これからも気の向くままに書いていきます。

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日本の海上輸送規模[2006年06月20日(Tue)]
昨年、世界の海運の現状について調べました。

船舶には「船籍」と呼ばれる国籍があります。
国別で船舶保有量の多い順に並べると以下のようになりました。

 国名       隻数     千総トン
パナマ      6,302     125,722
リベリア     1,553      52,435
バハマ      1,297      34,752
ギリシャ     1,558      32,203
マルタ      1,301      25,134
シンガポール  1,761      23,241
キプロス     1,198      22,054
ノルウエー    2,253      20,509
香港         901      20,507
中国        3,376      18,428
日本       7,151    13,562
英国        1,594      10,844
ロシア       4,950      10,431
米国        6,185      10,409
イタリア      1,504      10,246
小計       42,884      430,477
世界の合計   89,899      605,218
占有率        48%        71%
(2003年末 対象は100総トン以上 船腹量10,000千総トン以上の国 (ロイド船級協会資料より))

しかし、先進国の船主は、登録税、固定資産税などの軽減や、賃金の安い外国人船員を雇用して運航コストを下げることを目的に、保有する船舶をパナマ・リベリア・キプロスなどの諸国に便宜的に置籍しています。このような船舶を便宜置籍船と呼んでいます。
日本の企業も、多くの便宜置籍船を保有しています。
日本商船隊と呼ばれる日本関係企業が使用している船舶を日本籍船と便宜置籍船に分けて示すと以下のようになります。

              隻数   千総トン
日本籍船 貨物船 54    2,898
       タンカー  49     5,101
        計    103    7,999
外国用船 貨物船  1,489   47,239
       タンカー  281    13,735
        計    1,770   60,974
       合計   1,873    68,973

さらに外国用船の内訳をみると、

外国用船の船籍国(海事レポートH16より)
 国名      隻数     千総トン
パナマ     1,315      45,312
リベリア      98       4,013
シンガポール   71       2,695
フィリピン      56      1,479
香港        48       2,041
キプロス      36        768
その他      146       4,666
  計      1,770      60,974

先に示したパナマ籍船の船腹量の36%は、実質日本船です。
また、国連貿易開発会議 (UNCTAD)は、世界の商船における実質船主国を公表していますが、1位はギリシャで19.5%、2位は日本で13.6%です。

このように見てみると、日本が行っている海上輸送の規模がいかに大きいかがわかります。

Posted by うっちー at 17:43 | 海上輸送 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

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