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某不動産会社から日本財団に転職して、15年がたったとき(2006年6月)にはじめたブログ。
ボランティア、福祉車両、海洋、広報など、様々な事業に携わってきた
勤続15年の区切りとして、徒然なるままに携わった事業の背景や現状、その他諸々の事柄について、気の向くままに書いてきました。
今の仕事(財務)や子育てを通じた教育、スポーツ環境など、これからも気の向くままに書いていきます。

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神様のカルテ[2011年02月28日(Mon)]
夏川草介氏の 『神様のカルテ』 『神様のカルテ2』 (小学館 各1,470円税込)を読みました。

第一作目の 『神様のカルテ』 は、第10回小学館文庫小説賞受賞、2009年8月に発売、2010年本屋大賞2位、2010年9月に 『神様のカルテ2』 が発行されています。

さらに、今年2010年8月には映画化されることが決定しており、まさに今旬の作品と言えるでしょう。

しかし、『感動の作品』という紹介には、それだけで片付けてしまっていいのか、という疑問が残ります。

確かに、主人公の栗原医師や勤務先の病院の医師、看護師などの医療関係者には、感動もし、感謝の念も持ちます。また、栗原医師の妻、病院の古狐先生こと内藤先生の奥様など、医療関係者の内助の功など、葛藤を抱えながら生きる人間を描きだした作品として、とてもよい作品と思います。多くの人におススメできる本だと思います。

しかし、私には、医師でもある著者夏川氏は、よりよい医療を実現するために、小説という手段で、地域医療の現状を伝え、その改善を訴えたいという、強い意志が込められていると感じました。

『良心に恥じぬということだけが、我々の確かな報酬である』という信念のもとに、日夜休日もなく、患者のために働く地域医療、特に救急医療従事者に、『医者としてではなく、人間の話をしているのだ』と語らせる部分は、確かに感動的ではありますが、それだけで終わらせてはいけない、というような思いを抱きました。

もちろん、そんなシリアスな面ばかり強調するよりは、感動的な映画として、多くの人に見てもらい、そこから、こうした現実的な側面を知ってもらえればよい、とも思います。

などと、書いてきましたが、そもそもこの本を読んだきっかけは、私の妻が話題の本なので買って欲しいといわれ、先に娘が読み終えてから回ってきたものです。

娘とは、地域医療の大変さで共感し、映画で演じる俳優についても、桜井祥くんだとかっこよすぎるよね、と一致しました。

Posted by うっちー at 08:23 | 本・映画 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)

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