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京都エコ修学旅行 IN 東山(祇園)報告 [2008年07月05日(Sat)]
7月4日、春日部市立中野中学校の修学旅行の一環で、35人の生徒を対象に京都エコ修学旅行を実施しました。エコ修学旅行は、生徒自身が「発見」をメモしながら歩き、ひとつのマップに仕上げるというプログラムです。折しも祇園祭のシーズンに差しかかり、京都の夏を体感してもらうことになりました。

うだるような暑さなのなか、知恩院三門前を出発し、八坂神社のある東山・祇園の周辺を歩きました。この日は修学旅行2日目ということもあり、多少疲れもあったようですが、そこは中学生の若さと好奇心でカバー。リーダーの心配をよそに、京都の文化的な奥深さに触れてくれたようです。
プログラム開始から大きな三門に圧倒され、長い階段を一気に駆けあがっていったグループは、上にあがると意外なほどの涼しさに感動していました。名所旧跡をあわただしく見て巡るのではなく、ある1ヶ所をじっくり味わいながら、自らの五感を通して暮らしを学ぶことこそ、エコ修学旅行の醍醐味です。

生徒たちの発見をいくつか紹介しましょう。夏の暮らしという点では、京都は盆地の地形条件もあり、蒸し暑い夏を涼しく過ごすための様々な工夫が凝らされています。京町家でかけられている簾も、そのひとつ。また、川床(鴨川では「かわゆか」、貴船では「かわどこ」と呼ぶ)で食事を楽しむ文化も今に伝えられています。

 こうした生活文化の担い手は、地域に住まう人々に他なりません。旅先で出会った人々は、多感な中学生に深い印象を与えるようです。何よりも、まちの暮らしに誇りをもつ人の語りには迫力があります。歴史を受け継ぎ、新たな挑戦をし続ける人々の息遣いに触れることで、ガイドブックには載っていない「京都」に出会うことができるのでしょう。知恩院でインタビューを試みたグループは、逆に「どうしてあんな重い鐘楼(約70トン)が、山の上にあるのだろう」と問題を出され、みんなで考えていました。

他にも、東山の風情のある町並み、古都ならではの景観に注目するグループもありました。「建物だけではなく、屋外機等にも景観を守る工夫がされていたことに驚きました」「昔ながらの路地が良い。機会があったらまた京都に来たい」という感想も聞かれました。



このように、地域文化の再発見やまちづくり、エコロジーなどの考え方は生徒にも伝わっているようです。とはいえ、私たちスタッフ(リーダー)が生徒の興味や関心を引きだしながら、京都というまちと生徒らをつなげるという点では、まだまだ多くの課題があると感じています。今後も工夫を試みながら、修学旅行のオルタナティブな実践として京都エコ修学旅行を皆さまと共に創っていきたいと考えています。 
(中島智)



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